マイクロフォーサーズ応援団

B級フォトサロン時々モノマニア

新・神戸百景「湊川隧道探検記」

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先日NHKで「ブラタモリ」神戸編で湊川隧道が取り上げられていて興味深く視聴しました。明治34年、竣工神戸市治水と市街地改造を目的として作られた河川トンネルで、会下山を貫通しています。現在は新湊川トンネルにその役割を譲りましたが、旧トンネルの呑口、内部は近代化遺産として保存されています。見学できるのかなと思って調べてみたら、毎月第3土曜日の13時~15時に一般公開されているということなので、神戸市民の端くれとして家人と二人出かけてきました。

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古い隧道へのアクセスは、新たに作られた斜路でアプローチする仕組みです。通路の左右には隧道や地区にまつわる古い資料が展示されており、なかなか興味深いものでした。当時としてはハイテクな技術を駆使して作られたトンネルだったようです。

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斜路から隧道へ入ったところ。思ったより大きく立派なトンネルでした。


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丁寧に積まれた煉瓦、風情があります。


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歩いていくと何やら人だかりが。


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ミニコンサートが開催されていました。


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演目は村上和幸さんの尺八。ホール効果でなかなかの音でした。


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当日はアマチュアカメラマンの姿もちらほら。なかなか絵になるところです。


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Uターンして再び斜路を上がると外光が眩しいです。短い時間でしたが興味深い体験でした。運営に携われておられるボランティア有志「湊川隧道保存友の会」の方々にお礼を申し上げます。

古い神戸は清盛の時代から栄えた兵庫地区と、東部の神戸地区の2つに別れており、旧湊川によって分断されていました。この旧湊川を付け替えた事により兵庫地区と神戸地区が一体化され、その後の市の発展に寄与したそうです。行政ではなく民間資本で行われた大工事だとか。長らく神戸で人間やっていますが、知らないことがまだまだあり勉強になりました。

さて当日はE-M1markIIと24-100mmF4を持ち出しました。F4開放(ISO1600)で0.3sec~1/6程度と非常に厳しい光量でしたが、見事に被写体を捉えてくれました。かなり動体ブレしているコマが多かったので駄目かなって思ってチェックしてみたら、見事に止まってました。恐るべし6.5段補正の実力! ノイズもかなり減っていますし、ダイナミックレンジの拡大も体感できました。初代もまずまずの画質でしたが、3年分の進化は大したものです。APS-C相手なら、画質的には不満を感じることはないでしょう。ブルンとしたシャッターフィーリングは快感の一言。

相変わらずスカタンな操作系については・・設計陣の頑固さには呆れ果てるばかりです。現場で使う機械というのは、なんでもできるという高機能より、シンプルで直感的なIFが最重要だと思うのですが。かのスティーブ・ジョブスは言っています。「なにを足すかではなく、なにを捨てるかが難しいのだ」。至言であります。カメラではキャノンが一番この思想に近いですかね。

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ちょっとだけチェック。M.ZD 25mm F1.2 PRO

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多忙でなかなか時間が取れないのですが、散歩のついでに25mmF1.2をちょっぴりチェックしてみました。巷での評判とおり、F1.2開放から十二分に使えるレンズです。なんといってもボケ味がよく、高解像度レンズでよく見られるような煩さがありません。アウトフォーカスへの滑らかな繋がりもナイス。F1.2 ※以下、すべてJPEG撮って出し

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12-100mmF4のようなひと目で分かるカリカリのレンズではなく、やや軟調ぽい印象ですが、実際は等倍チェックするとしっかり解像しています。ふむ~オリンパスらしくない印象で面白いです。F1.2 

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大口径ながらまずまずの逆光性能です。直射日光を入れてもフレアやゴーストは少ないです。高級レンズだけあってレンズ内部の防眩処理やコーティングが効いているのでしょう。レンズガードを外すともっと良くなるはず。F2.0

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パナライカの濃密な色調と比較するとややあっさり目の印象。もちろん画像エンジンのチューンにも左右されますが、いわゆる色乗りのよいレンズではありません。ナチュラルなトーンですが、これはこれで良いという人も多いはず。少し絞れば周辺部の画質、光量落ちも悪くありません。F4.0

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Mフォーサーズの利点として被写体に寄れることが挙げられます。このレンズも換算0.22倍まで寄れますのでテーブルフォトには十分です。背景が煩くなるような被写体ですが、素直できれいなボケです。ピントが甘く見えますが蕾はバッチリ解像しており不満はありません。F1.2

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Mフォーサーズは深度が深いだけに、この作例のような写真は望遠でないと撮れませんでしたが、さすがにF1.2ともなるとこの通り。出番が多くなりそうです。電子シャッターが1/32000秒(E-M1markII)までフォローしているので、NDフィルター脱着の手間がなくなり大いに楽ちん。

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F1.2とF1.8を比較してみました。フルサイズのような大きなボケは期待できないので、F1.8よりボケが目に見えて多いというわけではありませんが、このレンズの凄いところは画質を犠牲にしていないところ。F1.8まで1段絞ってもぱっと見、画質は向上していません。つまり開放で十分の実用画質を確保しているわけです。14群19枚は伊達じゃないのですね。

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この手のレンズは最短域になるとAFが厳しくなり、MFの出番も多くなりがちですが、25mmF1.2に関しては快速AFで全く問題ありませんでした。ボディの進化と最新設計のレンズの組み合わせは極上であります。昔はハイスピードレンズといえばボケ味より、その名の通りシャッター速度を稼ぐメリットが重視されており、通常は画質の悪い開放を使わず1~2段絞って使ったものです。しかし最近の高性能レンズは開放から使えるのが当たり前になってきました。その中でも25mmF1.2はとびきりの一品と見ました。さて次回はもう少し絵になるところで写真を撮らねば(汗)

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Mフォーサーズだってもっとボケたい~M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO

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マイクロフォサーズレンズといえばコンパクト&リーズナブルがアドバンテージでしたが、ここ一二年はぐっと高級&高額化が進みましたね。オリのサンヨン、24-100mm、パナの24mmF1.4、42.5mm f1.2、いずれも素晴らしい性能で、私のような貧乏人は垂涎の一言。私自身はフィルム時代から大口径ハイスピードレンズが憧れで、MFTながら大きなボケが期待できる42.5mm f1.2に傾いていたのですが、私の周りにポートレートにふさわしいモデルがいないので(爆)実用性で勝る25mmF1.2を試してみることにしました。

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フィルム時代は50mmF1.4がレンズキットで購入できたので、ニコン、キャノン、ミノルタ、オリンパスをそれぞれ使い込みました。そんなこともあって50mmの距離感というのは体に馴染んでいて扱いやすいです。さてこのオリンパス製25mmレンズは期待の大口径ではありますが、フルサイズF2.4相当なのでボケ量に関しては割り引く必要があります。できればF1.0にチャレンジして欲しかったですが、種々の事情で実用化を断念したとか、うむ。F1.0にはパナにチャレンジしてもらいましょう(ただし買える値段でお願いします)。

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当初はより大きなボケが期待でき価格もリーズナブルなシグマ製30mmF1.4も検討していましたが、ネットでの作例からでもわかるM.ZD 25mm F1.2のボケの美しさ、開放から使える解像感とコントラスト、鏡胴の仕上がりの良さなどもあって、ついにポチッと誘惑に負けてしまいました。

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まだ試写に出かけていませんが、そこそこ寄って撮ればボケ量に不足はありません。ストリートスナップで背景をぼかしたい場合は素直に大口径中望遠を使うべきでしょう。それにしても素直できれいなボケです。さすが開発陣がボケにこだわったというだけあります。パナライカ25mmf1.4も引けをとらないナイスな描写をしますが、AFは段違いにオリが早くストレスを感じません。開発時期の差でしょうか。オリ25mmF1.8もバリューなレンズですが比較するのはナンセンス。何れにせよ魅力的なハイエンドレンズが揃ってきて、マウントの格がぐっと向上しましたね。

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追いつき追い越せの結実 オリンパス OM-D E-M1 Mark II

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久方ぶりのカメラレビューです。昨年末登場以来、その高性能でマイクロフォーサーズ(以下MFT)はもとより一眼デジ派の関心も獲得したE-M1 Mark II、やっと当方の手元に届きました。というのも購入する気はあったのですが、なにぶん地方都市、実機がどこにも展示されておらず、手にとって感触を試すことができません。先行して12-100mmF4は購入していたものの、安いカメラではないので躊躇しているうちに、1月末のキャッシュバックキャンペーンが終了。「もうええわ~」と値下がりを待っていたら、キャッシュバックキャンペーンが3月末まで延長。いまだ当地では実機が展示されていないという状況ですが、ネットでは在庫も見かけるようになったので、エイヤ!で注文しました。

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E-M1 Mark IIに関しては、プロからアマまで有用なレビューがたくさん報告されていますので、当ブログではフィーリング主体の定性(独断&横着)レビューでレポートします(汗)。実機は先代の作り込みをそのまま踏襲した仕上がりで、ハイエンドにふさわしくスイッチ類の感触も良好、CN二強のそれにも引けはとりませんね。オリンパスはフィルム時代からから作り込みは上手くてそつがないです。個人的には盟友パナソニック的なオーソドックスな操作系を期待していたのですが、変な自信を持っているのか相変わらずのギミック操作系で、ちょっとがっかり。まぁ先代で慣らされているので使えますが(-。-) ボソッ。

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評価できる点は右肩上面に取り付けられたアイレット。これはいいです、ストラップとシャッター周りとの干渉が大きく減少しますね。モードダイヤルについては、SCNやフォトストーリーのおまけ(初心者)モードが廃止され、カスタムモードが3つ設置されました。やっと普通になったということでホッ。不評の左肩電源スイッチについても見直しはなし。一等地のF2ボタンは割当機能が増えたのでまぁ良しとしますが、本当は独立したドライブやAFモードを付けてほしいところ。まぁそうなると操作系の全面見直しとなるので仕方ないですかね。

AFパッドが使えるようになったのはありがたい。この機能だけでもパナ機を評価していたぐらいですから。望遠やマクロ時はEVFを覗き込みますので、測距点を直感的にさっと移動できる機能は大歓迎。僕は物撮りをするのでデジタルシフトをよく使うのですが、ON-OFF時の変なふるまいが修正されました。使ったことのある人ならご存知だと思うのですが、やっとストレスから開放されます。嬉しい改善です。総じて初代機の操作系を踏襲しつつ、改善改良+機能追加に努めたということでしょうか。大きな声(不満)には耳を塞ぎ、小さな声にはコツコツと応えたという感じ(笑) グリップはいいです。相変わらず小指は余りますが、安定度が増しました。まずは全体的に評価できる仕上がりです。

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さて話題の最強手ブレ防止~「実際どんなものかいな?」と半信半疑で24-100mmを装着してテスト。結果は「ギョ!ギョ!ギョ!」。なんと1.5秒でもぶれませんせんでした。地球の自転まで考慮するレベルの補正性能というだけあって、素晴らしいの一言。ここぞで威力を発揮する掛け値なしの6.5段、開発陣の努力には素直に拍手したいと思います。

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E-M1 Mark IIの購入動機といえば、やはり素晴らしい進化を遂げた動体AF性能。すでにネットでは最強D500に肉薄するという賛辞が喧伝されており、AF-Cが弱いと長年叩かれてきたミラーレスはここへ来て大いに地位が向上しました。野鳥撮りが趣味の私は一眼デジも含め色々試してきましたが、やっとMFTで落ち着きそうです。組み合わせるレンズについては本当はサンヨンと言いたいところですが、貧乏自営業なので資金枯渇~とりあえず手持ちのパナライカ100-400mmで練習してみます。このレンズでもネットでは素晴らしい作例を目にしており、写真は「機材ではなく腕やな」と改めて再認識しております。作例はまたの機会にでも。

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可愛い置物??

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先日、街の雑踏を歩いていたら喫茶店のサンプルが面白かったのでチョロスナ。あら、EVFの隅に何やら小さい物体が…「うん?」 

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よく見ると3cmほどの小さなつがいの小鳥、誰が置いたのでしょうか。店の人ではないでしょうし、置いた高さから見て子供でもなさそう。可愛い泥人形の小鳥、完成度から見て手作りに思えます。ちゃんとディスプレイしているので忘れ物ではなさそう。落とし物でしょうか、きっと心の優しい人が拾って置いたのでしょう。ちょっとほっこりした冬の黄昏でした。

祝!トヨタ、WRC復帰第2戦で優勝\(^o^)/…したのはいいのですが。

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少し古い話ですが(2/22)やりましたね、トヨタ! レース好きの章男社長も快哉を叫んでいるのではないでしょうか。18年ぶりのWRC復帰1戦目のモンテカルロでいきなりの2位、そして復帰2戦目のスウェーデンで優勝とは、おそれいりました。マシンは名ドライバーマキネンが開発に参加したヤリスWRC。あのヴィッツをWRCカーに仕立てたもので、なかなか精悍です。ラトバラの素晴らしいドライビングとスタッフのサポートで見事勝利をもぎ取りました。僕は「栄光への5000km」からのラリーファンなので(ふる~)、先が楽しみです。トヨタは優勝目前のル・マンで最終回の悲劇があっただけに、関係者は喜んでいるでしょうね。

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日の丸といえば、F1復帰3年目のホンダ。新レギュレーションのもと、大いに刷新した2017年型エンジンを期待していましたが、なんとテストランで故障の連続~タイムも伸びず、馬力が向上していないようです。この調子ではメルセデスどころかルノーとも戦えません。マクラーレン・ホンダといえば、かってセナとプロストの両雄を抱えた常勝チーム~変われば変わるもんです。レースの世界はブランクが空くとなかなか勝てるものでないということはわかりますが、トヨタのWRCも18年ぶりですからねぇ。やはり企業の勢いの差なんでしょうか(-。-) ボソッ 昔日の栄光を知る者にとっては辛いです。頑張ってほしいなぁ。


10年間、ありがとう

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今朝、我家の猫が天国に旅立ちました。悪性の腫瘍で去年の秋から闘病していました。主治医さんからは引導を渡されていたので覚悟をしていましたが、正直へこみました。昔、我が家で可愛がっていた初代の猫も腫瘍で死にました。先生によれば血統書のあるような猫は長生きできないそうな。可愛く作られた分、遺伝学的に無理があるのかもしれません。動物は人間ほど寿命が長くないので、飼い主が見送ることになりますが、それでも寿命が全うできないのは不憫です。

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10年前(2016/7)に来たときは、生後3ヶ月ばかりの小さな臆病者でした。スコティッシュフォールドの牡ですが、血統書に書かれた性別が牝だったのには大笑い。その後熱帯魚の水槽に落ちたり、靴フェッチになったり、雀を捕まえたり、家人と並んで食事をしたり、子供のいない私たちにとっては家族の一員でした。愛想の悪い猫でしたが、家人にはよくなついていました。昔は仕事が忙しく、当時飼っていた猫達を100%可愛がってやれなかったので、その分の愛情をこの子に注いでいました。長い間一緒に暮らしてくれてありがとう。