最安最強バリューかも Canon IXY 160

カメラを持ち出さない時に限って、面白い被写体に出会うことがあります。といってスマホでは全く写欲が湧きません。先日購入したG7Xはコンパクトと言っても1インチセンサー、ごろんと重く、今日は写真を撮るぞぉという日以外はNG。手持ちで一番小さいカメラはS110ですが、家人に取られたまま帰って来ません。GRD4を手放したことを激しく後悔する私。

そこでメモ代わりのミニカメラを物色しました。PowerShot N2とIXY 3が最終候補で残ったのですが、ポチッと逝く前にAmazonで見つけたのがIXY 160。なんと8,717円!お値打ち〜〜(ジャパネットたかた風に叫ぶ)

まぁ、この価格帯のカメラに興味がなかったので、相場を知らなかっただけだとおもいますが、さすがに1万円を切ると激安に感じます。最新2015年モデル、豆センサーながら2000万画素(笑)最近では控えめな28mm始まりの8倍ズーム、無理がなく画質に期待が持てそう。

IXYシリーズだけあってスリムでお洒落、G7Xより一回り以上小さく感じます。重量にいたってはG7Xの308gに対して127g(実測)なんと半分以下、正真正銘ポケットサイズ。最後に…こいつはCMOSじゃなくてCCDなんです、うふふ。

問題は画質、このところ購入したコンデジには続けて期待を裏切られていますので、きっちり検証してみました。まずはマクロから。左側IXY160、右側G7X【F3.2】これは予想通りIXY160の圧勝(G7Xがだらしないというべきか)、1cmマクロの威力発揮。しかし測距点を選べないプア仕様が辛い。

左側IXY160、右側G7X【F3.2】IXY160の方が深度が深いのでシャープに感じます。暗部の階調性はセンサーの大きなG7Xに余裕がありますが、それにしても(-_-)ボソ

左側IXY160、右側G7X【F3.2】フルオートで撮られることを前提とした絵作りでしょうか、コントラストと彩度が高く見栄えが良いです。キャノンというよりオリンパスっぽい感じかな。▼以下IXY160作例、撮って出し

 

 

ちょっと試写してみましたが、光線が悪い条件にも関わらず予想より上々。CCDのご利益でしょうか。プログラムモードで補正をかけるより、こだわりオートモードで機械任せにしたほうが良い結果がえられ、テンポよく撮影できました。メモカメラ用途としては上等です。

XY160はキャノンの広大なラインナップの下から2番め(笑)ローエンドとの違いは手ぶれ補正搭載というありがたい仕様です。タッチ液晶じゃないとか、測距点が選べないとか、メニューに入らないと露出補正ができないとか、普段なら絶対妥協できないスカタン仕様ですが、ミニマムなデザイン、ミニマムな価格に免じて許すことにします(笑) ※補足)もちろんWiFiやフルHDなどという気の利いた(=余分な)ものは付いておりません。

落としどころか、再レビュー PowerShot G7X

去年の12月にもレビューしていますが、その後手離した末、思うところあって今回よりを戻したので再レビューいたします(笑)元々離婚の原因は、開放最近接時の酷い収差です、芯のあるハロは好きですが、表現として活用できるレベルではありません。大型センサー搭載のハイエンドコンデジ(以下ハイコン)の弱点というのでしょうか、G1X MarkⅡ、LX100、etcを早々と手放した大きな原因でもあります。

素晴らしいハンドリングとマクロ性能を持っていたGRDの再来を期待していたのですが、いかんせん世のハイコンは大センサーに移行しており、持ち重りするボディに慣れつつ、使い方を工夫していくしかありません。そこで、先日来、怒涛の1インチラッシュのキャノン機の中から、常用コンデジを改めてピックアップすることにしました。

まずはEVFとバリアングル液晶を持つG9Xはなかなか面白い存在です。1インチ機としては、Nikon1よりコンセプトに迷いがなく垢抜けていますね。ポチッと逝きかけたのですが、レンズがG7Xと共用の24-100mmというのがキャノンらしくてしょぼい。200mmあればねぇ。S120後継機?のG9Xも素晴らしくコンパクトでナイス。28mm始まりとかテレ側が暗いとかありますが、ボクの場合、接写が多いのでティルト液晶が欲しかったなぁ。でも値頃になれば買いますよ。G3Xについては大きすぎ、高倍率ズーム付きのミラーレスのほうが画質的にも有利でしょう。

ということで結局、G7Xを買い戻しました。前回あっさり手放していますので、今回はじっくり研究して使いこなす予定です(笑)

懸案のマクロ域をちょっと検証してみました。一番左は換算24mmF2で最近接の図。メーカースペックは5cmマクロですが、実測では筐体から4cm。中央は換算35mmF2.2。右は換算44mmF2.5。ワーキングディスタンス(筐体端から5cm)は少し拡がり、拡大率はアップしています。このカメラに関しては最広角側より、ぎりぎり5cmマクロで使える範囲でズームアップしたほうが良い結果が得られそうです。

画質的にはダメダメ。1〜2段は絞る必要があります。ISOは全て1600、ノイズについてはNikon1より良いかも。

左はデフォルトのカラー、右はお気に入りのポジフィルムカラー。彩度が高いだけでなく濃密な感があります。フジのベルビアシュミレーションより好きですねぇ、上手い色づくりだと思います。余談ですが、ポジというと、つい昔使っていたコダクローム64を連想してしまいます。当時はフジより数段よかったなぁ。人肌はコニカが好きでしたが。

以下、作例は全てJPEG撮って出し

NDフィルターを忘れていて1.5段ほどオーバーしましたが、ハイライトかなり粘ってます、えらい!

ちょっと絞ったので、まずまずかな(学習効果!)

良い描写ですが、やはりマイクロフォーサーズには叶わないかな。

可もなく不可もなくキャノンらしい手堅いプロダクト、使っていて楽しいカメラではありませんが、AE、WBともよく当たり、出てくる絵は悪くありません。こいつは軽快さには若干欠けるので、単独ではなくミラーレスの単焦点と組み合わせて使う予定です。

最後に一言、持ち重りする機体なので、エツミの小さなグリップを貼付してみました。正解!小さな手かかりですが、ずいぶん持ちやすくなりました。※旬外れ、トホホなレビューですいません。

7台目になりました PowerShot G7 X


先日、現時点で最強コンデジと喧伝されているLX100を購入しました。たしかにパナソニック渾身の力作で洗練された操作性にくわえ、大口径レンズが描く画質はなかなかのもの。しかしコンデジとしては大きく重くポケットに入れられません。わかっていて購入したものの、ちょっぴり反省。LX100は超コンパクトな大口径標準ズーム付きミラーレス機と考えるべきなのでしょう。

そこでまたも同じジャンルのPowerShot G7Xを追加購入しました。こいつなら何とかポケットには収まります(笑)数えてみるとPowerShotはこれで7台目、GRシリーズも歴代使ってきているので、この二つのブランドは私とは相性が良いのかもしれません。


早速試用してみました。従来のSシリーズの操作性とほぼ同じなのでマニュアルを読むことなく、すんなり操作できます。頭をひねるほど凝ったギミックはありませんし、メニュー構成も平易です。

画質的にも平凡というか、抜けのよいキャノンらしいそつのない絵作りです。気になるマクロ性能については、センサーが大型化した分、開放では収差がかなり出ますし、AFの食い付きも悪いです。まぁそこそこは使えますが。

レスポンスやタッチ液晶については価格に見合った品質でナイス。面白いと思ったのが、小さな部品の作り込み。ダイヤル類は切削加工が施され、アルマイト処理された赤いラインが地味に入っていたりしています。同社のkiss一眼よりよほど凝ってます。露出した液晶丁番はセンス悪すぎで、インセットのスライドヒンジで収めるべきでしょう。全体的にはライバルのRX100M3より垢抜けていませんが、右手のかかるスペースが広いので持ちやすさは上。

















青空ですが、陽が陰っていたので色温度高いです。作例はすべてJPEG撮って出し。

PowerShot G1 X Mark II レビュー


発売日に購入しPowerShot G1 X Mark II、先日出かけた折に試写してきました。コートのポケットに入らなくてがっくり。わかっていたこととはいえ重くてデカくて持ちにくいです。両吊りストラップで首に掛け携行するカメラなのでしょう。少なくともコンデジではありません。従来GRに代表されるハンドリングの良いカメラが好きなので、ため息が。しかし吐き出す絵は、期待通りで文句なし。いわゆる一眼画質でキャノンらしいヌケの良い絵です。高画質コンデジというより、パンケーキズーム付きミラーレスと考えれば納得。※作例はすべてJPEG撮って出し、リサイズのみ


AE,AF特に問題ありません。挙動は素早くストレス感じさせません。



コンデジは相対プラス寄りに露出しますが、この機種は正確でした。
AWBよく当たります。オートで十分使えます。



F2.0大口径+1.5型センサーの恩恵、ナイスなボケ味。



階調性は十分確保されています、白飛びには強いみたい。



周辺部も解像しています。問題ありません。



マクロ域はかなり甘いです。きちんと撮るなら絞る必要あり。



半日使ってみて、ハンドリングの悪さを除いたら、レスポンス、操作性、画質も上々と感じました。自分撮りできるタッチ液晶も実用的でした。惜しむらくはあと1.5cm右側へサイズを伸ばしていたら、持ちやすく操作しやすい電池持ちが良いカメラになったと思います。ボリュームを決めてから押し込んで設計したような無理を感じます(GRの持ちやすさ、自然な操作感はやはり出色)。マクロは画質も含め今ひとつですが、撮り方の工夫でもう少し良くなるかと思いますので研究してみます。全部入りPowerShotまずは80点の出来ですが、価格が高いので割り引いて70点かな。

届きました♪ PowerShot G1X MarkⅡ


コストバリューを重視する私にしては珍しく発売日に予約購入しました。大センサーを積むコンデジはもう珍しくありませんが、私が希望するスペック全部入りということで、予想外の価格には目をつむりました。もとよりPowerShotは昔からファンで、かれこれ数台使っています。さて届いた実機を手に取ると重たい!おまけにゴロンとして相変わらず持ちにくいこと、一瞬GM1を買うべきだったかと思いました(爆)


初代G1Xも購入を検討したのですが、画質はともかく、AFがとろい、寄れない、いまどき28mm始まり、コンデジにあるまじきレンズキャップ、実用性皆無の光学ファインダー、など許せない点が多すぎ、入手するに至りませんでした。


このような不満の数々が開発陣に届いたのか、今回のG1X MarkⅡのスペックには大満足。広角好きを満足させる24mm5倍ズーム、しかもF2-3.9と明るい、ボケ味も期待できそうです。ワイド端5cmテレ端40cmとマクロ性能もぐんとアップ、AF高速化に加え31点AF枠、自分撮り可能な180度タッチパネル液晶、デュアルコントリールリング搭載など、下手な一眼デジの上を行きます。地道に嬉しいのが、マルチアスペクトによるノートリミング3:2撮影、いやいや盆と正月を積み込んだようなカメラです。不細工ですが…ボソ。


識者によると、キャノンは一眼デジとコンデジとは開発部隊が違うそうな。昔からニコンかキャノンかと言われれば、あっさりニコンを贔屓にする私ですが、ことコンパクトに関しては、キャノンに軍配をあげます。すべてにおいてソツがなくバリューな製品を届け続けていますね。初代GRD登場以来GRDとPowerShotGを交互に使い続けているので、今後はGRの出番が少なくなりそうです。レビューはそのうちに。

驚異100倍ズーム!Canon PowerShot SX50 HS


鳥見用にキャノン400mmを導入以来、以前よりはチャンスロスが減りましたが、大砲より小型とはいえ三脚などの機材も含めると、mFTで撮っていた頃より手軽さが減りました。そこで、電車で行く都市公園巡り用に小型の高倍率ズームネオ一眼をゲットしました。

評価の高いパナソニックF2.4通し24倍機、フジ2/3センサー26倍機も検討しましたが、ネットでの評判や作例を参考に実機も触ってみて、結局キャノンに決定。パナの大口径レンズ、フジのクラスを超えたクオリティも捨てがたかったのですが、画質も含めトタールバランスの良さが決め手になりました。



操作性はPowershot Gシリーズに近い感覚、慣れているのですぐ設定できました。非常にコンパクトなボディに50倍ズームを仕込んでいるのに感心、レンズが伸びた望遠域でもなおコンパクトです。パワーズームは高速で動作するのでストレスはありません。

レンズ筐体には画角をワンタッチで加減できるフレーミングアシストがついています。1000mmをオーバーするような超望遠域では目標を見失うことが度々ですが、ボタンひと押しで広角側へシフトできるため、再度目標を視界に入れられます。指を離すと即座に元の倍率へ自動復帰、こりゃ実用的な仕掛けで、望遠をよく知っているキャノンならではです。



サンプル写真:左より24mm、1200mm、2400mm相当。光学50倍(換算1200mm)にくわえて2倍デジタルテレコンを使うとさほど画質を落とさずに100倍ズーム(換算2400mm)が可能です。さすがに2400mmともなると、遠くの豆粒小鳥が鳩より大きく写ります(笑)通常でしたら手ブレで被写体を捉えるのも困難な領域ですが、キャノン伝統のISは強力で三脚いらずです。



広角側が24mmから始まっているので風景の切り取りには非常に便利です。小さなセンサーですが、WebやL判プリントでしたら十二分、野鳥撮影についてはピントさえ合えば一眼画質に肉薄します。AFのとろさによる歩留まりの悪ささえ我慢すれば、軽くて楽なので鳥見のサブカメラとして、どんどん使う予定です。
<以下総括>
◎画質、機能、操作性が確保された実用50倍(100倍)ズーム機
△一般被写体ならまずまずのAFだが、野鳥には正直荷が重く歩留まり悪し
X価格相応でしかない質感、月並みなデザイン、しょぼいEVF



作例)28mm相当JPG撮って出し


作例)2400mm相当JPG撮って出し〜光さえ良ければかなり高画質

鳥撮りセット EOS 60D & 300mmF4


これから野鳥のベストシーズンを迎えますので、撮影機材を一新しました。いままでは小型軽量を生かしてM4/3とパナの300mm(換算600mm)の組み合わせでした。フットワークは抜群でしたが、思うような解像感がえられないことや、素早い動きの小鳥や飛ぶ鳥をEVFで捉えるのは難しく、ついに諦めました。いずれにせよ高額な大砲レンズは資金的に無理です(笑) そこで迫撃砲レベルで揃えるとなると、Nikonなら300mmF4D+テレコン、Canonなら400mmF5.6の二択になりますが、今回はキャノンで調達しました。キャノンの一眼は世界初コンピュータ搭載キャノンEF(73年発売)以来ですので、おそろしく久しぶり(歳がわかるなぁ〜)



EF400mmF5.6は登場以来20年という老兵ですが、デジタル時代を迎えてもその実力は御存知の通り一級品。実際AFは早いですし、スーパーUDレンズと少ないレンズ構成(7枚)が効いているのか、F5.6というスペックよりはファインダーを明るく感じます。組み込みフードや三脚座の操作性もよく、筐体の作りも安価ながらしっかり。S/Nをチェックしたところ2012年8月宇都宮製でした~ふむふむ。

ボディは鳥屋の定番7Dか軽量60Dにするか、ずいぶん悩みました。7Dの8枚/秒は魅力でしたが、操作がシンプルでグリップが手に馴染む60Dをゲット。試写したところ、特に問題もなく被写体を補足することができたので、まずは正解、ホッ。



足回りについては、三脚は手持ちのジッツオGT2541、雲台は小型ビデオ雲台の定番マンフロット701HDVをチョイス。カメラとのバランスはちょうど良い按配で、操作性も上々です。とりあえずパナから500mmF4と高速連写、高速追尾AFシステムが登場するまで使う予定です。まぁ数年はかかるでしょうがね(笑)
【独り言】これをきっかけに6D買ってしまうかも〜だってGH3思ったより高いもん〜


PowerShot S90 レビュー

さっそくS90を高感度チェックもかねて夕方の街に持ち出してみました。光線が悪いので作例は軟調でシャキッとしていませんが、あしからず(^^; 色については以前から好きな「ポジフィルム」に設定しています。Canonはやや淡泊な色作りですが「ポジフィルム」だとちょっと標準より濃厚に仕上がります。すべてJPEG撮って出し/i-コントラストON。


とりあえずレンズの描写に難はありません。ISO80 -0.7EV



暗部補償が効いており潰れていません。ISO80 -1EV



夕方の色温度を反映したAWB。正確と云えば正確です。ISO80 -1EV



十分な解像感、不満はありません。ISO80 -1EV



i-コントラスト、効き目は十分ですが設定はautoのみ。ISO80 -0.7EV



定評あるキャノンのAWB、以前より青みが減った印象?ISO80 -0.7EV



やはりレンズが明るいと、こういうシーンでもISOが低め。ISO160 -1EV



F2の作例、開放でもまったく問題ありません。ISO160 -0.3EV



レンズもさることながらレンズシフト式手ぶれ防止は強力。ISO800 -1EV



マクロは5cmまでOK、できれば1cmまで肉薄して欲しい。ISO200 0EV


公開された作例を見る限り、G11のレンズの方がやや高性能な印象を受けましたが、購入機で試写した限りS90のレンズも十分な性能です。何よりF2の明るいレンズは高感度センサーと相まって強力で、ISO800は十分実用と判断しました。改良を望みたい点としては、コンパクトを優先するあまりサイズを詰めすぎたこと。右親指を置くスペースが少ないためハンドリングが悪く、誤操作も多発しました。この手のカメラはマニア向けなので、ちょっと大きさを犠牲にしてもGRDを見習い操作性を優先して欲しいです。とはいえ自転車専用お散歩カメラとして購入した私にとっては、小さいほど有り難いですが。

相変わらずAEは露出過多傾向で-0.7~-1EVの補正が必要です。補正専用ボタンがあるので助かりますが、これは-3EVまでは絶対欲しいですね。この点については以前から改良が望まれていますが、頑固というか写真の下手な技術者には必要性がわからないのでしょう。AWBについては新しいエンジンで変更されたのでしょうか、以前より色温度が低くなった印象を受けました。タングステン光の多いシーンにはいいのですが、晴天時の爽やかさは少し薄れたような。i-コントラスト(暗部補償)の効き目は強力で逆光時に重宝します。できればautoのみでなく弱も選べるようにして欲しいです。私は階調よりコントラストを優先したい方ですから。

期待が大きかっただけに、色々文句を並べましたが、S90なかなかのカメラです。少なくとも夜を撮るならGRD2、LX3、G10より一枚上手です。ノイズが気になっている人なら買い換える値打ちはあるでしょう。しかしこの新しいSONY製CCD、私の好みからすれば吐き出す色に魅力がありません。どのみちレタッチするので平凡でも良いのですが、色にこだわる人ならチェックされた方が良いかと思います。電池の持ちはスペック通り、省エネモードでも300枚ぐらい。数撮る人なら予備電池は必携ですね。最後に一言、歴代Gシリーズのレンズは酷い歪曲でしたが、今回は大いに改善されています。やはり内部処理でしょうか。

PowerShot S90 来る!


最上のコンデジならGRD2、最強のコンデジが欲しいならG10というのが、先頃まで両機を愛用していた私なりの評価です。デジタル時代の習わしで、すでにどちらの手元にはありません(笑) 手放すきっかけはマイクロフォーサーズの購入です。GRD2の絵作りは大変好みですが、画質そのものはコンデジを超えるものではありませんし、G10もいまとなってはGF1並の大きさ重さですから、持ち出すのが急に億劫になりました。

メモがわりに家人のCX2を借りていたのですが、キャノンから前評判の高いS90がリリースされたので早速ゲットしました。F2レンズ、1000万画素高感度センサー、コントローラーリング、コンパクトな筐体など、魅力溢れる仕様です。早速持ち出して使ってみましたが、キャノン流のそつない仕上がりで第一印象はまずまず。スナップ専用機として見た場合、ハンドリングの良さ、フィット感は残念ながらGRDシリーズには遠く及びません。GRDはやはり別格と考えるべきかも。さて期待のコントローラーリングにはステップズームを割り当てていますが、回転方向が逆で慣れるのに時間が掛かりそうです。キャノンは露出がオーバー傾向ですから、専用の露出補正ボタンは有り難いです。作例については次回に。

PowerShot G10 私的コンデジ考


いまどき画素数を増やさないという心意気が気に入って購入したLumixLX3でしたが、早々に手放すことになりました。LX3の名誉のために云うと、決して不具合や画質のせいではありません。大口径と低ノイズを生かして夜の撮影では活躍してくれました。問題は最近購入したVAIOとの相性のせいです。ご存じのようにパナのセンサーは赤が少し浮いた感じになります。同じくAdobeRGB対応のモニターも赤が独特の傾向となります。この二つが組み合わさると赤系統がかなり不自然な発色になるため頭を抱えていたのです。よってカメラを交換することに~他のモニターでは気にならないのですが。

いわゆるハイエンドコンデジ、年中買い換えていますが、今回はPowerShot G10を選定しました。G7G9と使ってきましたが、今回のG10ではかなり完成度が高まったと思います。1470万画素というスペックはナンセンス極まりないと思いますが、高画素化に伴うデメリットを押さえ画質向上を果たしたのは、キャノンの技術力でしょうか。今回のバージョンでは色調が見直されたようです。ナチュラル志向というかますます色乗りが浅くなったような~以前はマイカラーのポジが好きだったのですが。

遅ればせながらやっとワイド化を果たしました。レガシーな操作系は評価できます。多用する露出補正が専用ダイアルになったのは二重丸。全体的にレスポンスがよくなりきびきび感がましました。電池の持ちがよくなったので、通常撮影なら予備電池は不要でしょう。視度調整付きの光学ファインダーも健在、直射日光下ではやはり有り難いです。液晶モニターも改善されています。以前のモデルは色が派手すぎで撮影データとの違和感が相当ありましたが、かなり解消されています。外観的にはグリップが改良されハンドリングがよくなりました。

現在市販されているハイエンドコンデジはNikonを除いて使いました。私の独断的総評では…
★RICOH GRD2
速写性に優れる最強のスナップカメラ。コンパクトさとハンドリングの良さは絶品。歪曲の少ないレンズも素晴らしい。練り込まれた操作系に加えて画質も悪くない。単焦点で腕を磨けるオンリーワン。次の一手が難しいが。
★RICOH GX200
24mmから始まるズームは使い勝手がよくGRD2の優れた操作系も継承している。しかし高画素化とズームレンズと引き替えに、ややチープな印象の画質が気になる。便利ではあるがGRD2に取って代わる存在ではない。
★LUMIX LX3
高画素化を押さえ低ノイズに配慮したコンセプト、F2の大口径レンズは二重丸。独特の絵作りは魅力的だが、時にバランスが崩れるので熟成が必要。グリップに工夫がないため、安定感に欠けコンパクトなサイズの割に重く感じる。ほぼ同じサイズ、重さのGX100を見習って欲しい。
★PowerShot G10
現時点では最強か。弱点は歪曲がかなり目立つレンズ~ソフト側の補正でもよいので何とかして欲しい。マクロも不満。本音を言えばもっと小さくして欲しいが、搭載機能から見てレンジファインダー機に替わるデジカメと考えれば充分コンパクトとも思える。

G10のような骨のあるカメラは一家言ある開発者がリーダーでないと生まれないと思います。少なくとも一眼レフの開発陣より面白みのある人材がいるようです。キャノンもまだまだ捨てたものではありません。