M.ZD 30mm F3.5 Macro 実写レビュー

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先日、ご紹介したM.ZD 30mm F3.5 Macroをフィールドに持ち出してみました。マイクロフォーサーズらしいコンパクトな鏡胴は、写真のGX7mkIIやE-M10mkIIにマッチングします。先行機種より半段暗い仕様ながら、35mm換算2.5倍相当と超寄れるマクロ性能には驚き桃の木。クラス的にはキヤノンのEF-M28F3.5マクロ(倍率1.9倍)と競合しますが、キヤノンはLEDという飛び道具がある代わりに、お約束の沈胴解除に加えてレンズの繰り出しが必要という、気の短い人間なら発狂しそうな仕様です(笑)

電源オンですぐに接写に入れるのは、当たり前ながらありがたい限り。最新設計ですから画質的にはノープロブレムでしょうが、問題はAF速度~低コントラスト、あるいは風にそよぐ草花にどれだけピントが追従するか? ボディはGX7mkII、JPEG撮って出し

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曇天で発色は今ひとつでした。パナボディなので色乗りはいいです。


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AFビシビシ~爆速パナ30mmに迫る速さ。ボディ側DFDの恩恵かも?


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ワーキングディスタンスが短いので、こわごわ近づいています(笑)


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きれいな円形のボケ~しっかり作られた絞り羽根です。


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ピクセル等倍。風でかなり悪い条件でしたが、ピントさえくればかなりなもの。


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ピクセル等倍。たしかに寄れます~感覚的にはコンデジマクロです(笑)


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もちろん一般撮影OK~よく解像しています。

懸念だったAFについては、兄貴分の60mmやパナ45mmより快速です。もっとも白っぽい低コントラストの被写体では迷うこともしばしば。デフォーカスした時は距離の調整やコントラストの高いエリアでリトライする工夫が必要です(釈迦に説法ですが)。あとは反射防止レンズコートのクオリティがアップしてくれればよいのですが。もっと抜けが向上するはず~PROクラスではないので仕方ないですかね。

レンズのことではありませんが、今回GX7mkIIの追尾AFを初めて使って感激の嵐! 従来ミラーレスの追尾AFはほとんどおまけで位相差AFのような実用性はありませんでしたので、用意されていることすら長らく忘れていました(笑) 被写体が風に揺れるのため「なんとかならんか」と設定を弄っていて発見(その程度のカメラマンとお笑いください)、試してみるとバッチリ追尾してくれます!

タッチパッドAFと組み合わせると屋外マクロ撮影には強力の一言。これはきっとDFDの威力だと思います。最近はオリの像面位相差AFばかりが喧伝されますが、どっこいパナも進化してました。E-M1mkIIのサブとしてE-M10mkIIを持ち出していましたが、これからGX7mkIIが多くなりそうです。

OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

紫陽花が終わりました そしてマクロ撮影のことなど

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今年は梅雨明けが少し遅れるそうですね。蒸し暑くて参ってます。さて花鳥風月には縁のないむさい男ですが、まぜか子供の頃から雨降りと紫陽花が好きです(笑) 毎年近所の植物園に紫陽花を撮りに行きますが、今年はバタバタしているうちにとうとうシーズン終了。せっかくなのでご近所の丹精を撮らせていただいてお茶を濁しました。

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マクロセッティングを大きく変えてみました。
昔からスナップはプログラム、その他もろもろは絞り優先、物撮りはマニュアルと頑なに固守しています(笑) ASA感度に制約があり、手ブレ防止もなかった時代にカメラ操作を覚えましたので、開放なら一番早いシャッターが切れる、描写がゆるければ1、2段絞るという単純なスキルの信者です。デジタル時代になってISO設定というパラメーターが増えましたが、コンデジやセンサーサーズの小さなMFTではその恩恵は少なく、せいぜいISOオート(上限800)で設定するだけでした。

しかしここにきてMFTの高感度画質向上や機能性向上を体感できるようになってきたので、マクロ撮影時(屋外)の設定を大きく変えることにしました。まず絞り優先からシャッター速度優先に変更しました。強力な手ブレ防止を搭載していますが、屋外では風や生き物の行動による動体ブレは必然です。そこで1/1000程度の高速シャッターを前提に、F8前後まで絞れるようにするためISO感度を800~1600に設定しました。

オリ機では低振動シャッター低速連写、パナ機ではLV中速連写を使っていますが、シャッターについては読み取り速度が向上しているので電子シャッターを使ったほうがよいかもしれません。AFCについては被写体によってAFSと使い分けていますが、ことコントラストAFCに関してはオリ機よりパナ機(GX7mkII)のほうが圧倒的に歩留まりがいいです。オリ製レンズでも好結果なので、例の空間認識AF「DFD」の威力かと思われます。

いずれにせよ、チェックはしているものの基本的には成り行き任せの絞り優先から、パラメーターを把握して撮るシャッター速度優先に変えて歩留まりが大きく向上しました。慣れ親しんだやり方を変えるというのは面倒で頭の切り替えが必要ですが、今回はむしろストレスが減ったということで大成功。この春、野鳥撮影用のセッティングを見直した時、いろいろ検証したことが役に立ちました。今頃何を~と笑われるかもしれませんね^^

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