超強力テレマクロ!M.ZD 300mm F4 PRO

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オリンパス謹製300mmF4を購入した目的は野鳥撮影ですが、花や昆虫などのネーチャーフォトにも使いたいという思いがあります。なかなか使う機会がありませんでしたが、先日仕事の合間をぬって六甲高山植物園へ、エーデルワイスを撮りに出かけました。ここは小さな高山植物を柵越えで鑑賞するというスタイルなので、正統的なマクロレンズではワーキングディスタンスが不足します。

そこで今回はテレコン付きサンヨンを持ち出しました。念のため60mmマクロも用意しましたが、結果的には使いませんでした。結果から言うと、昆虫撮影の先達たちのレビューとおり、極めて満足の行く結果が得られました。下手な作例ですが以下のとおりです。

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当初花を撮っていたのですが、よく見ると小さな虫たちがアチラコチラに。マクロレンズと違って離れたところから撮ることができるので、逃すことなくファインダーに収められます。久しぶりに熱中して家人を置き去りに(笑)

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テレコン付きサンヨンだと、倍率は35mm換算で0.48×1.4=0.67倍、ワーキングディスタンス1.4mになります。超望遠840mmで手持ちマクロというのは、普通なら考えられませんがE-M1の強力な防振性能でなんとか撮れました。今回は動体ブレへの対処もあり、私としては珍しくシャッター速度優先で撮りましたが、結果として歩留まりは良かったです。マクロ域のAFCについては今後の課題。風に揺れる花や虫相手には使えると思うのですが、なにぶん練習不足でいけません。

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使いこなすと面白そうなので、これからのトンボシーズンにはバンバン持ち出そうと思ってます。この手の写真は膝をついて撮ることが多いのですが、なにぶんマクロとはいえ超望遠なので、構図に被写体を導入するのも風がやむのを待ち続けるのも大変です。そこで次回は照準器と一脚を持ち出すことにしました。そこらの新機材については次回にでもご紹介します。

シギチに会いに 香櫨園浜~鳴尾浜

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春の大潮を迎えて、今年も恒例のシギチ観察に出かけました。今回は訪れたのは地元ながら初めての香櫨園浜(御前浜公園)です。ここは戦前、阪神電鉄が開発した海水浴場や遊園地を主体とするリゾート地として大いに賑わったそうですが、高度成長期の水質悪化を機に幕を閉じたとか。いまはその面影もなく静かな佇まいです。遠くに見えるのは人工島の芦屋浜団地。今回はM.ZD300mmF4E-M1markIIを初めて本格的に運用しますので、結果が楽しみでした。

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浜には夙川が流れ込み、小さな砂州が形成されています。白い点はユリカモメたち。


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大砲やスコープを持ち込むバーダーの姿もちらほら。


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驚き桃の木、カモメ程度なららくらく追尾~AFCの劇的進化にはいまさらながら感激です。


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かなりポイントが遠いですが、チュウシャクシギを視認。高解像度化の恩恵で大トリミング。


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コアジサシが水中から飛び出たところ。ちょっとピンぼけですが、補足率と歩留まりは以前使っていたD7100+400mmズームより上々。しみじみ今日までM4/3を使ってきてよかった(=半分本当、半分嘘)。しかし目と腕の悪いのはどうしようもありませぬ…

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1時過ぎには鳥が出なくなったので、近所の鳴尾浜へ移動しました。潮が満ちてきて砂州はかなり海面に隠れ始めていたのですが、それでも可愛いシギチ達が出迎えてくれました。

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チュウシャクシギとキョウジョシギがコンビで散歩。大トリミング


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この日はチュウシャクシギが多かったです。カニは大好物みたい。


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ミサゴが出ました。双眸を捉えることができプチ感激。


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キアシシギがうろちょろ。よく解像しています。


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カレイを咥えたダイサギ。一度落として慌てて拾っていました(笑)


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いやぁ、動体相手ではミラーレス最強の世評に恥じない高性能ぶりでした。腕が悪いのはひとまず置いておいて気になることもちらほら。AFSで時々ピンずれが出ます。パナ機ではめったに出ない現象なので気になります。できるだけMFで追い込めばよいのですが、鳥はちょこまかとよく動くので私の腕では追いつきません(汗) 近いうちにもう一度シギチ探鳥に出かける予定があるので、今日の反省を踏まえセッティングを再考したいと思ってます。

本日出会えた鳥たち
ミサゴ、ムクドリ、ウ、カルガモ、コガモ、オオバン、チュウシャクシギ、キョウジョシギ、キアシシギ、シロチドリ、イソシギ、ユリカモメ、コアジサシ、ダイサギ、コサギなど19種

M.ZD300mmF4をキャリーする HAKUBAルフトデザインリッジショルダーバッグ

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私の場合、探鳥するときは車移動がほとんどです。駐車場から超望遠レンズ付きカメラを肩にかけてポイントまで歩くだけなので、大きなカメラバッグを携行するということはまずありません。そのため従来は家から駐車場(少し遠い)までの間、望遠レンズをクッションボックス入りトート(綿製手提げ袋)に入れて運んでおりました。しかしサンヨンは大きいため新しいクッションボックスが必要になりました。価格を調べると30cmのサイズは1,800円もします。

熟考すること5秒、少し追金をしてサンヨンキャリー専用に新しいカメラバッグを新調することにしました。条件的にはフルサイズの200mm大口径ズーム(サンヨンとだいたい同じ)を入れられ、価格が安いこと。レンズを入れるだけなのでポケットなどの装備はシンプルでOK。結果的にはHAKUBAから出ているルフトデザイン リッジ ショルダーバッグMを選びました。尼価格3,927円とリーズナブル。

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いわゆるメッセンジャータイプではなく、奥行きのある昔ながらのカメラバッグの形態なので、見た目より大容量です。フロントだけでなく、左右にも大きなポケットがあるので小物の収納には便利ですね。洒落たデザインではありませんが、M4/3ならまず収納量で困るということはなさそうです。

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パーティションは不要なので全部外して、サンヨンを放り込んだところ。長さ的にはテレコンを装着したM.ZD300mmF4がピッタリ収まります。隙間にはブラケット付き照準器を入れた家人お手製クッションポーチを収めています。嬉しいのは余裕があるので幅広のカメラストラップがすんなり収納できること。余裕がないと苦労しますよね。持ち運びや車での出し入れに便利な掴みやすいハンドルもグッド、

価格の割に縫製も悪くありませんし、底面には汚れ止めの巾木が取り付けられています。安価な製品だと省かれやすいところですが真面目です。非常に安価なカメラバッグですが、パーティションがたくさんついておりアレンジ次第で、便利なバッグに仕立てられそうです。HAKUBAというメーカーはファッション性はともかく質実剛健かつリーズナブルで使いやすいものを提供し続けていますね。割りと好きなメーカーです。
HAKUBA カメラバッグ ルフトデザイン リッジ ショルダーバッグM

leica100-400mmの存在理由

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ちょっとオリの300mmF4PROを試写してみて、その解像力に感じ入りました。現在M4/3の超望遠は300mmズーム(換算600mm相当)を含めると計4本がラインナップされていますが、高画質を保証されているのはオリのサンヨンとライカ銘の400mmズームになります。絶対的性能でいえば、本来ズームが苦手とするテレ端と単焦点サンヨンのそれを比較すると、絶対的な解像力の差がはっきりと認められます。野鳥撮影において彼方にいる野鳥の羽毛のディティールをきっちり写し取ろうとすれば、M4/3では現状においてサンヨンが唯一の選択肢になります。しかしレンズの性能は解像力だけではありません。

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2つを並べてみるとサイズの違いが明らか。400mmズームはサンヨンより一回り小ぶりで、重さも1kgを切っておりサンヨンより285gも軽いです。マイクロ・フォーサーズのメリットを具現化した超望遠ズームレンズですね。従来使っていたミラーレス用カメラバッグに400mmズームならなんとか入れられますが、サンヨンは二強の200mm大口径ズーム並みのサイズなので、DSLR用のカメラバッグが必要になります。サンヨンと比べられることの多い400mmズームですが、野鳥マニアならともかく一般的な望遠撮影なら十分な画質で、便利なズームの恩恵を受けられます。テレ側F6.3に抑えられているとはいえ600mm相当域ではF5.6で、決して暗いというほどではありません。

取り回しのサイズ、画質、価格を考慮すると、あらゆるマウントの中でも現在もっともバリューのある超望遠ズームレンズではないでしょうか。サンヨン用に新しく大きめのカメラバッグを購入しなければいけなくなった管理人の感想です(笑)

ハンズオンレビュー M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

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オリンパスのサンヨン、デビュー以来、その凄まじい解像度で人気はうなぎのぼり。その高性能を活かせる最新ボディがまだ登場していなかったこともあって、パナ党の私はサンヨンではなく、DFDに対応し強力なISを搭載するLeica Vario-Elmar 100-400mmを選択しました。しかしその後、E-M1markIIを購入。従来とは次元の違う動体AFを体感してからは、サンヨンを待ちわびることに。

やっと先日届いたので、手に取った感想なりをご報告します。Leica100-400mmほどコンパクトではありませんが、M4/3らしく十分コンパクトで大きめのバッグなら収まります。高価なだけあって作りはいいです。フォーカスクラッチやピントリングの感触も悪くありません。

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このレンズのアドバンテージといkえばその高画質は別にして、とてもできの良いスライドフードとアルカスイス互換三脚台座でしょう。40-150mmF2.8のスライドフードは利便性はともかくレンズサイズに比しての仰々しさがワタシ的には今ひとつでしたが、このサンヨンのフードは見た目のバランスがよく、作りも精緻感があってナイスです。動きもスムーズで文句なし。

台座については、ビデオ系を除いてアルカスイス互換が業界標準になりつつあるので、恩恵を被る方も多いと思います。かくいう私もこの撮影でさっそく使いましたが、もちろん脱着に問題はありませんでした。

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しかしオリンパスという会社は昔からデザインや作り込みがうまいですね、社風でしょうか。反面、マニュアル類の貧相さ、パッケージ類のちゃちさ、FAQサポートなどは、二強とは比にならずマイナー感が漂います。おそらく手抜きというよりは組織が小さい分、開発リソースが足りない、あるいはアウトソーシング部隊を管理しきれていないのでしょう。商品開発と同じくらいSPやマニュアル作りは手間がかかりますからねぇ。

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小型・軽量・リーズナブルで登場したM4/3ですが、オリのレンズ技術を見せつけたのがプレミアムシリーズ。そして今度はPROシリーズでまたまた瑞光の名を上げたように思います。12-100mmも凄いレンズだと思いましたが、こいつも素晴らしいです。
ところでこのレンズにはデコレーションリングが同梱されているのですね。40-150mmF2.8では同梱されていなかったので、てっきりサンヨンもオプションだと思い別に注文してしまいました。別売商法に慣らされてしまったユーザーの悲哀です(泣)

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ちょっと外へ出て動作確認~日没前で条件は悪かったですが…


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等倍で見ると色褪せた古いシールの文字が読み取れました、恐るべし瑞光!

予算と撮影スタイルが理由で、据え置き前提のいわゆる大砲を購入したことはなく、400mmズームクラスを色々使ってお茶を濁しておりました。過去ワタシ的に一番高画質だったのはEF400mmF5.6ですが、ちょっと試写した限りではその上をいく結果でした。強力な内蔵ISという武器もあり、高いと思っていた価格もそれほどでもないかと思い始めたり(この感覚に慣れると怖い)。これからのシーズン、野鳥を撮りに行くのが楽しみになりました。結果は近いうちに。