RICOH CX2がやってきました


家人専用のカメラを二年ぶりに買い換えました。家人は撮るものが主に猫、鳥、花となりますので、10倍ズーム、マクロ、速写性が選択条件となります。各社高倍率ズームには力を入れており、選ぶのに苦労しました。オリンパスは小さく洒落たボディですが画質に難あり、加えていまだXDでボツ。パナの12倍ズームは売れているだけに全てにそつがなく一番候補でしたが、GF1を使う予定もあり今回はくパス。Canonの10倍ズームは高画質でレンズ内手ぶれ防止が魅力ですが、大きいボディとリトクラブルストロボが×。結局消去法でRICOHの新作CX2に決定しました。

このカメラの魅力と云えば、まずはレガシーなフォルムでしょう。試写してみましたが使い勝手も悪くありません。GRゆずりの画質もまずまず、AWBも以前よりかなり進化しています。非力な手ぶれ防止はご愛敬。プレAFは猫撮りに便利かも。この手のカメラは日進月歩ですね、凄いの一言です。多彩なマニュアル機能が豊富なカメラですが、家人はフルオートしか使えませんので、猫に小判です。使っていないときはレンタルOKとのお達しをいただきましたので、隙をみてマイセッティングを登録しておかなければ(笑)

帰ってきたRICOH GRDⅡ


メーカーサポートに納得がいかず、RICOH GX200をDMC-LX3の下取りに出したことは以前書きました。そもそもGX200を使う前はGRD2を使っており、その使い勝手や画質に大きな不満は感じていませんでした。ただ何台もコンデジを持っていても仕方がないので、下取りに出した訳です。いまはPoweShot G10を使っていますが、こいつは素晴らしい出来で、現在最強のコンデジと云っても差し支えないでしょう。しかし高機能とボリュームはやはりトレードオフで、ポケットからさっと取り出せる身軽さはありません。はっきり言ってごろんとしたカメラです(笑)

元来が小さいカメラが好きでフォサーズを使い始めたくらいですから、このところGRD2を手放したことを悔やんでいました。G10の5倍ズームはたしかに便利で、通常のスナップなら一眼デジの必要性を感じないぐらいですが、私のような街撮りが好きな人間から見ると弱点もあります。以前から指摘されている広角の歪曲は改善されていませんし、マクロにも難があります。カメラは画質だけでは語れず、最強のコンデジと言えども最強のスナップシューターではありません。人混みで使えるカメラといえば、経験からしてGRDファミリーにとどめをさします。

GRD2はすでに生産終了で価格がこなれています。GRD3を待つという選択肢もあるのですが、時期的にオリンパスのmicro4/3と重なるのでパス、GRD2を再度購入することにしました。交換レンズより軽いのでG1のサブとしても好適です。近頃は通りで写真を撮るなど言語道断という風潮ですが、これ位小さくなると堂々と構えていても誰も気にとめません。いわゆるキャンディッドフォトを撮りやすいカメラというわけです。GRD2を手にするのはほぼ1年ぶりですが、しっとり手に馴染むレザーは最高。欠点は熟知していますのでG10と使い分けになるでしょうね。

DMC-LX3 プチ改造


9/14、ktokuriさんからGX200用レンズキャップをLX3に転用する件で示唆していただき、改造方法を検討しました。でもってプチ改造を施すことに。まずLC-1のバヨネット用突起をすべてルーターで削り落としました。次に本体側のねじ部分にシールテープを巻き、キャップを差し込みます。そのままではぽろんと外れるので2mmのイモネジで固定しています。問題はズームのためけられが発生すること、そこでレンズキャップの裏に高さ5mmの下駄を3カ所取り付けました。これでテレ側のけられを防ぐことが出来ます。ちょっとした工具を揃えた工作好きなら簡単な作業です。これで使い勝手が抜群によくなりました。コンデジにおける速写の決め手は、AFよりレンズキャップ(笑) ktokuriさん、ありがとう。

「低ノイズではあります」
前回チェックできなかった低照度下のノイズチェックをしてみました。さすが画素数を抑えただけのことはあり、ノイズは目立ちません。リコーのざらっとしたノイズを見慣れた目には、「ふむ!」といった感じ。ISO400は常用できそうなので、けっこう使えるシーンが増えそうです。★F3.2 1/80sec ISO400 -1EV

GX200 レビュー

ニューフェースを近所に持ち出してみました。GRD、GX100、GRD2と使ってきていますので新鮮味はないものの、インターフェースが手に馴染んでいますので、テンポよく撮影できました。試写のため愛想のない作例ばかりですがご了承ください。各種設定は露出補正を除いてすべてデフォルト、JPEG出しでリサイズ以外の画像レタッチはしておりません。


画質はGRD2とほぼ同等、GX100よりかなり向上。見た目の解像感も若干高まった印象。
24mm相当F5.1 EV-0.3 ISO64



しっとりして落ち着いた色目だが、微妙にマゼンタかぶり。
72mm相当F7.9 EV-0.3 ISO64



これだけ空が明るいと露出が引っぱられるが、それでもまずまず階調感が残る暗部。内部的な処理か。
50mm相当F7 EV-0.3 ISO64



ステップズームは単焦点5本分に相当。使い勝手が大変よい。
72mm相当F8.9 EV-1.3 ISO64



難しい被写体。朱色がやや浮き気味だが、色飽和はなくまずまずの再現性。
28mm相当F2.7 EV-0.3 ISO64



逆光テスト。ゴーストは押さえられておりフレアも少ない、立派。
35mm相当F5.2 EV-0.3 ISO64



暗い高架下。相変わらずノイズは多いが、上手く処理しているので気にはならない。1/10sec
24mm相当F2.5 EV-2.0 ISO154



AWBはかなり進歩。ほとんどオート任せでいけるだろう(はず)。
24mm相当F2.5 EV-0.3 ISO109



新機能の歪曲補正、右が補正後。劇的とまではいわないがかなり効果あり。
画像のけられが思ったより少ないので、常時ONで使える。


ファーストレビューは好印象で、GX100より画質機能共にかなりブラッシュアップされています。GRD2の時と同じく、サプライズはないものの正常進化といったところでしょうか。

★特に気に入った点は…
1.笑えるレンズカバーは優れもの。ぶら下げる一眼レフと違ってポケットに忍ばせることの多いコンデジでは、自動開閉のレンズカバーがスナップの大きな武器になる。
2.やはりステップズームはgood。画角を体が覚えているのでズーミングするよりフレーミングが速い。
3.ファンクションに露出補正をセットしているが、今回ファンクション2が追加されたので、常用するスナップAFモードをセットした。MYセッティングより私には嬉しい機能。
4.GRDからの継承だが右手のグリップ感は素晴らしい。これほど握って安心感のあるコンデジはないだろう。片手撮りも楽々。
5.24mmのワイド感はgood。このワイド感と標準域をワンタッチで切り替えできるのはリコーならでは。
6.新型液晶モニター、大きさもアップしたが表示品質もどんと向上、ファインダーとして十分信頼できる。
7.デジタル水準器、やはりあれば使ってしまう。建築や海には必需。
8.言わずもがなだが、AE、AWBともによく当たるので路上スナップには実戦的。
9.やっとロゴを換えてくれた…(苦笑)

▲少し気になる点…
1.コンデジに1200万画素も必要かな? このクラスを購入する人はベテランが多いはずなので、ノイズ減少、感度向上、ダイエットによるきびきび感アップをはるかに評価するはずだが。個人的には800万画素で十分。
2.苦心のEVFだが、今となってはまるで画素数不足。背面モニターがよくなっているので不要に思えるが、ギンギンの直射日光下では多少出番あり。
3.被写体によっては微妙なマゼンタかぶりが気になるかも。これは個性の範疇で、しっとりしたアースカラーや深いスカイブルーの要因でもあるので、好みが別れるところ。GRD2では特に気にならないから、GX200の新CCDにあわせたチューニングの結果だろう。私自身は後処理することも多く、基本的にはノープロブレム。
4.R8の方がデザイン的には、はるかに洗練されているなぁ~ボソッ。

●総論
便利なズームレンズがついていても、やはりGRD~GRD2の画質は冴えており、私の場合GX100がメインになるには至りませんでした。しかし今回のGX200は画質的にも相当練り込まれた感があります。もちろんGRD2の方が性根の部分で優れているのですが、Gx200の機能の方がGRD2の画質より、ややアドバンテージを持つに至ったという所でしょうか。

パナの新型LX3も作例を見る限り素晴らしい画質で大いに気になる存在ですが、スナップシューターとしてのトータルバランスでいえば、まだまだリコーがリードしていると思います。これら個性のあるカメラ、尖ったカメラがどんどん出てくると、ファンとしては楽しいですね。

最強のスナップカメラか GX200


昔から小型高性能っていうのが好きなので、つい買い物を繰り返してしまいます。今回はこのGX200です。先代のGX100もまずまずでしたが、あの紐付きレンズキャップ、GRDより面白みのない色作り、実用性が見えないEVファインダーなどの要因で手放してしました。最近は、完成度の高いGRD2とPowerShotG9を使い分けていました。GRD2についてはマンネリ感こそあれ、最強スナップカメラとしての座は揺るぎそうにありません。G9もいいカメラですが、広角側のえぐい歪曲収差が辛いところ~まぁ、200mm相当望遠とよく効くISでトレードオフでしょうか。

ところが最近自転車を購入し、市内をポタリング(自転車散歩)するようになってから、事情が変わりました。自転車は遠出できる反面、どうしても徒歩より撮影位置が限定されがちになります。概ねスタンスが被写体より遠くになりがちなので、単焦点のGRD2よりズーム装備のG9の出番が多くなります。しかしG9ってえぐい歪曲収差が泣き所、小さい割には重いしフォールディングもいまいち。バックを持たないポタリングにはGRD2ぐらいのボリュームがベストフィットなのです。

と思っていた矢先GX200が登場、笑えるレンズカバーもデビュー(爆) GX100で一番気に入っていたのはステップズームで、スナップには最高です。24mmというワイド感も被写体によっては使い勝手があります。RICOHも3台続けて使用し慣れていますので、今回はポタリングのお供としてGX200をチョイスしました。レビューは近いうちにでも。それにしても、このレンズカバーってガンダムやね、子供が喜びそう(爆)

GR DIGITALII レビュー 港の休日


リコーのコンデジは、今回のGR DIGITAL2で4台目となります。初代GR DIGITALのコンセプトには脱帽、リコーという会社のセンスを見直しました。よほどカメラ好きのスタッフや重役が揃っているのでしょう。これからもワンダーなカメラ作りを期待しましょう。

さて二代目のGR DIGITAL2、手にとっても殆ど変化はありません。有り難みがよく分からなかったパッシブAFは中止されましたが、スナップモードがあるのでOKです。最近は液晶でのフレーミングに慣れてきたので、大きく美しくなった画面は嬉しい改良です。とりあえず今回は、カメラ日和でうららかな神戸港へ持ち出してみました。正面の一突に日本丸と海王丸のマストが連なります。


2.本当に淋しくなってしまった神戸港。栄光の時代はもう終焉。


3.面白いので撮ってみたが、このバタ角は一体何?台輪だろうか。


4.釣れない釣り人の淋しい後ろ姿。二人の間を観光船が往く。


5.海上コンテナを運ぶトレーラーも今日はお休み。


6.通船が停泊する三突。晩秋の日差しが眩しい。


7.税関辺りは港湾関連のビルが並ぶ。


8.年代物のビルを覗いてみたら、洒落たお店が営業中だった。

がちがちのキープコンセプトなので、初代GRDと使い勝手はまったく変わりません。操作性は数あるコンデジの中でも断トツですね。使って便利だったのは水準器、風景撮りにはとてもナイス。全体的にキビキビ感は向上しています。困るのは押しづらいパワーボタン、誤動作防止とは思いますが、爪を立てないと押せないぞ。

気になる画質はGRDより確実に向上していますし、GX100よりも色乗りがよく好感が持てます。プロの試用報告ではGRDよりGX100寄りのチューンとありましたが、私にはGRDの絵作りを継承しているように思います。

GX100は絵のコントラストが低いので「硬調」をセレクトしていましたが、GRD2にはちょっとコントラストと彩度が高すぎました。次回からは「標準」に戻してみます。コンデジではPowerShot G9がトップ画質だと思いますが、リコーは今回のGRD2で追いついたのではないでしょうか。

スニーカーな高性能機 リコーCaplio GX100


星の数ほどあるデジカメの中で顧客満足度第一位、リコーGR DIGITALはあちこちでその良さが喧伝され、お高い値付けにもかかわらず、リコーの大ヒット作になりました。管理人も半年ちょっとほど大いに愛用、そのコンセプトの確かさに共感しました(まっ大体…)。

GRDは確かに良いカメラですが、半年ほど使ってみると、やはり単焦点の不便さ、21mmワイコンの大層さが気になってきます。そこでワイコンなしの24mm+3倍ズームにつられてGX100をゲットしました。GRの冠がない七徳ナイフですが、使ってみた感想は…

●GRDを継承したサイズ、重さ、グリップ感は秀逸。大変手に馴染む。
●GRDより色目は地味。AWBを「昼光」に、「色の濃さ」を+2にすると、まずまず。
●24mmからの3倍ズームはクール。単焦点のGRDほどストイックになれず気軽に撮れる。収差もかなり抑えられており、1/2.5CCD搭載の中級コンデジより1ランク上。
●ノイズは多目か。ISO400までが無難。
●質感はGRDより落ちる。GRDが特によかったというわけもないが。高価格なのだから、せめてCanonG7並の仕上がりは欲しい。
●着脱式EVFは意外と実用性あり。1:1のフォーマットも面白い。
●独自の操作体系だが慣れると便利で、カメラ好きの嗜好に応えている。
●いまどき自動開閉できないフタは不便を通り超して情けない。
●レスポンスがよく電池も持つので、撮影リズムがいい。ただしRAWはダメ(笑)

カメラ好きの技術者が、カメラ好きのために作ったカメラですね。しかしGRDのように作品を撮るためのサブ機と云うより、スニーカーなコンデジと考えたいです。写りが抜群というわけではありませんが、管理人とは相性がよく、我が家では出番が多いです。デザイン的には、取って付けたようなストロボ部やなんともださいロゴに、リコーという会社の感性がほとばしっています(爆) せいぜい次期GRDに期待しましょう。

▼今日の一枚


解体を待つ港 【神戸港第三突堤にて】 GX100