印象派からその先へ-世界に誇る吉野石膏コレクション

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先日、兵庫県立美術館で開催されている「印象派からその先へ-世界に誇る吉野石膏コレクション」へ家人と出かけた。自分は印象派にはそれほど興味はないが、それでも見るたびに新しい発見があったりして面白い。吉野石膏コレクションはルノワール、モネ、ピサロ、シャガールなど印象派の中心をなす画家の作品を中心に、バルビゾン派から20世紀初頭のフォーヴィスムやキュビスム、さらにエコール・ド・パリまでを網羅する国内屈指のコレクションとして注目を集めているとのこと。

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作品それぞれのキャプションボードでは、画家たちの関わり合いや画風の変遷といったものをわかりやすく解説してあって、なかなか読みごたえがあった。担当した学芸員の力量だろう。印象派画家としてはシスレーが多かったことが興味深い。※写真は産経フォトから拝借

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若き日のゴッホも一点あった。個人的にはお気に入りのコローを見ることができたし、改めてピカソの凄さを実感。天才セザンヌはもちろんヴラマンクもよかった。圧巻はシャガール!小品しか見たことがなかったので、たくさんの大きな作品を時系列で見られることができてプチ感激した。

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鑑賞後は第2展示棟に先日オープンしたばかりのAndo Galleryへ移動。神戸とはゆかりの深い安藤忠雄氏の作品模型を集め足跡を辿るギャラリーである。3階建てで安藤さん自らが設計、費用約5億2000万円も負担して県に寄贈したとか(入場無料)。若き日の氏が神戸北野で商業施設を作っていた頃からのリアルタイムファンなので、これは嬉しい施設だ。当日は若い女性が多かった。設計家の卵たちなのだろう。彼女たちの真剣な眼差しを見ていたら、氏のカリスマ的美的センス、建築哲学に触れて何かを得ることができればいいなって思ったりした。野獣派の家人は退屈だったみたい(汗)

パナソニックミュージアムにて

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3月12日晴天、所用のついでに家人と連れ立って門真にあるパナソニックミュージアムへ行ってきました。我が家は昔から家電は松下びいきですし博物は大好きなので、かねてより見学したかった施設でした。松下幸之助の経営観、人生観に触れられる「松下幸之助歴史館」、パナソニックのものづくりのDNAを探る「ものづくりイズム館」、「さくら広場」で構成された立派なミュージアムです。写真の寄棟の建物が「松下幸之助歴史館」、愛想の良いガードマンさんに記念写真を撮っていただきました。

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こちらは「松下幸之助歴史館」、パネル展示を中心に創業当時を偲ぶ再現展示や、例の二股ソケットなどものづくりの沿革が分かる展示で、なかなか見ごたえがありました。商売人として超一流であっただけでなく、社会のために貢献されたことを再認識しました。今の経済人とはえらい違いじゃ。

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視聴覚装置も設置されてあって、懐かしい映像が多いのか皆さん食い入るように見られておりました。一般的に企業博物館は手前味噌で退屈なところが多いですが、ここは工夫が凝らされお金もかけられたナイスな展示でした。

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こちらは隣の「ものづくりイズム館」への連絡通路。大型バスで来た外人さん達がけっこうたくさん見学されていました。家電では世界的企業なので研修も多いのかも。レトロちっくな建物は1933年建設の本社社屋をリニューアルしたものとか。

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「ものづくりイズム館」では見覚えのある懐かしい家電がわんさか。戦後の貧乏時代に生まれ高度成長期に育った僕には懐かしいものばかりで「あっ、これ家にあった!」と家人と二人で連発(笑)

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ここも展示に工夫が凝らされていて、戦前のレトロ家電から現代に至るハイテク家電まで、うまく構成陳列されていました。日本の家電が世界を席巻していた時代を切なく思い出してしまいました。

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お土産に懐かしのナショナル坊や(復刻ソフビ製)の貯金箱をゲット。売店の綺麗なお姉さんによると100円玉で3万円ほど入るそうです。家電ではとんと元気がなくなったパナソニックですが、日本ならではの感性と技術でまた復権して欲しいと思うのは僕ばかりではないはず。ちゃんとLUMIX買って応援してますからね(笑)

点景 日本玩具博物館にて

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面白い被写体がたくさんあったのですが、持っていたのがコンデジ(DMC-LX9)だったのでちと残念。長めのマクロを持っていたらもう少しナイスな絵が撮れたと思います。

見どころたっぷり!日本玩具博物館

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2月17日、ちょっと姫路まで遠出して、かねてより覗いてみたかった「日本玩具博物館」に行ってきました。ここは知る人ぞ知るミュージアムであのミシュラングリーンガイドで二つ星を獲得しています。建物は幹線から外れた閑静な田園地で「本当にここに博物館が?」というような立地ですが、瀟洒な蔵造りに加えて立派な駐車場も備えていました。

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当日は春の特別展「雛まつり~まちの雛・ふるさとの雛」が6号館で開催されていました。覗いてみるとちょうど始まったところで、優しそうな学芸館の方がその歴史と発展を丁寧に説明されていました。まったく雛まつりのことは知らなかったのですが、興味深い話を伺えてとても面白かったです。特に江戸は段飾り、京阪の御殿飾りが主流であったことは勉強になりました。

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古い時代のお雛様~人工染料がなかった時代なので色合いが渋い(自然染料)ですが、手の込んだ素晴らしい芸術作品です。

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これが京阪の御殿飾り~初めて見ましたが素晴らしい作りでした。高価なものは家が一軒ほどかかったとか。

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江戸の段飾り~五人囃子は武家の文化で江戸で始まったそうです。この他にも地方の雛なども大量に陳列されていて面白かったです。

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4号館では日本の郷土玩具と世界の玩具人形が展示されていました。質、量ともに圧倒されます。

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建物がおしゃれで陳列も工夫が凝らされています。

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子どもたちが遊べるスペースもあります。飽き性の子どもたちには嬉しいコーナー。

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懐かしい駄菓子屋の玩具やキャラクターが集められたコーナー。昔見知ったものも結構あったりして、戦後育ちの私には懐かしい限りでした。
世界160ヵ国から集められた玩具がなんと9万点、6棟の建物で5,000点を展示しているとか。見学してみてミシュラン2つ星に納得。館内撮影OKなので姫路方面に行くことがあればぜひ覗いてみることをおすすめします。

有馬切手文化博物館にて

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温泉で有名な有馬に切手文化博物館(公益法人)というユニークな博物館があることを知り、家人と連れ立って行ってきました。私自身切手にそれほど興味はありませんが、小さな美術品と言われる切手を眺めること自体は嫌いではありません。小さい頃は切手ブームでどこの家でも集めていたものです。家人も時々面白い切手を買うことがあるそうで見学を楽しみにしていました。写真の建物は、盛岡市にあった馬事文化資料館「稱徳館」を移築したものだそうで、外内観ともになかなか立派な木造建築でした。

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対象物がミニマムサイズの切手というだけあって展示は恐ろしく地味でした。飽き性の子供なら1分間で反乱を起こすでしょう(笑) しかし明治黎明期から現在に至るまでの展示は大変見ごたえがあり、時間が経つのを忘れました。デザイン関連という仕事柄、時代の変遷による意匠の変化や切手文化の移ろいを興味深く思いました。※館内撮影禁止。写真は神戸市広報より

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この日は観察対象が極小というのがわかっていたので、家人ともども先日購入した単眼鏡を持参しました。ガラス越しに小さな活字や意匠の細部を拾うのに大変役に立ちました。家人は3倍のツァイスですが、近接すると20cmまで寄れ5倍のルーペになるのでこの日は大活躍。私の五藤光学製GT-M518(近接50cm)なので切手相手には寄りきれませんでしたが、大口径なので暗い館内でも明るい視野を提供してくれました。

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帰りは有馬の温泉街を少し散歩。前回来たのは10年前ですが、大きく様変わりしたことは外国人観光客が増えたこと。中国語がかしましく飛び交ってました。こんなマイナーな?山奥まで来るんですねぇ。どの看板類には外国語が併記されていました、うむ。

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以前は懐かしい昭和のお店がそこそこ残っていたのですが、今回は殆どが近代的にリニューアルされ、町並みが垢抜けしていました。若い人には歓迎されるでしょう。ホテルや温泉旅館もモダンに改装されているようなので、一度宿泊してみようかと思っています。

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有馬土産といえば炭酸煎餅。好物ですが今回はこんなレトロなものを発見しました(^^)

兵庫県立美術館「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」展

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先日、兵庫県立美術館で開催中の「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法展」に行ってきました。家業がデザイン関連ですしポスターデザインは若い頃から好きだったので、家人ともども楽しめました。

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地味な展示ですし平日だったのでガラガラかと思いきや、館内は意外と人で賑わっていました。さすがに団体客はいなかったのでゆっくり鑑賞できました。やはりデザイナー志望の若い人たちが目立ちました。※写真は毎日新聞

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フランスのポスター画家であるレイモン・サヴィニャック(Raymond Savignac、1907- 2002)をご存知の人は少ないと思いますが、世界的な文具メーカーBICの有名キャラクターBIC BOYをデザインした人です。

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初期から晩年までかなりの作品が展示されていて見ごたえがありました。商品を広告するための商業デザインながら、どの作品もニヤリとさせる可笑しみやエスプリが効いていて面白かったです。画のタッチや色使いが素敵で、絵本のカットを一枚一枚見ているようでもありました。

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会場のアチラコチラで展開されていたビジュアルな誘導サイン。サヴィニャックのポスターから抽出した遊び心のあるアイコンでした。美術館も最近はこんなふうに工夫していますね。