E-M1 mark II専用アルカスイス互換プレートを試してみた

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初代E-M1では専用のアルカスイス互換プレートを装着して重宝していたが、二代目ではリアリーライトスタッフ製の高価なものしか市販されておらず、ちょっと手が出なかった。しかし先日、ダメ元で大陸製を試してみたら、結果が良かったので報告する。

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製造元は私も時々利用するMENGS。まずまずのクオリティのものを安価に届けているメーカーだ。

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作り込みが悪いとか精度が低いというレビューがあってやや不安だったが、届いた現物はカメラにぴったりとフィットして問題はなかった。カードを取り出しにくいとか、UNC1/4メネジが切られていないとか若干の不満もあるが、尼価格2,639円なので贅沢は言えない。

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汎用プレートだと増し締めをしないと緩むことが多いが、専用だとまずその心配はない。防湿庫のスポンジの凹みも解消されてご機嫌。←これ、分かる人はわかるね(笑)

プチ便利かも REC-MOUNTS 1/4ネジ変換アダプター

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アルカスイス互換クランプは三脚を使う上で確かに便利な代物で、今や標準装備になりつつあるが、万能というわけではない。例えばプレートを予め装着する必要があるため、小さなコンデジ相手だと面倒お気軽さがスポイルされる。といってスイスタイプ互換クランプをねじ付きに戻すのはまず無理な相談。

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そこでこんなものを考えてみた。REC-MOUNTSというメーカーから発売されている1/4オス変換アダプターにアルカスイス互換の小さなプレートを取り付けてみたのだ。セット状態でも重量は47g。

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これだと雲台に一発で装着できる上に、カメラの取付もすばやくできる。カメラにアルカ互換プレートを直接取り付けるより簡便だと思うのだが(汗)

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冗長なアダプターではあるが、一眼デジとコンデジを併用している場合には、便利なこともあるだろうと思う。

なんと!アルカスイス互換スマホホルダー Ulanzi

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面白いものを入手したので紹介することにした。自撮りではよく使われるスマホホルダー(写真右)だが、なんとアルカスイス互換クランプ(写真左)に対応しているのだ。材質はかっちりした金属なので、ちょっと目方はあるがガジェット好きなら気にならないだろう。Ulanziというマイナーなメーカーが出しているが、尼価格1,800円(送込)とリーズナブルである。大陸のカメラ用品は玉石混交で探せば面白いものがある。

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アルカスイス互換雲台に装着したところ。アルミの質感がよいので金属製三脚とマッチする。

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小さく折りたたむことができるのでポケッタブルだ。折りたたみ状態での長さは106mm、幅38mm、重さ86.8gである。

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カメラを装着した状態。説明では4.3インチから7インチまで対応と書かれていたfが、我が家のPhone SEはゆるゆるで取り付けできなかった。ここらが信用しきれないところ(笑)5インチ以上なら問題ないだろう。

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このホルダーは使い勝手もよく考えられている。まずアルカスイスプレート部分にUNC1/4のメネジが切られているので、一般的なネジ付き雲台やグリップに取り付けできる。加えて上部クランプにはコールシューが設けられている。写真のようにシューアダプターを装着すると、照明やマイクの取り付けが可能だ。

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これはその応用例。いやはや知恵がたっぷり詰まったスマホホルダーだ。スマホホルダーなどプラ製の簡便なもので十分だと思うが、ガジェットとして拘ってみるのも面白い(笑) ちなみにアルカスイス互換でないタイプも用意されている。

最強卓上三脚! Leofoto MT-03 + LH-25

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最近購入したカメラ用品で特に感心した卓上三脚を紹介する。前回紹介した Leofoto MT-01+LH-25の兄貴分Leofoto MT-03+LH-25である。オール金属筐体で質感、操作性、剛性とも文句がない出来だ。現代のアルカスイス互換雲台の雄といえば、米国Really Right Stuffだと思うが、そのコピーから始まりながらも追いつき追い越せの精進が、この三脚に結実しているように思う。よくある大陸製コピー商品とは一味違う。

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一番の特徴はジャックナイフ式に脚を伸ばせることで、ポジションの自由度が非常に高いこと。雲台を含まない状態で、地上35~186mmまで高さを変えられる。角度は足の根元にあるスライドスイッチで三段階に調整できる。ちなみに雲台を含んだ重量は実測329g、これなら携行の負担にならないので出番が多くなりそう。

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試用した感触では、ミラーレスはもちろん大口径標準レンズを装着したDSLRでも十分に支えられる剛性を持っている。雲台を含めた価格は尼価格で16,500円とそれほどお安くはないが、この性能と仕上げを考慮するとむしろリーズナブルに思える。

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この脚は自由に変形できるのがユニークである。ミニ三脚に重い機材を載せて俯瞰撮影すると、前のめりにこけてしまうことが多々あるが、脚を写真のように踏ん張らせると転倒を回避できる。本格的なマクロ撮影に使えるミニ三脚だ。関節部分の緩みが気になるが、意外としっかり固定でき六角レンチで好みの加減に調整できる。

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25mm径のボール雲台LH-25の出来もなかなかである。残念ながら小型なのでフリクションコントロールは装備されていないが、操作感は悪くない。パンも独立していないが、この雲台の性格からして必要ないだろう。通常、高級雲台ではノブを緩めていくとパン方向が緩まり、その次にティルト方向が緩むという順(パノラマ撮影対応)が多いと思うが、こいつはその反対でまずティルトが緩み、次にパンが緩むという順なので、ちょっと使いづらい。慣れの範疇ではあるが、ここは改良して欲しいところ。

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先日からの道楽で小型三脚を3台揃えることができた。それぞれ特徴があるのでシーンごとに使い分けていきたいと思う。

超小型ながら強力な雲台!Leofoto MTB19

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タイトル通りサイズに見合わない強力なミニ雲台と三脚を入手したのでご紹介する。メーカーはいま売出し中のLeofoto、品質に拘った三脚づくりで定評がある。形態的にはとても珍しい倒立型の雲台で、僕の知っている限りでは独NOVOFLEXのボールヘッドぐらいだ。脚は同じくLeofoto製の卓上三脚MT-01と組み合わせてみた。これはご存知Really Right Stuffのコピーだが、決して劣化版ではなく、見た目が良い上に恐ろしく頑強だ。残念だが高さが変えられないのがご愛嬌。

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特筆すべきが雲台MTB19。実測107g、アルカスイス互換の超軽量プレート12gを含んでも119gと群を抜く小型軽量設計だ。その分つまみ類は操作にギリギリなほど小型化されているが、クランプにパン機能が装備されており、プレート用ストッパーも粗動ネジで素早い脱着を可能にしている。本体のつまみも操作角を好みに変えられるなど至れりつくせりだ。コンデジとマッチするお洒落な外見だが、非ミニ雲台とは思えない強力な固定力で、ミラーレスなら十分固定できる。構図のズレも少ない。

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非常に優秀なミニ雲台だが、使ってみて私とはやや相性が悪かった。というのはマクロ撮影で俯瞰を多用する。レンズをティルトさせるための雲台溝位置がつまみと180度正対しているのだ。つまり体の正面でつまみを操作しなくてはいけない。私は右でカメラを保持し、左手でつまみを操作したいので、ちょっと具合が悪い。加えてオリンパスのカメラにはすべて専用のL型プレートを装着しているので、クランプネジも体に正対する。そのためクランプネジとつまみが干渉して操作しにくい。これは決して雲台の設計が悪いというわけではなく、私個人の事情であるから大多数の人にはノープロブレムだと思う。

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三脚本体をMT-01ではなく同じくLeofoto製MT-03に換装したもの。機材はE-M10 Mark IIIに60mmマクロを装着している。十分に支えられるし構図のための雲台操作にもミニ雲台と思えない剛性感があった。非常に軽量コンパクトなのでカメラバックの端や尻ポケットにすんなり収められるのがいい。

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ガジェット好きにはたまらない逸品だと思うが、実用性も高く卓上撮影から旅行にも活躍するはず。高さを可変できないという弱みがあるので、手持ちの延長ポールと組み合わせてみた。装着時は高さ30cmから70cmへ伸長するミニ三脚である。見た目もジャストマッチだから、カメラ以外にもストロボやLED照明用として使っていこうと思う。次回はより強力なミニ三脚を紹介します。

36mmボールは半端ない MENGS BH-36 低重心雲台

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先日、ベルボンのミニ三脚ULTRA 353 mini用に購入した小型雲台MT20Hがナイスだったという記事を書いた(写真左)。200gと小型軽量ながら非常にしっかりした作りだったし、低重心フォルムが格好いい。そこでミニ三脚から外して手持ち超短尺一脚(ベルボン ウルトラスティック スーパー8)に付け替えることにした(写真右)。ばっちりマッチングして大満足。

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そこで新たにULTRA 353用のボール雲台としてMENGS BH-36を新調してみた。一般的に大陸製の雲台は先ずアルカスイス製自由雲台のコピーから始まり、最近ではより革新的スタイルのリアリーライトスタッフを手本にしているようだ。当初は安いだけにぞんざいで、一部には噴飯ものもあったが、年月と共に品質向上や独創性も見られるようになってきた。ここらはドイツなど工業先進国製品のコピーから始まった我が国工業製品と同じ道を辿っている。

写真の雲台MENGS BH-36も、リアリーライトスタッフの低重心モデルを模しているが、軽量化と意匠を兼ねたような肉抜き加工やクイックリリースアダプターに装着されているパンが可能なレバーなど、独自の工夫も見られる。試用しただけだが質感が高く操作性も十分である。しかも尼価格が四千円程度と抜群のバリューだ。

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非常に気に入ったので、長年愛用してきたSLIK製小型自由雲台SBH-1003(写真左)と比較してみた。往年のリンホフをイメージさせるSBH-1003は、小さいながら加工精度は高く作りに妥協がない。昔の雲台なのでアルカスイス互換クランプを追加装着している。対して右のBH-36はロープロファイルながら非常にマッチョである。重量を測ってみるとSBH-1003がクランプ付きで213g、BH-36は236gと見た目ほどの大きな差はない。軽量化が十分に考慮されたデザインだとわかる。試用しても20mmボールと36mmボールの性能差は歴然で、古株のSBH-1003は引退させてライトスタンド用に転用することにした。

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この雲台の特長はなんといっても36mm系のボールを採用していること。雲台の高さが70mm、ベース径が42mmと小型に分類される雲台としては破格である。ちなみに同クラスのオリジナルリアリーライトスタッフのボール径が30mmだから大きいことがわかる。このボールの効果はてきめんで軽く締めただけで非常によく止まる。我が目的であるマクロ付きミラーレス程度なら全く問題なし。

昨今の高級雲台ではスタンダードなテンションコントロールは、残念ながら装備されていない。そのためぞんざいな操作をするとガクッとカメラがお辞儀するので注意。この点はリアリーライトスタッフの1/10以下の価格だから、贅沢は言えない。もっとも力加減を上手くしてやるとメインロックノブだけでもじんわりフレーミングすることはできるし、フレーミング後ロックしても構図はずれない。パンノブは独立しており操作感はナイス。不思議なのはシュークランプに装着されているパンレバー。どんなメリットがあるのだろう。

総合的に非常にできが良く、ブランドに拘らない人にはおすすめのバリュー雲台。この価格帯の大陸製の常として、製品の個体差が大きいということ。今回については幸いあたりがよく返品には至らなかった。大陸製雲台特有の問題点としては水準器がおよそ当てにならない(笑)。いまや日本より進んだ工作機械で作るので精度的には十分だが、組み込む作業員の質、あるいはモラルがまだ低いということかな。

MENGS BH-36 低重心雲台 パノラマ三脚ボールヘッド 三脚および一脚用 アルカスイス互換クランプ