M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mmの巻


M.ZD9-18mmはその類い希なるコンパクトさで登場以来、確固たる地位を築き上げたようです。MFTシンパの私もすぐ購入する予定でしたが、ズームより単焦点が欲しいとかRICOH、SONYのミラーレス動向が気になるとか下世話な理由で二の足を踏んでおりました。。その後GXRをパス、価格が落ち着いたこともあって先日ポチッ。小さいとわかっておりましたが、本当に小さく軽い!私は絶対的な描写性能よりコンパクト性を評価する方ですので、これはなら文句ありません。FTはこのサイズからスタートするべきだったのでしょう。追いつかない画質を背伸びして喧伝するより、APS-Cに対するアドバンテージを明快に謳えたはずです。松レンズって一体何だったの・・・


LUMIX14-45mmと比較してもまだ小さく、手ぶれ防止非搭載とはいえ、超広角でこのサイズは立派。沈胴を伸ばした9mm側で比較してもまだコンパクト。設計上フランジバックを短く取ると広角有利とは聞いていましたが、まさにメリットを享受していますね。フィルタOKも嬉しいところ。立派なフードが別売されていますが、オリの手に乗るのもしゃく(笑) そこで手持ちの中からNikonの広角用メタルフードを付けましたが見事けられて轟沈。どのみちフード効果が期待できない超広角なのでフードなしで使おう(笑)


撮影前に鏡胴ロックを外す儀式がありますが、毎度「レンズの状態を確認して下さい~」のメッセージを見て萎えるのは僕だけでしょうか(爆) 描写については悪くありません。以前使っていたZD9-18mmに似た描写で、まずまず及第点。若干の樽型歪曲が残りますが、素直な形状なので良しとします。周辺解像が落ちるなど厳しい意見もあるようですが、なによりこのレンズについては素晴らしいコンパクト性を評価したいと思います。大三元も悪くありませんが、このようなリーズナブルで使いやすい庶民派モダンレンズがもっと増えて欲しいな。

そうそう書き忘れ~AFまず不満を感じないほど早くなりました。パナと比較してボロカスに言われたのがよほど悔しかったのか、オリ設計陣今度は意地を見せてくれました(^^)

DOMKE(ドンケ)J-3を試す


ドンケといえば定番中の定番。管理人もそのコンセプトに惚れ込み、今回購入したJ-3で7個目になります。小型については新世代GOLLAと交代しましたが、中型以上はやはりドンケがピカイチです。中でも使い良いのが担いで走れるが謳い文句のF-3x。私も気に入ってしばらく使っていたのですが、残念ながら手放しました。詳しい人ならご存じのように、F-3xは中仕切りが縫い付けられています。機材が小ぶりだった頃の設計をそのままに現代に至っているため、近年の太い鏡胴のレンズでは収まりが悪いのです。改造されている方も多いようですが。

機材が納めやすいF-4AFに買い換える予定でしたが、見た目が気に入らずパス。そこでF-3x改良版とでも云える同サイズのJ-3を試してみることにしました。日本のプロの希望を取り入れたジャーナリスト仕様で、クイックアクセスはそのままに耐久性と保護性が高められています。中仕切りはフリーに改良され、入れる機材を選びません。相変わらず使いやすいのが左右のポケット。本来がフィルム保管用なのでマチが広く、予備ボディから双眼鏡、ストロボまでなんでも放り込んでおけます。小さな親切ですがラバー石突きが嬉しい~従来は置き場所に苦労していたのです(笑)


クッションは上蓋、底、左右ポケットのみで、本来の収納量は犠牲になっていません。生地はバリスティックナイロンに変更されています。風合いは綿が良いですが、丈夫さと撥水性はナイロンが優れます。クッションと生地のせいでドンケらしいくたっとした雰囲気はなく、一回り大きく見えます。写真のように見た目より入るのがドンケのよいところ、これでもまだ余裕あり。普段はMFTとコンデジ中心なので滅多に大きなバッグは使いませんが、たまに気合を入れてフルサイズを持ち出すこともありますので、それまで押し入れに仕舞っておきます(笑)

昇る人


兵庫県立美術館にて。

兵庫県立美術館「中山岩太展」

季節ものの入れ替えで忙しい家人を家に残し、散歩がてらに兵庫県立美術館で開催中の「中山岩太展」へ行ってきました。戦前を代表するメジャーな写真家の一人ですが、帰欧後芦屋に住み関西で精力的に活動した人なので神戸の人間には親しめます。久しぶりの写真展でしたが、やはりオールドプリントはいいですねぇ。じっくり鑑賞して色々勉強になりました。昨今のカメラは素晴らしく画質が向上していますが、ことアートという観点から評価すると画質=芸術性とならないところが面白いです。

戦前の神戸の様相を紹介するコーナーもあり、私のようなロートルには結構楽しめました。ところで初期の作品にオイルプリントで制作されたものがありました。絵画的な表現で面白いと思って調べたところ、たいへんな手間がかかる手法でした。デジタル化の恩恵に浴しながらもまだ文句を垂れている私のようなB級アマチュアは猛省するばかりです。


ブラックラピッド風ストラップの自作


デジタル化に伴いカメラやレンズは息つく暇もない技術進歩ですが、三脚などの周辺機材は十年一日のごとくのんびりまったりしております。そんな中で最近面白いと思ったのはブラックラピッドのストラップです。かなり喧伝されていますのでご存じの方も多いと思います。斜めがけや小型DSLRの普及で生まれた来た商品だと思います。構造上速写性に優れますし、カメラ上部に吊り具まとわりつかないのでグリップが持ちやすく視野を塞ぎません。目の付け所はよいのですが残念なことに商品ラインナップが少なくDSLRに特化しているため、私が思うにちょっと無骨かつ高価です。実は以前家人用のコンデジを購入したときに、偶然同じアイデアで長いストラップを作ったことがあります。東西プロアマ問わず人間同じようなことを考えるものです。

価格が高いのが欠点なので、似たようなストラップを自作しておられる方の記事をちらほら目にするようになりました。たいていエツミの三脚ねじ取り付けストラップを長くしたような形ですが、これはダメだと思います。この商品のキモはストラップの上をするするカメラ取付具が滑るということなのです。これでもって速写性に優れているわけで、固定してしまうと通常の2点吊りカメラストラップと大きく変わりません。


数点試作した内から3点ばかり紹介します。参考にされて制作する方は自己責任にてお願いします。簡単な構造なのでどなたにでもすぐ作れると思います。材料は上からナイロンテープ20/25/30mmです。非常に強靱な素材です。カットした断面はライターで炙ってほつれをとります。上から二つは長さ調整にバックルを使っています。バックルのみでもしっかり固定できるのでバックルの先に着けているプラ製移動カンは不要ですが、余ったテープがぶらぶらしないよう滑り止めを兼ね取り付けています。バックルの片方にはテープを折り返しミシンで縫い付けてます。嫁はん、おおきに。

一番下はDSLR用に作った30mmテープのもので、移動カン2個で長さを調整するようにしています。長さをワンタッチ調整できない代わり、脱着バックルで簡単に切り離せます。ミシン縫いが不要なので作るのは本当に簡単、器用な人なら5分あればOKでしょう。このストラップの先には重い大型DSLR用に純正ブラックラピッドのステンレス環を購入して取り付けています。さすがに既製品だけあってひたすら頑丈で滑緩み止めのゴムも付いています。しかし回転して絡みを防止するような気の利いた仕様ではありません。米国製ですね(笑)

パーツは東急ハンズで揃えました。大型手芸店でも揃うと思います。1000円もあれば2本は作れるはず(笑)三脚座用の金具は手持ちのエツミ製ハンドストラップから外しています。私の知る限り新旧3種類ほどありますので、気に入ったものを探して下さい。個人的に使った感想では、大きめのコンデジやマイクロフォーサーズの斜めがけに一番ぴったり来ます。この場合テープ幅は軽快な20mmでOK、色も選べます。D700にも使ってみましたが、これは装着感が今ひとつよくありませんでした。大きく重いカメラにはやはり古典的な2点吊りがよいかも。


上の写真はオリジナルの「ブラックラピッドR-ストラップRS-4」
デジカメウォッチに紹介されていましたね。

恐るべし!防振双眼鏡Canon12X36 IS II


我が家の家人の趣味はバードウォッチングいわゆる鳥見でございます。鳥見とくれば双眼鏡、双眼鏡とくれば光学機器御用達係の私の出番(笑)過去Nikonを中心に定番と呼ばれる双眼鏡をフィールドに応じて揃えてきました。手持ちでは手ぶれの関係から実用上10倍が限度ですが、遠い梢でさえずる小鳥や沖の水鳥を引き寄せたいと思うことも常々。そこで先日思い切ってCanonの12倍防振双眼鏡を家人にプレゼント。

手にとって試したら、いやぁ~びっくりこきました。望遠レンズでISの有り難みはわかっていましたが、双眼鏡はそれ以上に恩恵を感じます。像が止まる有り難みだけでなく光学性能もZeiss並と評価されるだけあって素晴らしい。解像感もさることながらコントラストが高く非常に高品位です。自分の好みとして舶来ならLeica、国産はNikonと思っておりましたが、認識を改めることに。この世界なかなか奥が深いようです。

Nikonの防振双眼鏡(フジノンOEM)も素晴らしい防振性能と聞きますが、家人用にはなにぶん重量(1kg)があるため今回はパス。いずれはフィールドスコープ代わりになるような高倍率防振フジノンを試してみたいものです。双眼鏡はカメラ以上に光学的要素が大きく、ファインダーの良し悪し以上にその光学的性能が体感できます。加速度的に目が悪くなっているので性能を100%楽しめるわけではありませんが、それはそれ名機を手にしてご満悦するのも楽しいです。

蒼天と語る


天空の城 竹田城跡にて