2013/12/31
新世代大画面TVがやって来た

今年最後の買い物として、大画面液晶TVを購入しました。実はSONYのフルサイズミラーレスを購入する予定だったのですが、各社魅力的なカメラ、レンズを投入してくるので、ここはちょっと様子を見ることに。そこで引っ越し以来考えていたTVの買い替えをしました。まだ3年しか使っていないTVですが、食卓から遠い位置に鎮座しているため、視力の低下も相まって観づらくて、トホホ。
まぁ、デカけりゃいいだろうということで、思い切って40インチから60インチへ2サイズアップ。話題の4Kは確かに綺麗ですが、高価な上コンテンツの普及はまだまだ先、デッキの問題もあって今回はパス。AQUOSのモスアイパネルも捨てがたかったのですが、明快な操作性やデッキとの相性、インターネットとの親和性を配慮して、パナソニックのTH-L60FT60を選択しました。ご存知かもしれませんが、初の本格的ITテレビということで、民放全社からCM放映を拒否されたといういわくつき製品です。まぁTV局の了見の狭さには毎回呆れますわ。


早速視聴したところ、画質はいままでのSHARPクアトロンより階調が豊かで色目も自然です。懸念していた解像感の不足は全く感じず、快適なTVライフを楽しんでいます。ただ画面が大きくなったことで映りこみが気になるようになりました。この点はモスアイパネルのほうがいいですね。デザイン的には相変わらず松下時代からの野暮を引き継いでいます。額縁のメッキが光って鬱陶しいので黒テープを張りました。何を考えてデザインしとるんやろ、あかんのぉ〜。
野暮な分、操作性はいいです(笑) 各種設定も直感的でマニュアル要らず、ここらはカメラと同じく伝統ですねぇ。残念なことはわかりやすかったマニュアルが、半分以上電子化されてペラペラになったこと、その弊害で番組表のカスタマイズで困りました。もっとも電話一本でサポートのお姉さんに教えてもらい、さすが家電の松下と再評価(笑)
インターネットとの親和性は素晴らしいです。今回の買い替えの目的の一つがアクトビラでNHKオンデマンドを見たいということがあり、PC並みのレスポンスで視聴できるというのはとてもありがたい。スルスルリモコンに搭載された音声認識もまずまず実用的ですし、ブラウザの出来も悪くありません。細かく見れば作りこみ不足も目につきますが、これからのTVなので、次の世代には完成度が高まると思います。まずはパナソニックのやる気に拍手。

組み合わせるデッキは、最近購入したこれもパナのディーガBZT750。3番組同録+2TB搭載ということで毎日番組チェックに余年のない家人も文句なし。思えば初めて購入したハイビジョンTVは松下のブラウン管32インチ、これにVHS&BETAデッキ3台を組み合わせ、自分で建てたアンテナで衛星放送を録画していました。当時はインターネットもまだ普及期、とろい電話回線ではTV番組の配信など夢のまた夢でした。
IT技術の進歩は凄まじく、恩恵もストレスも受ける今日このごろ。残念ながら年齢をどんどん喰っていますので、いつまでIT時代の行く末を見られるか分かりません。まだ真空管(笑)がメジャーだった時代、ラジオやステレオアンプを自分の手で組み立てたくて工業高校に進学した頃が懐かしいというか、夢のような気がします。我々高度成長期に育った世代は、明治の文明開化に似た時代を再経験しているのかもしれませんね。