谷間の花


吉野川第十堰 その2


一見、渇水で水が流れていないようですが、この堰は透水式なので地中を水が流れて河下へつながっています。先人の知恵ですね。素晴らしい。


小さなカッパドキア、河下には中洲が広がっています。



そこここのディティールがとても面白く、全部紹介できないのが残念。



堰を越せず傷つき流されていく落ちこぼれた稚鮎たち、中島みゆき「ファイト」やなぁ。



コンクリートで固めたダム建設を許さなかった徳島県人達、偉いぞ。



上流から流れてきた額縁一つ。キャンバスには何が描かれていたのだろう。
この項終わり。

吉野川第十堰 その1


昨日、所用で徳島に行った折、以前より一度訪れたかった吉野川第十堰へ行ってきました。第十は地名であって吉野川にある十番目の堰というわけではありません。江戸時代に灌漑事業として自然石を積み重ね透過性のある堰として作られた歴史ある建造物です。より近代的な堰に作り替えられる計画もありましたが、大規模な住民運動により頓挫、現在に至っています。当日は渇水のため堰を歩いて渡れました。


下流側を望む。碧々とした吉野川、川幅の広さは全国有数です。



部分的な改修を積み重ねたのか、堰のディティールは様々で大変面白い造型です。



唯一水が流れていた魚道。稚鮎が一生懸命遡上していました。思わず「ファイト!」



南岸を望む。港育ちで巨大建造物には慣れていますが、それでも非日常的な光景です。



アングルによっては賽の河原的不気味さもあります。



南岸上流側。ここらはのんびりした光景。釣り人もいました。
この項続く。

物撮り専用機 OLYMPUS PEN Lite E-PL5


普段物撮りにはE-M5を使っているのですが、ちょっと理由があって新たに物撮り専用機を購入しました。コントラストAFが使え可動液晶となると、被写体深度が深くレンズが揃っているm4/3の一択になります。GX7が一番候補でしたが、物撮り専用にはもったいないので、今回は値ごろで求めやすくなったE-PL5を選びました。


このシリーズの現行機はE-PL6ですが、マイナーチェンジ程度の違いでE-PL5の方がコストバリューに優れます。画質的にはE-M5相当ということで、試写してチェックしたところ、E-M1と明白な差は認められませんでした。クリックホイールしかないので、露出関連のダイレクト操作ができず、ちと不便。ヒエラルキー化の手段とはいえ安いカメラでもないので、コマンドダイヤルを奢って欲しいところです。


物撮り用に装着するレンズは12-40mm F2.8。キットレンズ14-42mm F3.5-5.6 II との等倍比較では、やはりワンランク上の解像感ですが、キットレンズの出来も充分及第点。E-PL5の操作性については毎度のオリのそれ、親切丁寧なようでいて根本的なところで大雑把、今回も嵌って苦労しました(笑)

GM1とLUMIX G 14mm/F2.5を試す


GM1と14mm単との組み合わせは、GRやGX1mkIIと比較してどうなのか、コンパクトミラーレスの典型として気になる人も多いのではないでしょうか。そこらを意識しつつ街へ持ちだしてみました。ボタン類は少ない上に、小さいので決して操作性がよいとはいえませんが、パナ伝統の設定の明快さは、この機種でも引き継がれておりマニュアルいらずです。オリもなんとかならんかなぁ、ボソ。◎JPEG撮って出し/画像モード:スタンダート/A優先:作例はすべてF2.5/Dレンジコントロール:OFF


毎度ながらAFは気持ちよく起動レスポンスも上々ですが、さすがに操作性は練り上げられたGRの比ではありません。



このレンズそこそこ寄れますし、F2.5なのでボケ味もいい感じ。



LUMIX単としてはタル型歪曲が気になります。内部補正の効きが悪いのかな?



GX7相当の最新機だけあって、初期のm4/3より階調性が大いに改善されました。



パナらしいしっとりした色調。ボタンが少ないので操作にはちょっと慣れがいるかも。



僕は露出補正を多用するので、GRのような専用ダイヤルがないのは辛いですし、全部入りGX1mkIIのような有り難みもありませんが、GM1の吐き出す画像、軽快なレスポンス、超小型ながら丁寧な作り込みは大いに気に入りました。操作性についてはFnボタンのカスタマイズとタッチIFを活用することである程度カバーできるかも。小さくともコンデジよりぐんと格上で、当分付き合えそうです。

14mmレンズについては、市場での評価の通り特に不満はありません。LUMIXレンズ全体に言えることですが、もう少しデザインを何とかして欲しい。せっかくの高性能が外観に具現化していないのが惜しい。ところでこのカメラ、電子シャッターで1/16000秒が切れます。大口径レンズでもNDフィルターいらんがな〜うふふ。

夜のシューター


夜も更けゆく頃、その人は入念にショットをチェックしていた。

GM1にはLUMIX G 14mm/F2.5がよく似合う


GM1のキットレンズG VARIO 12-32mmはパンケーキ並みに小さく、しかも24mm始まりで写りのよいレンズですが、いらち(=関西弁で気が短い)の私には、鏡胴を繰り出すのが面倒で、忘れてシャッターを押すこともしばしば。コンデジ並みに小さいのでコンデジのように扱ってしまいます(笑)

まぁこの手のカメラはズームより単焦点が似合います。スナップなら利便性より速写性が優先されますし。m4/3の単焦点パンケーキには、パナの14mm、20mm、オリの17mmの3本があります。意匠的にはオリの17mmシルバー仕様が似合いそうですが、昔から換算35mmという画角が苦手で好きになれません。過去愛用した20mmは素晴らしいレンズですが、今回は目先を変えて超コンパクトな14mmをチョイスしました。


このレンズのサイズは55.5x20.5mm/55gで、キットレンズの55.5x24mm/70gより、単とはいえ小さく軽いのです。コンパクトながらF2.5と明るいので重宝しそうです。大層なフードは似合わないので、エツミのフジツボフードをレンズガード代わりに装着しました。なかなかいいかも。※この状態でGRより小さく軽いんです、むむ。

APS-Cミラーレスが続々出ていた頃は、m4/3のセンサーサイズではこの先競争にならないなぁと思ったものですが、逆に各社から出揃ったことで、レンズシステムを含めたトータルバランス、ハンドリングの良さというのが、却って際立ってきました。改めてm4/3マウントに帰依しようと思っていますが、超望遠やシフトレンズなど2強並みにシステムの強化充実を進めてほしいものです。