久しぶりのキヤノンプリンター PIXUS TS8030

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リビングに置いてある自家用プリンターの調子が悪いので、代替として久しぶりにキヤノンのプリンターを購入しました。インクジェットは十数年エプソン機のみ使っていたので、久しぶりのキヤノンになります。といっても業務用のレーザーコピー機や昇華型プリンタは使っていたので、キャノンに馴染みがないわけではありません。家にあるプリンターのうち3台はエプソン製、業務用2台はエプソンのエンジンなので、こいつが唯一のキヤノン機になりますが、さて。

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当初はますます小さくなったエプソンの新型機を購入する気だったのです。ミニマルなパッケージでナイスなデザインですが、相変わらずの前面カセット方式に加え、業界随一の高いインク代がネックです。

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同じくキャノンの新型機を見てみると、ずいぶんおしゃれになってサイズもかなり小さくなっています。以前は漆塗りの仏壇を横にしたようなデザインでどうにも好きになれませんでした。黒赤2色コンビの最上機が好みではありますが、価格のこともありほぼ同スペックのTS8030を選んでみました。ちょっと野暮ったいです(笑)

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選んだ決め手は背面給紙の復活です。A4と写真用紙の入れ替えって面倒なんですよね。エプソンの前面給紙1トレー(2段型)は少量プリントだと便利なんですが、枚数を多く焼くときは却って手間が増えてストレス、紙詰まりも時々ありますから。その点背面トレーだと量的にもトラブル的にも安心感があります。いまに来て復活したということは、リクエストが多かったのでしょうね。

▼さて実際に使ってみた感想を並べてみると(エプソン6色染色インク機との比較)
  1. コンパクトになったと言っても、エプソン機よりはまだ大きい。△
  2. A4紙を入れてセッティングすると、トレーが数cm飛び出す。こりゃインチキじゃん(笑)×
  3. タッチ液晶の操作フィールは、エプソン機より直感的で使いやすい。○
  4. プリントソフトについては、エプソン機のほうが操作的にもいいし、画像レタッチもし易い。×
  5. 給紙については背面給紙ありということで、キヤノンの圧倒的勝利。◎
  6. 画質的には、よく言われているように文字絡みはキヤノンが断然に読みやすい。◎
  7. 反対に写真はエプソン機のほうが見栄えが良いと思う。好みだが。△
  8. 音は予想していたより静か。印刷スピードも早い。○
  9. 肝心のインク代といえば…神のみぞ知る。?

とりあえず背面給紙にこだわりがあり、Webプリントが多い人にはおすすめの機種です。

4Kモニターを試す LGディスプレイ 27UD68-P

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仕事柄、モニターには煩い方なので、CRT時代から長年NANAOを愛用しており、ここ4年ばかりはWQHD (2560×1440)モニターを使っておりました。しかしながらコストと調達の都合上からか、液晶パネルを国産日立製から半島LG製に入れ替えた頃から、中級機に関しては品位が著しく低下したように思います。1番気に入らないのは馴染んだNANAOからEIZOに社名が変わったこと、気に入らんなぁ。

そんなこんなで、「どっちみちパネルがLGなら、本体ごとLGに買い替えじゃ」ということで、人気の4Kモニターを購入しました。27インチでは150%スケーリングをしないと実用的でないので、本当は4Kより3Kのほうが好ましいのですが。売れ筋は4Kに集中しているようで、手頃な3K製品は見当たりませんでした。それにしても昔日のことを思うと本当に安くなりましたねぇ。

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安いモニターではありますが、非光沢ということもあってギラギラ感は抑えられています。パッと見の印象はiMacのディスプレイよりは少し落ちるというところでしょうか、とても綺麗で人気が出るのも頷けます。sRGB99%ということですがどうなんでしょう~この手の数字はあまりあてにならないので(笑) 問題はスケーリングのせいもありますが、墨文字の締りが悪く、黒100%の文字が70%ぐらいのグレーに見えます。くたびれた老眼には辛いので、ClearTypeTextの調整はしていますが。この点EIZOでは文字が非常に読みやすかったです。

外観的にはベゼルが非常にスリムで見た目がナイスです。自重も軽くセッティングは楽でした。スタンドはオマケ以下のちゃちなものでしたが、スペースを取らない設計なのでワタシ的にはバッチリでした。笑えるのがロゴの顔アイコン、そろそろこれは替えたほうが企業イメージがアップするかも(笑)

超広角コンパクト カシオEX-ZR4000レビュー

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このところバタバタしていてブログを更新できませんでしたが、少し時間を取れたので先日、購入したEX-ZR4000のことでも書いてみます。今年の春発表されたニコンDL18-50mmを楽しみにしていたのですが、待てど暮らせど出てきません。とうとうしびれをきらしてEX-ZR4000をポチッと逝ってしまいました。初値57,000円と法外な?価格だったので、値が落ち着くのを待ち、買いどころを見極めて買ったつもりでしたが、購入した途端、あれよあれよと数千円値が落ち、ちとへこんでます(泣)

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前モデルのZR3000は初代のZR1000より画質が大幅に更新され、使い勝手のよいカメラでした。しかしセルフィー以外に売りがなく、他社が自撮りを強化している現在、売れ筋のモデルではありません。今回のZR4000は広角コンパクトがトレンドになると見たカシオ開発陣があわてて出してきたモデルでしょうか、レンズ以外中身的に刷新されたカメラではありません。昨今のカメラマニアは目が肥えているので、単にレンズが超広角と云うだけで高値をつけても人気は出ません。

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といってもこのシリーズは枯れた完成度を持つ1/1.7型センサーで画質の良さには定評があります。昨今1インチセンサーが主流ではありますが、超広角や超望遠というエリアではサイズをコンパクトに収めることのできる1/1.7~2.3型はまだまだ見捨てたものではありません。個人的には行楽先での記念撮影でセルフィーを多用しているので、景色も一緒に取り込める超広角コンデジは待ち望んでおりました。ZR1000に装着されていたボディ内蔵ミニ三脚は復活しませんでした、ボソッ。
▼以下、作例はすべてJPEG撮って出し

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さて18mmではなく19mmとした謎の画角(笑)ですが、現在の標準とも言える24mm画角(左)と比較してみました。やはり一回り広く景色を取り込めます。以前21mmズーム付きタフネスカメラTG-850を使ったことがありますが、それよりも広角かつ画質がよいのがナイスです。

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超広角のありがたみは屋外よりも屋内が明確です。作例でもわかるようにかなりの違いがあります。どうしても全身を取り込みたい奈良の大仏様のような被写体ならバッチリですね。

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光学ズーム5倍、超広角にシフトしたため望遠側は95mmでとやや不足気味。デジタルズームの出番が多くなることが予想されます。左から19mm、95mm、190mm(デジタルズーム200%)、380mm(デジタルズーム400%)。400%はともかく200%なら常用できそうです。ちょっと寄せたいときには便利です。

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画質的には彩度が高くメリハリの効いた記憶色で、万人向けでしょう。作例はキャノンG9X(左)との比較。キャノンは昔から空の青をことさら強調しない玄人好みの絵作りですが、カシオと比較するとナチュラルというよりは地味というべきでしょうか。カシオのカラーはオリンパスのそれとも少し違います。FUJIのビビットに近いかな。もっともデジタルはパラメーターを弄るとどうにでもなりますが、JPEGデフォルトはメーカーのセンスが問われるところです。

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このように天気がいいとまずまずの絵を吐いてくれますが、ビビットなだけにローライトになるとくすんだ感じに受けます。リコーのGRシリーズは光線が悪い状況でも絵にしてくれるカメラでしたが。撮る側のモチベーションの差かな。

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小センサーゆえに豊かな階調とはいえませんが、上手く丸め込んで表現していると思います。この作例に限らずハイライトがオーバー傾向なので1/3段ほどマイナス補正したほうが良さそう。

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マクロは相変わらずイマイチで5cm。全然寄れないというわけではありませんが、1/1.7センサーなら2cmは実現してほしいですね。レンズはOEMのはずなので、調達先に無理難題を言って欲しい(笑)

総論としては平均点の高い良いカメラと言えましょう。現状唯一無二の超広角レンズを搭載するコンデジとして、値ごろになった現在なら欲しい人にはおすすめです。セルフィー機能も先達だけあって完成度が高く、慣れれば独特な操作性も悪くありません。しかしながら洗練度の低い昭和なデザイン、小型軽量化の努力を感じさせない躯体、野暮ったいロゴなどで、色気がまったく不足しています。キャノンやSONYの最新機に伍して戦うにはちょっとこの子には荷が重すぎるというか。G-SHOCKほどのブランド力を持つためには、もっともっと頑張って欲しいものです。カシオ機はこれで4台目、じわじわながらも進化改良されており、私自身は気軽な普段使いとして気に入っています。