昭和の名建築「白鶴美術館」

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先日三十数年ぶりに、神戸は六甲山麓、住吉川西岸に佇む白鶴美術館へ行ってきました。白鶴美術館は嘉納治兵衛(白鶴酒造7代目)によって昭和9年開館され、空襲、震災など乗り越えてきた稀有な私設美術館です。和洋折衷のレトロな外観を持つ建物竹中工務店設計で、登録有形文化財に指定されています。

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今回は2017年秋季展ということで館所蔵の中国陶磁器を見学してきました。ちなみにこの美術館では古美術中心に国宝2件、重要文22件を所蔵しており、なかなかのコレクションです。殷周時代の古物も多く、興味深いです。

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事務棟から本館へ続く長い渡り廊下。クラシックでいいですねぇ


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昭和の佇まいを残づ1階展示室。写真撮影はここまで


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2階展示室。廊下や階段周りの設えが面白い、昔の建物はお金かかってます。


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白鶴をモチーフにした意匠があちこちに。さすが灘五郷の白鶴酒造です

南隣りにある新館では、10代目嘉納秀郎が収集したペルシャ絨毯(約130点)を展示されています。ペルシャ絨毯といえば宗教的禁忌で幾何学模様しかないと思いこんでいましたが、古いものでは人の顔、動物、説話などが描かれており、たいへん興味深く見学しました。こちらは本館と違ってとてもモダンなコンクリート造りですが、戦前のレトロ建築を好きな人に本館はおすすめ、一見の価値あり。

西宮市大谷記念美術館にて「ボローニャ国際絵本原画展」

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先日、西宮の大谷記念美術館にてボローニャ国際絵本原画展が開催されていることを知り、ちょっくら覗いてきました。世界の一流イラストレーターの作品を見られるということで、一度は見てみたいと以前から楽しみにしていました。大谷記念美術館は鉄鋼王と言われた実業家大谷竹次郎の家族より遺贈を受けた絵画作品と邸宅を元に開設された美術館です。訪れたのは初めてですが、とても立派な施設で運営管理も行き届いていました。

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今年日本人6名を含む26カ国75作家が入選を果たしたとか。


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ロビーからは旧邸宅の庭園が眺めなかなかの風情


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親子連れも含めてかなりの人出~ゆっくり見ることは叶わず(汗)


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こちらは絵本閲覧室~ここも人で一杯


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2階からミュージアムショップを覗いたところ~満員盛況


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私も2014年入選作品集を購入~勉強になります


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日本庭園をそぞろ歩き。ナイスな美術館でした、また来ましょう。

トンボが来るベランダ

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ベランダに大きなランチュウ水槽をおいてあるせいか、時々トンボがやってきて羽を休めていきます。先日はサッシュにイトトンボが止まっていました。たまたま持っていたコンデジで撮ってみました。博物に詳しい家人に訊くと「アジアイトトンボ」とか。引っ越した頃は秋になると赤とんぼがたくさん飛んできてほんわかしたものですが、ここ二、三年はさっぱり見ていません。やはり小生物が生きていくための環境が悪化しているのでしょうね。イノシシは増えて困っているのですが。

逸翁美術館~小林一三記念館を訪ねて

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池田市の逸翁美術館で開催されている開館60周年記念展「茶の湯道具始」が面白そうなので、家人と連れ立って訪れてみました。逸翁とは阪急東宝グループ創業者であり一流の文人でもあった故小林一三の雅号です。残念ながら例によって館内写真撮影禁止なので写真はなし。展示会自体は個人蔵とは思えないほどのボリュームでく一三翁茶道具コレクションの数々を楽しませてもらいました。会場の端に教科書でおなじみの、重文の伝狩野光信筆「豊臣秀吉画像」があったりして、思わずびっくりしました。

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近所には一三翁旧邸「雅俗山荘」を公開した小林一三記念館があります。江戸時代の庄やの長屋門を移築した正門は見事です。もともとはこちらが美術館で、現逸翁美術館が開館した際、従来の邸宅仕様に再改装されたそうです。隣接の白梅館では阪急グループの沿革が展示されており、阪急沿線に住む者として興味深く見学できました。

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一見地味な邸宅外観。文人好みとでもいえるのでしょうか。


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邸宅エントランス。内部は写真撮影不可


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邸宅外観。木造に見えますが実はコンクリート造り


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敷地には二つの茶室が建っていました。いずれも国の有形文化財とか


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小林一三は超一流の企業人でしたが、文人としても一流であったことを今回知りました。
関西にお住みの方なら一度訪れてみてはいかが。

推薦!竹中大工道具館

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先日、以前から興味津々だった竹中大工道具館へ行ってきました。神戸とはゆかりの深い竹中工務店が運営している、日本で唯一の大工道具を展示している博物館です。旧館は昭和59年神戸中山手に開館しましたが、その後JR新神戸駅近い中央区熊内町7の竹中工務店本社跡地に新築・移転し、平成26年から一般公開されています。いわゆる企業博物館ですね。

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入って驚かされるのがロビー。広くはないですが素晴らしい環境です


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建物は法面に建設されており、展示室へは地下へのアプローチとなります


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世界最古の木造建築、法隆寺五重塔の模型。四度の大震災に耐えたとか、昔の人は偉い!


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昔の大工さんの道具の多さと言ったら!これで一式だとか


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当日は竹中工務店OBさんがボランティアで解説してくださりました。とても分りやすく面白かったです


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中国やドイツの大工道具も陳列されていましたが、日本と比較すると量も質も低く思えました


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知る人ぞ知る千代鶴是秀の工房再現コーナー。名作を産んだとは思えないほど小さく質素


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ファミリーやキッズのためのワークショップ。行き届いた心遣いです


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唐招提寺金堂の柱を再現したレプリカ。ここでも面白い逸話を聞けました。


大変ユニークかつ建築好き、道具好きには堪えられない博物館でした。上記写真以外にも見どころは多く、展示物はもちろん書籍やビデオも揃って一日飽きないと思います。子どもたちの見学はもちろん専門家の来館も多いとか。おすすめのスポット、私もまた訪れてみたいと思っています。by DMC-LX7

夏の終わり

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めっきり涼しくなりました。山間に住んでいるので秋の訪れが早いです。
by DMC-TX1

人と自然の博物館「開館25周年企画」

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三田市にある「人と自然の博物館(略称ひとはく)」は、その展示の質と量がナイスな博物館ですが、この夏「開館25周年企画」が開催されており、面白そうなので先日出かけてきました。内容は研究員たちのこだわりのつまったマニアックな展示ということでした。

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アリに化けるクモ~パネル展示でしたが興味深かったです


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ブラタモリに時々話題になるチャート(岩石)のことがわかって勉強になりました


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楽しいイラストの「ひょうごの妖怪25選」。夏休みの子供達向け企画でしょうね


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これは緊急速報展「ヒアリとアカカミアリ」の特大模型。日本のアカアリによく似てました。


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この博物館は昆虫と古代生物の標本類が充実しています。
丹下健三設計の建物も立派なので、博物マニアにはおすすめですね。