広角専用機を仕立ててみた PEN E-PL8

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LAOWA7.5mmF2を気に入ったので、超広角専用機を仕立ててみました。レンズ交換式に超広角専用機というのもおかしいのですが、気分的にはフィルム時代の距離計を省略した目測カメラへのノスタルジーです。メカ的には露出計さえあれば間に合うので、バルナックライカをちょっぴり彷彿とさせるE-PL8の黒ボディを選びました。

液晶は下側へ180度開く自撮り仕様です。個人的にはバリアングルよりティルトが好きなのでこれで良しとします。家人と行楽に出かけたときの記念撮影には自撮り棒とコンデジという組み合わせが多いのですが、これからはこのカメラでも間に合わせることができます。

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たしかにこのボディには小ぶりでメカニカルなオールドテイストのレンズが似合います。およそ貧弱な指掛かりが前面に設けられていますが、見た目とは裏腹にけっこう役立ちます。シンプルでカメラデザインを邪魔しない優れパーツです。盟友パナソニックよりはやはりセンスは少し上ですかね(除くGMシリーズ)

手のひらでつかめるコンパクトなボディですが、意外にずっしり持ち重りがします。昔の金属製カメラのフィーリングですね。これははこれで悪くはありません。小型レンズと組み合わせてもポケットサイズではありませんが、小さなショルダーに収まるので機動性は抜群です。

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しかし裏側を見るとがっかりの一言。E-PL6/7の使い回しということはわかっていますが、ファサードのファッション性はここにはなく、狭いスペースにボタンを押し込んだだけ~操作性も窮屈の一言。はっきりいって最近のできの良いコンデジよりデザインも操作性も低いと言わざるをえません。安いカメラではないのだから金型の使い回しもほどほどにしていただきたい。

このカメラに外部EVF用のシューはいらなかったのでは。なければずいぶんスッキリするし、液晶パネルを下方へ開くという苦肉の策も必要なかったでしょう。オリンパスという会社は凝り性のくせに横着なものづくりを時々します。社風ですかねぇ。さて散歩ついでに試写をしてきました。

▼LAOWA 7.5mm F2 すべてJPEG撮って出し ピクチャーモード:ビビット

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この広がり感はナイス。垂直方向の傾きに気をつければ強烈なパースを抑えられます。


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つまらない構図ですが、視界を取り込めるというのは格別。


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一見ピンが来ていませんが、ピクル等倍ではしっかり解像していました。


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模範的超広角の図(笑)


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超広角かつF2.0開放で寄るとシチュエーションごと面白い絵が撮れます。嵌りそう(笑)

試写の結果、このレンズとE-PL8との相性は悪くないという結果になりました。GX7mkIIよりはコンパクトですし、機能的にも十分です。本当はIS内蔵&自撮り液晶付きのニューGMを待ちわびているのですが。まずはE-PL8を使い込んでみます。

OLYMPUS ミラーレス一眼 E-PL8 EZ ボディー ブラック
【国内正規品】 LAOWA 単焦点 広角レンズ 7.5㎜ F/2 MFT マイクロフォーサーズ用

超小型超広角レンズ!LAOWA 7.5mm F2 MFT

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先日よりコンパクトな超広角レンズを物色していたのですが、色々悩んだ末、売り出し中の中華ブランドLAOWAの7.5mmF2を購入しました。昨今は日本製といっても一部のハイエンド以外はほとんど外国製ですし、急速に品質を向上しているので、以前より安心感はあります。LAOWA7.5mmを選んだ理由は、何よりそのコンパクトさにあります。50✕50mm(170g)は、マイクロフォーサーズの小型単焦点レンズたちとサイズ的に遜色ありませんし、フードまで含めるとピカイチにコンパクトです。

今年の6月に発売されたレンズですが、このところ大型化が目立っていたメーカー製MFTレンズとは大きく異るコンセプトが支持されたようで、この手のレンズとしては意外に売れたようです。そのためどこも完売在庫切れでしたが、先日予約していた分が入荷し、ようやく届きました。現在市価65,000円程度ですが電子接点なしMFであることを考えると、安いのか高いのか微妙な値付けです(笑)

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今回の購入にあたって、検討したコンパクト超広角レンズは以下のとおりです。

●LUMIX 7-14mm 一番候補~悩みましたが、フレアゴースト問題や出目を好きになれず
●LEICA 8-18mm 高性能だが予算オーバー。フードを装着するとかなり大きい
●M.ZD 9-18mm  コンパクトかつ素晴らしいレンズだが、ろくろ首スタイルが悲惨(過去に購入)
●E-M 11-22mm EOS-Mの看板ズーム。安価だがロック解除が面倒(過去に購入)
●1 NIKKOR 6.7-13mm サイズ、画質、操作性すべてよしだが、肝心のマウントが終了(過去に購入)
●SONY 10-18mm 使い勝手のよいズーム域だが、ボディに比して大ぶり。画質的には平凡(過去に購入)

LAOWA7.5mmは上記のレンズたちより一回り小さく、フィルム時代のレンズを彷彿とさせるレガシーなルックスはマイクロフォーサーズのボディにマッチします。ミニマムなサイズながら、F2.0とレンズが明るいことも購入の理由。天気が良かったので早速GX7mkIIに装着して近所の空き地で試写してみました。▼以下全てJPEG撮って出し。夕暮れ時なので色温度低め。特記なき場合、絞りはF5.6~8

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左→やはり換算15mmは広いです。右→24mm(12-40mmPRO)と比較するとこれだけ違います。アスペクト比が3:2なので、実質16mm対25mmぐらいでしょうか。

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クローズな空間だとより画角の恩恵を享受できますね。左)15mm 右)24mm


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歪曲はまずまず補正されています。ワタシ的には撮って出しで充分使えます


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まずまずの解像感。周辺の光量落ちや流れ、解像度低下は特に大きくは感じません


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やはり直射日光を入れるとフレア、ゴースト出ます。撮影時は構図に工夫が必要


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E2.0絞り開放で寄るとボケを楽しめます


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最短撮影距離12cm(0.22倍)なので超広角マクロもOK。※左からの斜光でゴースト出現


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MFレンズはMicro Nikkor55mmF2.8S以来で9年ぶり~最近は目が悪くなっているのでAF任せです(汗) MFといってもこのレンズは超広角なので目測でOK。MFTは被写界深度が深いので、風景なら距離指標を無限付近に合わせ、F5.6~8に絞っておけば充分。フィルム時代のことを思い出しながら撮影を楽しみました。まだ使い込んでいませんが、ファーストレビューとして第一印象をまとめてみました。

◎超広角単焦点 MFTでは唯一の存在。小さい単焦点を求める人には他の選択肢なし
◎換算15mm 18mmでは画角不足のシーンも。15mmならほとんど切り取れる
◎作り込み カメラ好きが喜ぶメカニカルでクラシックな佇まい。ねっとりした操作感も良
◎必要にして十分な画質 ゴーストや光量落ちも含め、これ以上の性能向上は大きさとトレードオフ
◎フィルター装着可能 私はつけない予定ですが、人によっては喜ばれるでしょう

△距離指標の信頼度? 検証していませんがどうも怪しそう~無限もオーバーインフだし
△フードの固定がゆるい ロックがないためすぐ外れて落ちるという報告があります
△微妙な価格 やや高めの値付け~5万円ならバリューですが。中華ブランドの地位向上を感じます

✕レンズキャップ 設計不良!指作で掴めません(笑)パナソニック謹製と交換しました
✕レンズ正面の文字印刷 いくらなんでも大きすぎ。フィルター装着時の反射が気になります

このレンズについてはすでに詳細なレビューがネットに報告されており、私も概ね同じ評価です。やっぱりなぁ~という残念な点もありますが、後数年ですればコシナクオリティに追いつくのではないかと感じました。MFTの単焦点超広角レンズとしては唯一無二の選択肢ですが、とりあえず期待を裏切られることはないかと思います。コンパクトさが売りだったMFTも、昨今は高級大型化が進んでいます。しかしMFTの最大メリットはサイズバリューの良さ。海外製レンズに代替えしなくとも済むよう、既存プレミアムレンズのリニュアル、より一層の拡充をメーカーにはお願いしたいです。

【国内正規品】 LAOWA 単焦点 広角レンズ 7.5㎜ F/2 MFT マイクロフォーサーズ用

雨上がり

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雨が上がってガスが稜線に消えていく時間~いつものひととき。

これは使える!FeiyuTech ミニジンバル三脚

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面白いミニ三脚を入手したのでご紹介します。FeiyuTechという中華ブランドで、GoProに対応したジンバル三脚として設計されています。長さ78mm重さ45gというスペックで、とても小さい折りたたみ式ですが、ハンドグリップとしての握りの太さは確保されています。雲台は付属していませんが、わたしは小型カメラ用のミニ三脚として使いたいので、手持ちの雲台の中から、特に小さいベルボン製小型 ティルト雲台THD-23と組み合わせてみました。この雲台はパン機能は持っていませんが、32gと非常に軽く、雲台と組み合わせても77gと携行が苦になりません。

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小型軽量ながら作りがよく、剛性感も確保されています。


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1インチクラスのコンデジなら十分支えられます。


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左はヨシミのTHETA棒と組み合わせた図。実際に使ってみましたがさっそく役に立ってくれました。右はベルボンの自撮り棒と組み合わえたところ。ポケットサイズなので、手軽にタイムラプスやコンポジット撮影に手使えそうです。ミニ三脚は選択肢が多いのですが、こいつはけっこうおすすめできます。尼価格@1,979とお手軽です。

Amazon→ FeiyuTech ミニ ジンバル三脚 折り畳み式

伊丹市立美術館にて「並河靖之 七宝展」

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先週、いきなり家人が「七宝を見たいのじゃ!」と言い出し、「並河靖之 七宝展」を開催中の伊丹市立美術館へ運転手を務めることになりました。この美術館は初めてになりますが、こじんまりとして落ち着いた雰囲気の建物でした。平日にも関わらず、思ったより多い人出で、地味な催し?にも関わらず美術愛好家が集っていました。

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七宝といえばせいぜいアクセサリー程度しか連想できない朴念仁ですが、初めて見た本格的な七宝美術に驚き桃の木。精緻を極めた作品の数々に目を奪われてしまいました。並河靖之は明治期の日本を代表する七宝家で、欧米諸国でも高い評価を得たとか。工芸の技の凄み高みにしばし目を奪われました。細部に神は宿る、まさに目の保養でした。

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伊丹は江戸時代、灘五郷と並ぶ酒造りの産地で、現代にも清酒「白雪」などのブランドが継承されています。美術館の隣にはそんな文化を伝える酒蔵の「旧岡田家住宅・酒蔵」(国指定重要文化財)と「旧石橋家住宅」(県指 定文化財)が保存されており、内部を無料で見学できます。江戸の時代の情緒たっぷりの古い木造建築はいいもんですねぇ。

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石橋家酒蔵の内部


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岡田家の座敷、豊かな商家であったことが伺えます。


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岡田家の酒蔵、木造ながら大空間です。


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遠足の終わりはご近所の「白雪ブルワリーレストラン 長寿蔵」でランチをいただき満腹。
帰りに隣の直営ショップで清酒とクラフトビールを買い込みました。帰神後、飲みましたが美味しかったです^^



再びの全天球カメラ RICOH THETA SC

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全天球カメラが面白いということで3年前にもTHETA m15を購入したのですが、面白さはともかくプリントに手こずるとか、スマホとの連携やソフトの完成度がいまひとつで手放してしまいました。しかしながら現状モデルは着実にブラッシュアップを遂げており、評判は悪くありません。一過性のブームで終わらず後を追うメーカーも360度カメラ市場に参入するなど、リコーファンとしても嬉しい限りです。静止画向きモデルのTheta SCがずいぶん求めやすい価格なので、超広角カメラの代用で使えたら面白いかなと先日ゲットしました。
※このところ雨が多く外出できなかったため、作例としては不適切かつお粗末です(汗)

theta sc での初テストです - Spherical Image - RICOH THETA

伊丹市立美術館にて


伊丹にて - Spherical Image - RICOH THETA

伊丹市旧岡田家住宅(国指定重要文化財)にて

3年間の進化は素晴らしく画像もずいぶん向上しています。ソフトの使い勝手もよくなり、連携ソフトのTheta+を使うと各種の静止画切り出しも簡単にできるようになりました。スマホ自体の性能も向上しているので、以前とは比較にならないぐらいストレスが減りました。携行に負担になるようなサイズではありませんので、これからはちょいちょいと持ち出してやろうと思っています。

化粧の時間

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昼下がり、鏡を見つめて口紅を引く少女。日曜日の美術館にて

スーパーコンデジがやってきた!DSC-RX10M4 レビュー1

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以前よりRX10シリーズには興味を持っていましたが、パナ党の私はなかなか浮気もできませんでした。先達panoramaheadさんのRX10M3レビューを拝見するたび指を咥えておりました。ところがぎっちょん、4代目RX10M4はα9ゆずりのAF搭載と聞いて、ついポチリ。コンデジどころか下手な一眼デジよりでかいですが、年々体力の低下を感じる私には、ワイドから超望遠まで1台で済むのはありがたい限り。これで野鳥や昆虫相手に気楽に出かけられます。予算的には厳しかったですが(泣)

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フィルター径72mm、大きい前玉です。同じ1インチセンサー仕様のニコワン300mmズームの口径62mmや光学20倍ズームDMC-FZH1の口径67mmよりも大きいので、やはり高倍率かつF2.4~F4の明るいレンズを搭載するとこのサイズが必要なようです。幸い下手な一眼デジより大きいにも係わらず、意外と軽く感じました。1095gと最重量級ですが、図体も最大級なので比重を軽く感じて持ち重りしないのですね。グリップが持ちやすいことも要因でしょう。

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従来SONYのコンデジはRX100を含め何台か使いましたが、癖のある操作系が好きに慣れませんでした。あのIFはカメラというよりデジタルガジェットのそれで、フィルムカメラを使っていた私には直感的でなくまごつきを覚えることもしばしば。ところがRX10シリーズでは見直しをしたのか、少なくともまごつくことはなくマニュアル不要で初期設定を済ませることができました(※オリンパスには猛省を望む) あと気に入ったことは液晶がティルト式であること。最近はバリアングルが多いのですが、マクロ撮影とは相性が悪く使いにくいのでティルトでホッ。▼以下、すべてJPEG撮って出し

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画質いいです。1インチコンデジは数台使ってきましたが、光量さえ豊かであれば一番いいかもしれません。SONYらしいビビッドな色目で万人受けすると思います。レスポンスについてはクイックではありませんが、大きなレンズが伸縮することを考慮すればストレスを覚えるほどではありません。私はズーム操作については、シャッターボタン兼用のズームレバーの操作が好きなのですが、鏡胴側のズームリングがなかなかの感触で好感を持てました。ミノルタ時代からお馴染みのDMF時のピントリングの操作感もいいです。

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AWBまずまず当たりますが、曇天時はやや色温度が高めになるようです。それにしてもEVFの見え味がいいです。0.7倍と倍率も確保されていますし、高速連写時でもブラックアウトしません。あのEM1markIIの上を行きます、参りました。

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24mm相当ワイド側~中央の電柱に注目。


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手持ち600mm相当。ピクセル等倍、ほぼほぼ解像しています~これなら野鳥もOKかな。


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山道の路傍や植物園でちょっと離れたところの花や昆虫を撮りたいことはよくあります。テレ端72cmというマクロ性能は嬉しい限り。これだけでもこのカメラを買う理由の一つになります。

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曇天は少し冴えない感じ(ISO400)。パナ機は悪条件下でも濃密な色を吐いてくれるのですが。ピントについては追い込めませんでした。使い込みと慣れが必要かも?

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庭のオキナワスズメウリをパチリ~テレマクロ威力あり。試写に時間を取れなかったので、今回は肝心要の連写AF-Cをテストできませんでした。そこらは次回にでもまたレビューします。パナ党の私としてはこのところ値が下がってきたDMC-FZH1にも心を惹かれたのですが、600mmズーム+強力テレマクロとα9相当AFには抗えませんでした。まだ1回持ち出しただけですが、とりあえず後悔をせずに済みそうです。それにしてもカスタム設定を保存できるモードはないのやろか?