天守に立つ 国宝松江城

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次の訪問先は松江市内にある松江城。そろそろ日が傾く頃、登閣制限時間ぎりぎりに滑り込みました。松江城は現存する12の天守のうちのひとつで、天守が国宝指定された5城のうちの一つでもあります。松江開府の祖堀尾吉晴が慶長12年(1607)から5年の歳月をかけ完成、堀尾3代、京極1代、松平10代の居城でした。明治維新後取り壊される運命でしたが、関係者の尽力で取り壊しを免れ今日にその姿をとどめています。姫路城ほどの華やかさはありませんが、戦国の雰囲気を今に伝える黒塗りの外壁はなかなかの迫力です。

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下の広い階は博物スペースとして各種の武具や模型、文物が展示されていて見ごたえがありました。


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急勾配の階段を登っていきます


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平時は武器庫として使用されたとか


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最上階は人でいっぱい。ここも外人さんが多かったです


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宍道湖の落陽。ナイスな景観でした


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お堀の周りで散歩と買い物をした後、当日のホテル「なにわ一水館」へ回りました。なかなか居心地とサービスの良いホテルでした。食事も美味しくて、また来ることがあればぜひ利用したいですね。※この項続く

西日本最大の冬鳥越冬地 宍道湖斐伊川河口で鳥見

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出雲大社を後にして、次の目的地である宍道湖へ向かいました。本来は野鳥観察やビオトーブ、水族館などがある宍道湖グリーンパークへ行きたかったのですが、当日は定休日で休館。仕方がないので斐伊川河口へ向かいました。ここは自然環境の復元をめざしヨシの植栽を進めているそうです。ちなみに宍道湖はラムサール条約登録湿地になります。

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素晴らしい景観ですがポイント遠し(泣) かなりの数の水鳥が羽を休めていました


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小さな船着が。シジミ採りの舟でしょうか


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ここもポイントが遠くRX10M4(600mm相当)ではダメダメ。地元の方は全員デジスコ


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いきなりコブハクチョウがこんにちは。人見知りしません(笑)


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強力連写のRX10M4で楽々追尾ですが、いかんせん遠い…※大トリミング


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ヨシ原にオオジュリンがちらほら※大トリミング


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※翌日、家人が車の窓から撮ったコハクチョウ。ここらは確かにサンクチュアリ

当日は残念ながらカメラの望遠倍率が足らず、ちょっとストレスが残りました。2000mmは必要ですね(笑) 家人も荷物を減らすためフィールドスコープを用意していなかったので、双眼鏡では一部の鳥種が確定できなかったようです。さて陽が陰ってきたので鳥見を終え、急いで松江に向かいました。
当日出会えた鳥たちは、マガン、マガモ、コガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、オオバン、オオジュリン、イソヒヨドリ、お初のミヤマガラスとコクマルガラス、コハクチョウ、コブハクチョウ、カモメなど26種。

超絶パワースポット出雲大社へ

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11月22日、かねてより一度参拝したかった超絶パワースポット出雲大社へ、片道310kmを車で飛ばして行ってきました。当日はナイスな秋晴れ、紅葉に彩られた中国縦貫道、山陰道のドライブを楽しめました。小休憩を挟んで4時間30分、出雲市内に入ってしばらくすると立派な鳥居が見えてきました。

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参道を車でそのまま進むと、なんとも落ち着いた街並み(神門通り)です。景観を妨げる電柱がなく、鬱陶しい看板類や幟が最低限しか見当たらないのです。さすが、日本中の神様が集う神々のふるさとです。当日は平日ゆえか参拝者はそれほど多くありませんでした、ホッ

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大社の無料駐車場から、すぐに神楽殿にアクセスできます


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一度は見たい大しめ縄(13.5m/4.5トン)、すごい迫力でした。


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ここでは二拝四拍手一拝で


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祭神の大国主大神を祀る本殿。日本最古の神社建築様式だとか


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こちらは拝殿。反対側の神楽殿から回ったので順番が逆になりました(汗)


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落ち着いた風情の「松の参道」。伊勢とは一味違う雰囲気。


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「松の参道の鳥居」意外とヒューマンスケール。よくあるような売店がほとんど見当たらないため境内は閑静かつ厳かでした。宝物館も訪れましたが、なかなか面白かったです。このあと駐車場前の「八雲そば」で昼食。初めての出雲そば、とても美味しく濃厚な蕎麦湯もナイスでした。腹ごなしも済まない間に急いで次の訪問先へ。※この項続く

やっとこレビュー!DSC-RX10M4

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野鳥やトンボを手軽に撮ろうと奮発したRX10M4。買っては見たものの秋の長雨、度重なる台風の襲来、思わぬ所用などで、とうとう1ヶ月も防湿庫の中(笑) やっと先日フィールドに持ち出せました。コンデジとして大きく重く最大級ですが、一眼デジと超望遠レンズの組み合わせよりは圧倒的にラクチン。首から下げて山道を1万歩ほど歩いてみましたが、軟弱な私でもノープロブレム。これからの冬鳥シーズン、気軽に持ち出せそうです。でもって肝心の写りといえば…

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SONYらしいビビットでメリハリのある絵作り。万人に好まれるでしょう。


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高倍率ズームながら、使ってきた1インチコンデジの中では優秀な画質。


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ボケ味もまずまずで望遠を活かした画作りが可能。412mm相当 F4.0


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キラキラ玉ボケ。526mm相当 F4.0


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枝さえかわせば簡単に野鳥を撮れます。AF超優秀。※トリミング済


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超強力ワイドAFC~この程度なら余裕のよっちゃん。恐るべしSONYテクノロジー ※トリミング済


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シャッター速度優先で1/1000秒確保、F4、ISO3200の撮影例。小1インチセンサーゆえ画質はグズグズ。他に風景も撮ったがISO3200,1600は厳しい結果。800だとかつかつ容認できる。暗い樹間など厳しい条件での野鳥撮影では辛い。便利なオールインワンカメラだが、天気、光線を選ぶ気難しさもある。

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期待の超望遠マクロ。山辺の花や昆虫撮影に威力を発揮しそう。


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シチュエーションに対応できる便利ズーム。エンジェルラダーが降りてきたのでさっと切り取ってみた

鳥の作例は少なかったですが、まずはRX10M4の片鱗を試すことができました。高感度耐性にやや難ありですが、まずは価格に見合った性能、機能、作りだと思います。このカメラの実力については、ヘボな私より名手Panoramaheadさんがナイスなレビューをアップされています。月末に島根に持っていく予定なので、またレビューします。

待望の静止画強化機 LUMIX DC-G9 PRO

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パナソニックからの待望の静止画強化機LUMIX DC-G9が発表されました。パナ派の方はもうワクワクされているのではないでしょうか(私も)。パナのハイエンドといえばGHシリーズですが動画に軸足を置いたモデルですし、従来のGシリーズは質実剛健ながら中級機ラインで格下であることは否めませんでした。

しかし今回のDC-G9は現時点でパナ開発陣の総力を結集したモデルであり、マイクロフォーサーズ陣営のトップランナーE-M1 Mark IIに対するパナからの回答といえる力作だと思います。ワタシ的にはますますプラッシュアップされた操作性が嬉しいです。

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外観的には従来の路線を踏襲するもので、オリほど垢抜けたデザインではありませんが、かっちり作り込まれた印象です。レンズマウントは左手側に大きくシフトされ右手でのグリップスペースを確保しています。このところ大型化が目立つレンズ群への対応でしょう。

すぐ気がつくのがシャッターボタンとパワースイッチの兼用、これは嬉しいの一言。ニコン機を使うと実感する有難味です(笑)レンズマウント左にはファンクションボタンらしいスイッチが上下に二つ、プレビューや拡大などに役立ちそうです。右下の切り替えスイッチが気になります。IS切り替えモードかな?

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目につくのは丸型接眼レンズ~プロ機をイメージするメタファーです。赤リング付きのモードダイヤルの下側には、これもニコンのようなレリーズモードダイヤルが装着されています。特筆すべきは新設されたAFエリア選択ボタン、待ち望んでいた人も多いはず。

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液晶窓が新設されたので設定の確認は一目瞭然になりました。MFTとしては大柄なボディなので、1ボタン1機能を実現しており単純明快でわかりやすいです。オリジナルに拘りすぎ決して優れた操作性とはいえないオリンパス機と比較して、CN二強の操作性を大いに取り入れた明快な操作系は、多くの人の支持を得るはず。一眼デジからの移行を考えている人には大きなアドバンテージになるでしょう。

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静止画強化モデルというだけあって、1/8000秒シャッター、DFDの更なる強化、AF追尾20コマ、6.5段手ぶれ補正、ブラックアウトしないファインダー、80MPのハイレゾモード、4K60fpsスローモーション動画、デュアルメモリースロットなど機能てんこ盛り。問題はE-M10 Mark IIに準ずという価格~まぁこれは機能から見て仕方ないですね。いつまでたってもオリの操作性に馴染めず苦労している私には、代替手段として大いに興味があります。手にとって見て価格にふさわしい質感であれば購入してしまうかも。

世界初ミラーレス一眼、革新的なDMC-G1が登場して足掛け10年、思えばずいぶん進歩したものです。小ぶりのセンサー故に揶揄されることも多かったですが、開発陣の不断の努力がフルサイズ攻勢の時代ながらも、数あるマウントの中で地位の一角を確保しました。テレコン付き200mm F2.8など魅力的なレンズも出てきますし、新時代を迎えたMFT陣営、ますます目が離せませんね。

再評価!超広角ズーム M.ZUIKO 9-18mm

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先日、超広角専用機としてE-PLとLAOWA7.5mmF2を組み合わせたシステムを紹介しましたが、被写体が限定される超広角単焦点だけに、画角を補完する標準ズームやカメラが別途必要になります。日常的にはカメラ1台で気軽に済ませたいので、より利便性の高い超広角ズームとの組み合わせを検証してみました。

E-PL8とマッチするコンパクトズームということで、今回はオリンパスM.ZUIKO 9-18mmをチョイス。登場以来7年以上を経過したレンズですが、その写りの良さとミニマルなサイズ、比較的リーズナブルな価格で、いまだ定番の人気レンズです。細身かつ155gという重量はE-PL8のような小ぶりの一眼デジにはとても似合います。

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実はこのレンズの購入は3度めです。2回も手放した理由は「レンズを伸ばした状態(撮影スタンバイ)の不細工さ」につきます(笑) ろくろ首というか、鏡胴が細身なだけに貧相の一言。モチベーションがぐっと下がってしまうのは私一人だけではないはず(笑) 将来的にはインナーズームの採用、あるいはもう少し格好いいデザインを考えていただきたい。

フードを装着するとますます不細工になるので、今回はレンズガードだけでフードを付けないことにしました。幸いこのレンズは逆光に超強いという定評がありますし、どのみち純正フードはハレ切りの役には立ちそうもないデザインですから(笑) 他メーカーも含めて、この手のワイドズームはロック解除の儀式が必要ですが、オリンパスのそれはちょっと操作性が悪い。使った範囲ではキヤノンはまずまず、ニコン1は良かったですね。

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9-18mmズームの扱いやすさは、準標準域(36mm相当)までカバーする画角にあります。広角寄りのスナップスームとして、標準ズームの代替えとして使えます。7-14mmと比較すると、パースがつきすぎないので描写がより自然です。
▼以下作例)E-PL8 + M.ZUIKO 9-18mm すべてJPEG撮って出し(ビビット)

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ワタシ的には四隅での流れ、画質低下は最小で◎ ※9mmF5.6


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歪曲はやはりそれなり ※9mmF5.6


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素晴らしい逆光耐性(フードなし)。ハレ、ゴーストとも最小クラス ※9mmF11


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プロレンズではありませんが、コントラストが高くヌケも悪くありません ※9mmF4


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建物内のスナップでは、超広角はこういうシーンで役に立ちますね ※9mmF4


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MFTの常として、このレンズも寄れます。コンデジとは一味違う味わい ※9mmF5.6

LAOWA7.5mmは標準ズームと組み合わせ(ボディ2台携行)、このショートズームはボディ1台で気軽に使う予定です。久しぶりに9-18mmを使いましたが、高性能化が進んだ現在のカメラでも充分通用するレンズでした。むしろカメラの性能が上がったことで、このレンズの素性を引き出せたのかも。古臭くなった外観、質感については大いにリデザインを期待しますが。

再び姫路へ「第30回全国陶器市」

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先日、姫路市立美術館を訪れましたが、その折、二日後に陶器市と菓子祭りが開かれることを知り、茶碗好きの家人と甘党の私はまたまた車を飛ばして姫路へ行ってきました。この手の青空市は東寺の「弘法市」以来なので、楽しみでした。全国より30以上の産地、窯元から出品者が集まっており、平日ながら結構な人で賑わっていました。

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姫路城をバックに贅沢なロケーションです。


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同じようなものを売っていても店によって集客状況に大きな差があります~商売は難しい!


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家人は波佐見焼が好きなのですが、気に入ったものがなかったようです。


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それでも伊万里焼のブースで面白い醤油差しなどを見つけて買って帰りました。


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菓子祭りでは姫路名物かりん糖をゲット~糖質的には褒めたものではありません(爆)


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今年は姫路方面によく出かけましたが、城下町だけあってなかなか見どころがありました。

姫路市立美術館にて「リアルのゆくえ」

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NHKの日曜美術館の特集で見て以来、心に留まっていたのですが、姫路の市立美術館で「リアルのゆくえ」が開催されていることを知り、先日車を飛ばして鑑賞してきました。「リアルのゆくえ」は明治期の高橋由一、岸田劉生から現代につなぐ写実画の足跡を追ったもので、美術展企画として非常に興味深いものです。

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姫路は財政が豊かだからでしょうか、行政の建物はどれも立派です。姫路市立美術館も素晴らしい建築で、いつ行っても感心します。当日はお天気もよく平日ながら結構な人出でした。

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当日見たかった一番の作品、犬塚勉「梅雨の晴れ間」。素晴らしかったです

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しかし当日、一番感動したのは、石川寅治「浜辺に立つ少女たち」。ドキュメント写真を凌駕するリアリティ、写真では表現し得ない叙情性。すっかり惚れ込んでしまい、退場するまでに二度、絵の前に佇んでしまいました。美術品を見てこれほど心を囚われたのは、興福寺の阿修羅像以来です。上記の絵はWebでいただいてきたものですが、小さすぎてその迫力を伝えられないことが残念です。美術館巡りをしていると時々素晴らしい発見に巡り会えて嬉しいです。美味しい料理に出会った感激にも似ています(笑)