冬色

91_20171231162550d64.jpg
冬の散歩道は被写体が少なくて寂しいです。上手い人はなんでも絵にしますが、凡手はいけません。

今年も拙ブログへお越しいただきありがとうございました。振り返って見るに、市場パラダイムの急変でカメラ業界は高級高額化へ舵を切り、開発費の抑制からか新製品がぐっと少なくなりました。同時に旧型の並行販売で値崩れさせない手堅い商法を展開しています。毎期の新製品ウォッチングや型落ちセールを楽しんでいた私も、そうそう小遣いを浪費しにくい状況になりました。来年は貧乏を加速させる機材購入を見直し、本道である写真の腕を磨かなくてはと思っています(笑) では皆様よいお年を。。

E-PL8にはM.ZD30mmマクロが似合う

8_20171229224724147.jpg
高画質高機能化に伴いシステムが肥大化しつつあるマイクロフォーサーズですが、それでもE-PL8のようなコンパクトな機材は他のマウントでは得難いです。E-PL8には小型の単焦点レンズがマッチしますが、30mm F3.5 Macroとの組み合わせをまだ試していなかったことを思い出し、先日テストしてみました。

マイクロフォーサーズには四本のマクロレンズがありますが、この30mm F3.5は128gと群を抜いて軽量コンパクトなのでPENとの相性はすこぶるいいです。精緻な作り込み感こそありませんが、光学機器らしい雰囲気を醸しているのはオリンパスデザイナー陣の巧みさです。ワーキングディスタンスが極端に短いので、ガード兼用でエツミのフジツボ型フードを装着しています。▼作例はすべてJPEG撮って出し

5_20171229224719745.jpg
開放からよく解像します。F3.5 1/60sec


1_20171229224713a79.jpg
2万円台で買える安いレンズですが描写に不満なし。F3.5 1/60sec


4_2017122922471887d.jpg
開放です。本当は2段は絞りたいところ。F3.5 1/80sec


6_20171229224721dd0.jpg
低光量のマクロ域はE-PL8ではちと厳しいかな。F3.5 1/60sec ISO1600


3_20171229224716ca1.jpg
下手なので微ブレ(汗)。ボケ味は悪くありません。F3.5 1/20sec ISO1600<


2_201712292247150f3.jpg
ビギナーには扱いやすい焦点距離です。F3.5 1/60sec ISO1000<


7_20171229233423ccd.jpg
レンズが当たるほど寄れます(笑) 


定評のあるレンズなので、E-PL8との組み合わせでも特に気になるところはありませんでした。ただしE-PL8のISは2軸式なので、マクロに有効とされる5軸式には引けを取るため、光量の少ないところでは手振れに注意する必要があります。このレンズの売りは換算2.5倍という強力なマクロ性能ですが、ワーキングディスタンスが95mm(レンズ先端から14mm)と極端に短いため、その性能を活用できるシーンは少ないです。実用的には換算2倍あれば十分でしょう。

軽量コンパクト、かつAFが快速であるということがこのレンズのいいところです。パナ機と組み合わせるのであれば、2/3段明るく、ISを内蔵したLUMIX30mmF2.8の方がよい選択かも。このところ機材の高級化高額化がどんどん進んでいるので、このような小さくて安価高性能な古き良き?マイクロフォーサーズレンズを見るとホッとします(笑)

SIGMAを試してみた 30mm F1.4 DC DN マイクロフォーサーズ

2_20171227182048d2e.jpg
マイクロフォーサーズの標準単焦点については、2514から始まって2518、2514と使ってきました。そのいずれもが世評通りナイスなレンズでしたが、最新の25mmF1.2PROについてはちょっとやりすぎの感があります。あまりにもレンズ構成枚数が多いためにT値が1.7とハイスピードレンズにはふさわしくない残念な仕様。高性能故にフィルター径62mm、重量410gとマイクロフォーサーズとしては大柄でボディを選びます。

そこで先日購入したDMC-G8に合わせるべく、新顔のSIGMA 30mm F1.4をチョイスしました。2518や2514でも良いのですが、2512とボケ量がほぼ匹敵するといわれる3014を試してみたかったからです。サイズ的には2512のフィルター径62mm重量410gと比較すると、フィルター径52mm重量265gとひとまわりコンパクトで楽ちん。

3_20171228171119e8a.jpg
精緻な作り込みのE-M1markIIには、やはり純正PROレンズ2512がピッタリですが、どこかゆるい感じのG8にはシンプルで飾り気のないシグマのコンテンポラリーがよく似合います。G8自体E-M1markIIよりやや小さく軽量なので、3014との組み合わせは取り回しがよく、持ち出す機会が増えそうです。▼以下作例はすべてJPEG撮って出し。絞ると切れるレンズですが、今回はすべて開放で撮っています。ボディはDMC-G8

6_201712271820540d3.jpg
開放では平凡な写り。風景なら2段は絞りたい。AFは開放時でも俊足。F1.4 1/16000


9_2017122718205848d.jpg
アウトフォーカスさせてみた。口径食はまずまずかな。F1.4


5_201712271820524ac.jpg
当たり前だが、マイクロフォーサーズでも暈けるように撮ると十分暈ける(笑) F1.4 1/4000


7_20171227182055431.jpg
換算0.28倍とかなり寄れるので使い勝手はいい。開放では甘くシベに少しハロが出ている。マクロ域では絞ったほうが無難。F1.4


91_201712271821004e9.jpg
切れは感じられないが、軟調好みなワタシには十分かな。F1.4 1/125


92_20171227182101539.jpg
60mmと少し長い焦点距離なので、ディティールを切り取るときは扱いやすい。F1.4 1/1600


93_20171227182104a41.jpg
デジタル時代でもハイスピードレンズは有効。ISO耐性の低いマイクロフォーサーズには大口径の有り難み多し。

実売価格3万円代のレンズですから、開放から解像感バリバリを望めませんが、それなりに大口径単焦点の雰囲気を享受できます。画質的にはLeica2514が一枚上手ですが、このレンズの面白いのはAPS-C用の転用というところ。光量落ちなど四隅の画質低下は感じません。焦点距離が30mmとちょっと望遠気味になっているので、25mmと比較すると間合いが取りにくいですが、中望遠が好きな人なら苦もなく使いこなされるでしょう。

実はシグマのレンズを試すのは十年ぶりになります。その昔のシグマレンズは純正と比較するとかなり色乗りが悪く、ワタシ的には全く好みではありませんでしたが。しかし昨今は世評通り高画質化が図られており、このレンズも安価ながらまずまずの演色で悪くありませんでした。マイクロフォーサーズは純正でいいレンズが揃っているので、このレンズでなければだめというわけでありませんが、ふわっとした開放画質は捨てがたいと思います。個人的にはモノクロで使ってみたいですね。

或る日の印象

2_20171219211628a09.jpg



1_20171219211625c79.jpg



3_2017121921162493b.jpg
M.ZD60mmF2.8 & DMC-G8

習作 花

9_2017121920491126c.jpg
ご近所にて
久しぶりにM.ZD60mmマクロを使ってみました。たしかにいいレンズです。

ニコン&ドンケコラボモデル F-3X NAVY

1_20171212180101565.jpg
照準付きのRX10M4がすっぽり入るカメラバックを物色していたのですが、ニコンダイレクトからドンケとのコラボモデルの新色が出ていることを知り、早速三田市にあるニコンのアウトレットショップへ行って購入してきました。従来のコラボモデルは生地がペラペラのコーデュラナイロンで、風合いはもちろん防護性にも欠ける代物でしたが、新色は帆布製でしっかりしたものです。Failfield社の8番キャンバスという生地で、定番オリジナルのものとは違うとのことでしたが、現物を見た限り差は素材の差は感じませんでした。

3_20171212180105da0.jpg
F-3Xは過去、3タイプほど入手してきましたが、パイピングによる二色使い、いわゆるオリジナルカラーは初めてです。直販価格27,540円とちょっとお高いですが、お洒落さと珍しさにつられ購入してしまいました。並行モノは低品質なものに当たることもも多々ありますが、さすがにニコン監修だからでしょうか、縫製は定番物より丁寧でしっかりしています。

2_201712121801025ed.jpg
ドンケ特有のクッションレスな作り、メリットでもデメリットでもありますが、見た目より大量に入る理由です。昨今の太い鏡胴に合わせ直したのか、レンズ収納用の2つのパーティションは以前より少し大きくなったような気がします。77mm大口径レンズもすんなり収まります。

4_201712121801065eb.jpg
ドンケで何より好きなのが大雑把で使い方を強制しないポケット類。オープンかつ広いマチでなんでも放り込めるフロントポケット。メモやパンフを入れられるリアポケット。フィルターやレンズクリーナーを収容できるかぶせ蓋裏のポケット。そして何よりすごいのが左右のでかいポケット。元々は多くのフィルムを入れるためのスペースだったと思うのですが、ちょっとしたカメラ、レンズ、ストロボ、ミニ三脚、水筒までなんでも放り込めるスーパー便利なポケットで、私がドンケを愛する所以です。

5_2017121218010711f.jpg
とりあえず照準付きのRX10M4とサブカメラ等はすんなり収めることができました。高さがあるので大口径望遠レンズもOK。このところ大型化が進んできたミラーレスシステムにはぴったりではないでしょうか。

轟沈!三田市「青野ダム」にて鳥見

1_20171212150238be9.jpg
先日、三田市にある青野ダムへ鳥見に出かけてきました。観察対象はカモ類ですが、ひょっとしたらヤマセミと出会えればという儚い想いもあります(笑) 2年前に来たときも寒波で冷え込み貧果だったのですが。さて今回は…と思いつつ湖面を見渡せば、生物反応なし!筏に乗ったワカサギ釣りの家族連れが風に震えるばかり(爆)

2_20171212150241dfd.jpg
ここらでヤマセミと出会える予定でしたが、ここも生物反応ゼロ(爆)


3_20171212150242f21.jpg
景色はフォトジェニックですが…


4_20171212150243dcb.jpg
こんなのが飛んできたので、カメラの練習(泣)


5_2017121215023780b.jpg
湖畔に立つラーメン屋の駐車場でメジロと遭遇~貧果にもほどがある(笑) 次回はリベンジのため播州方面へ出撃予定!当日出会えた鳥たちは、マガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ヒドリガモ、オオバン、ホオジロ、カワラヒワ、メジロ、セグロセキレイ、ダイサギなど19種。

完成度高し LUMIX DMC-G8 レビュー

1_20171212122254ce3.jpg
年末恒例のベストカメラ誌放談会を読んでいると、メンバー達がDMC-G8をベストミラーレスと褒め上げていたので、つい乗せられてポチってしまいました(笑) 年明けにG9が出てきますが、価格とサイズがネックになって購入はまだまだ先になりそうです。それまでのつなぎとしては悪くないかなという思いもありました。

G8購入の一番目の理由はLeica8-18mmとベストマッチするパナボディを欲しかったこと。先日まで使っていたGX7MK2は死角の少ないナイスカメラですが、コンパクトだけに大口径ズームを装着するとハンドリングは今ひとつで、しっかりとしたグリップを持つGシリーズがマッチングに勝ります。二番目の理由はオリンパス機を使うたびにストレスを感じる操作性です。親指AFに代表されるように、隠し技に合せ技が必要な設定手順は悲惨すぎます。なんとか操作を覚えても、ちょっと使わないと忘れてしまうので思い出すまでが大変(汗) せめてマニュアルをニコン並に充実してくれれば大分助かるのですが。一つ一つをみれば高機能の塊のようなカメラですが、私のように頭が固くなった爺には辛い。

2_201712121222568ff.jpg
格上のE-M1markIIと比較するとやや小さく軽いです。質感についてはクラスの違いがはっきり。ニコンでいえばD500とD7500の差程度でしょうか。しかし前モデルのG7よりはプラスチッキーさが抑えられ見た目は向上しています。操作性については安心のパナソニック、ドライブモードとAFモードが独立ダイヤルに割り当てられているのでホッ。他にもファンクションボタンが6つ用意されているので、カスタマイズ性もばっちり。面白いのはプッシュボタンで機能を切り替えできるリアダイヤル。うまく割り当てるとスピーディなセッティングが可能になりそう。電源ボタンは右手側なので、左手側のオリ機よりは楽ちん。オリンパスという会社はCNほど因習にとらわれない良さがありますが、頑なところもあって使い手は困ります。

超広角レンズで撮影するとかなりのパースが付きます。私は室内写真で柱が傾いているのが大嫌いなので(笑)二軸水準器は必然。オリンパスのそれは画面下と右に別れて表示されるので、水平とアオリを見つつ調整する必要がありますが、パナ機はキヤノン機と同じように一つに集約されて表示されるので見やすいです。ちょっと大きすぎるのでもう少し小さくしてもらえるとありがたいのですが。ストロボが内蔵されていることも大きなアドバンテージ。あると助かることが多いですし、必要なときは持っていないことも多々あるので。

3_20171212122532545.jpg
ミドルクラスゆえにメカシャッターが1/4000秒、フラッシュ同調速度が1/160秒であることは仕方ありませんが、防塵防滴仕様であることや独立SDカードスロット、1.48倍ファインダーなどマニアには嬉しい装備が奢られています。有機ELの見え味は悪くありませんし、ハイアイポイントなのでE-M1markIIより好みです。

大きくブラッシュアップされた内蔵手ぶれ補正、最強E-M1markIIの5.5段に迫る5段は強力の一言。MFT2社レンズ群の敷居が低くなりました。電磁駆動方式を採用したメカニカルシャッターのフィーリングはすこぶるいい感じ。ショックがG7比1/10だとか。従来のマイクロフォーサーズは防振に有利なミラーレスといいつつ、シャッターショックが大きくて微ブレに悩まされたものですが、ここへ来て解決されましたね。電子先幕シャッターも採用されましたが、私程度のスキルでは使いこなそうにもありません(笑) 
※以下作例)すべてJPEG撮って出し。レンズはLEICA 8-18mm0と42.5mmF1.7

4_20171212122257f3b.jpg



5_2017121212225946c.jpg



6_20171212122300c2a.jpg



7_2017121212230108e.jpg



8_20171212122303592.jpg



9_20171212122253117.jpg
純正レンズの効果もあるでしょうが、オリ機よりは柔らかくかつ濃密な色合いです。フィルターレスになったので晴天時の風景やマクロにはいいはず。使い古された1600万画素センサーですが、それだけにチューンが進んでおり、レンズの力を引き出してくれる力はあると思います。E-M1markIIは美人かつ性悪女ですが、G8はほっとする良妻型かな(笑)