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これぞレアもの! TK-ALZM2微動雲台


面白い雲台を手に入れたのでお披露目したいと思います。しばらく前にギア雲台のことを調べていたら、天体観測機材を開発している「テレスコ工作工房」さんが、非常にユニークな微動雲台(経緯台)を開発されていることを知りました。写真を見る限り、高性能を示唆するようなナイスなフォルムです。一般写真撮影にも使用できるということなので、レアアイテムには目のない三脚フェチとしては飛びつかざるをえません。予約後待つこと2ヶ月、ブルーアルマイトのTK-ALZM2が先日届きました。※天文にはうといので用語を間違えていたらごめんなさい。


この手の微動雲台といえば、マンフロット405ギアヘッド(写真左)がよく知られています。究極の物撮り雲台として評価が高く、私も長らく使っています。しかし大きく高価なところから、一般的には、410ジュニアギアヘッドがよく使われているようです。405よりコンパクトでリーズナブルですが、410の難点は微動ノブが恐ろしく固い上にギアフリー用クラッチも固くて、まず非力な女性には扱えない代物です。私もしばらく使いましたが、405にスイッチしました(泣)

TK-ALZM2は、ギアを動かして微動させるのではなく、粗動ダイヤルで固定させてから、微動ダイヤルで角度を微調整します。微動専用ダイヤルがパン、ティルトそれぞれ対向して2個ずつあり、初めて見た時は「何これ?」でしたが、しばらく動かしているうちに2個必要なことに納得。わざとフリーストロークが残してあり、その範疇で2個のストッパーを動かして微調整するのです。なんてユニークな発想でしょうか、簡単な仕組みで微動とロックを実現させています。指先の力だけで軽く操作できるのは、この機構に依るところでしょう。シンプルながら素敵なメカです。う〜ん、マンダム!


とはいえ、一般の写真撮影ではカットごとにアングルを変えますから、使い勝手だけを考えれば専用設計されたマンフロット製ギア雲台が勝ります。私も室内では405を使い続ける予定です。しかし下位機種の410を選ぶぐらいなら、軽快なTK-ALZM2を選んだほうが幸せになれます。決して代替品ではありません。一手間かかりますが、アナログ感たっぷりの操作性は、慣れてくるとなかなか面白いです。安物の雲台のような増し締めでアングルが狂うということもありません。

凝った造りの割には、コンパクトかつ軽量です。星を追跡するポータル赤道儀や望遠鏡を支える強度からはじかれたスペックでしょうが、通常の一眼デジにもジャストフィットのボリューム。マンフロのギア雲台が中版や4×5に対応したレガシーなサイズであることを考えると、非常にモダンですね。アウトドアに持ち出しやすいので、じっくり被写体に向き合う風景撮影にもよいかと思います。加えて特筆すべきはカメラプレート、精度と使い勝手にしびれました。最近は猫も杓子もアルカ互換ですが、オリジナリティあふれるデザインセンスに脱帽。オプションで追加購入可。※頑丈かつ埋め込まれているので、上からアルカアダプターを装着してもナイスな外観を損なわずに一体化が可能。


さて、この雲台は元々経緯台なのでパン、縦ティルトのみの2D雲台です。よって単独ではビデオ雲台と同じく水平調整ができません。三脚でやるのは面倒なのでレベラーが必要になります。雲台ベース中央に水準器が仕込まれていますが、中華雲台のそれとは一味違う精度に、製作者のこだわりを感じました。更に改良を加え、微動をウォームギアのようなメカで制御するようになれば、海外ブランドを凌駕する最高の微動雲台になると思います。それには僕のような変人や天文愛好家がもっと増えないと、採算が合わないでしょうね。頑張って!テレスコ工作工房さん。
「テレスコ工作工房」 http://telesco-factory.ocnk.net
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2 Comments

arak_okano  

No title

凄いスーパーウェッポンが手には入りましたね、バグースです。アラックはもっと簡易な微動の物を買いましたが出番がない横着者です。

2014/03/04 (Tue) 07:01 | EDIT | REPLY |   

monopod  

No title

arakさん、スーパーとまでは言えませんがスペシャルではあります。
とても手作りとは思えません(^^)v

2014/03/04 (Tue) 21:17 | EDIT | REPLY |   

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