大人の遠足 古都点景

猿沢池畔の蕎麦屋さん、昔懐かしい雰囲気に惹かれて入りました。

藤原氏の氏寺として強大な勢力を誇った興福寺も、明治の廃仏毀釈によりその面影なし、うむ。

奈良といえば鹿、犬猫以上に人間と共生中。こういう例は世界でも稀なそうな。

三月堂近くの神楽所にて。壁画はほとんど落魄しているが、こんなものがそこらにあるのが古都たる所以か。

一つだけ願いを叶えてくれる一言主神社。奉納された小さな鳥居に想いがこもって切ない。

小さな鹿はやはり餌に当たる機会が少ないのだろうか。大事そうに煎餅を咥えた姿がちょっと不憫で可愛い。

茶所の壁に貼られた仏画。可愛いイラストタッチに身近な生活感を感じる。

ふと見上げると天窓に古い扇風機のシルエット。時が止まって久しいようです。
奈良は同じ観光都市である京都より商業色が鼻につきません。その分垢抜けず泥臭いところもありますが、のんびり散策を楽しめるような。近いうちにまた行ってみたいと思います、観光客が少ない時に(笑)※この項終わり
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