2015-06-02 (Tue)
22:53
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時々拝見しているブログ「山里 稔の世界」の山岸さんが北海道名物、木彫り熊の展示会を6月7日まで開催されています。面白そうなので覗いてみたいのですが、平成になっても神戸から北海道は遠い。仕方がないので山里さんが上梓された「北海道 木彫り熊の考察」を取り寄せて読んでみました。
木彫り熊といえば土産物のイメージがあって十把一絡げにしていましたが、頁をめくるたびに出会う個性豊かな熊達に思わずニンマリ。思えばもう随分昔、小学校二年生の時に訪れた昭和新山を思い出しました。売店で繋がれた熊と相撲をとっていたアイヌの青年、唇に刺青をしたアイヌの女性、座り込んで熊を彫っていたアイヌの老人、遠い遠い記憶の一コマ。
どこの家にもひとつぐらいあったかもしれない懐かしい木彫り熊。徳川義親のお声がかりで始まったとされる土産物ですが、一流の職人が彫った熊は美術品、文化財として鑑賞に耐えうる素晴らしいアートです。山里コレクションを始めとする木彫の数々、一見の価値あり、良書です。
Last Modified : 2020-04-10
No title * by blackfacesheep
にょほほほ、木彫り熊さん、久しぶり♪
昔はいたるところでみかけたんですけどね。^^
この子はしゃけを咥えておりませんね・・・いろんなバリエーションがあるんだろうなあ。^^
昔はいたるところでみかけたんですけどね。^^
この子はしゃけを咥えておりませんね・・・いろんなバリエーションがあるんだろうなあ。^^
No title * by yama3-blog
書籍のこと取り上げて頂き、ありがとうございます!!
一冊の中に木彫り熊の成立ちなど記載しまして、尚、280点からなる多様な木彫り熊を写真で図鑑のようにまとめました。何時でも参考資料として使えますように@3500に押さえて出版いたしましたが、皆様に活用されますことを願っているところです。 また、素晴らしいモノが多く北海道の文化財として大切に扱ってもらえるようになれば、もっと嬉しいです!!
一冊の中に木彫り熊の成立ちなど記載しまして、尚、280点からなる多様な木彫り熊を写真で図鑑のようにまとめました。何時でも参考資料として使えますように@3500に押さえて出版いたしましたが、皆様に活用されますことを願っているところです。 また、素晴らしいモノが多く北海道の文化財として大切に扱ってもらえるようになれば、もっと嬉しいです!!
No title * by monopod
umisanjinさん、うちの実家にも小さいのがあったのですが、いつの頃からか見なくなりました。
No title * by monopod
黒顔羊さん、ほんと色々なポーズや個性があって見飽きませんよ。
いまでも作っている職人さんは、もう一人だけらしいです。
いまでも作っている職人さんは、もう一人だけらしいです。
No title * by monopod
yamaさん、忘れられつつある木彫り熊ですが、書籍がきっかけになってまた見直されるのではないでしょうか。このまま消えるには惜しすぎる文化財、新しい時代のキャラクターとして再登場すると面白いですよね。
いつの間にか、無くなってましたが、、^^;