
毎度の三脚ネタ、今回はユニークな雲台を紹介します。自由雲台の分野では大陸製の氾濫でアルカスイス型が大流行。構造がシンプルでスライド可能、超小型から超大型プレートまで同じ規格でOKという使い勝手の良さで、アルカ互換プレートがスタンダードになりつつあります。とは言うものの、ビデオ分野ではマンフロットが幅をきかせており、アルカ互換は私の知る限りベルボンのFHDシリーズだけです。そのFHDシリーズは小から大まで使っていますが、悪くはないもののカウンターバランスが未装備など、ビデオ雲台としてはいま一歩です。ビデオ雲台もアルカ互換になると、色々便利なんだがな〜とある日、ネットを徘回していたら・・

なんとありました!旺盛なパクリ精神であっという間に三脚市場を席巻したBENROが作っていました。SシリーズビデオヘッドでS2P、S4PとPのつくモデルにアルカ互換シューが装着されています。リーズナブルなので早速S4Pを購入して見ました。例によって本体はマンフロットのベストセラー701HDVをパクっていますが、プレートは特大のアルカ互換タイプに換装されています。スクエアタイプなので幅広の一眼デジにもしっかり固定できます。

写真は手持ちの240mmプレートを装着したところ。スコープや超望遠レンズに装着するようなロングプレートがすんなり付くのがアルカ互換のいい所。アルカ互換といっても、メーカー間の相性がありますが、この雲台は溝の嵌め合いに余裕があり、ほとんどのメーカに対応しそうです。
肝心の使い勝手といえば、コピー元のマンフロ701HDVに似た操作感ですが、パンが固すぎる701HDVと比べスムーズにパンできますので、軽量機材との相性はいいです。カウンターバランスの数値は公表されていませんが、手応えから2kgぐらいなので、中量機材ならお辞儀は防げそうです。仕上げはプラスチッキーですが、価格を考えるとまずまずでしょうか。商品寿命が短いレア物と思われますので、興味のある方はいかが。
Last Modified : 2017-01-10
コメント問題ないです。ありがとうございます^^
一点、レバーロックなのが気がかりです。
また上に乗せるのはGH3+35-100+マイクで1.3kgくらいなのでS4PだとオーバースペックでS2Pでもいいかなとおもってますが、どうでしょうか。
S4Pはティルト、パンともに軽い操作力で動きますので、ミラーレスでも十分使えますが、より小型軽量という点ではS2Pでもマッチすると思います。ただS2を使った経験から言うと、作り込みはもうひとつですし、カウンターバランスも装備されていません。小型のホームビデオ用には良いと思いますが、むしろベルボンのFHD41〜51の方がよい選択だと私は思います。
FHD51QNも候補にあげていたのですがパンが重かったので順位が下がっています。
ビデオ雲台はまだ使った事ないんですけど、動画に興味が湧いてきたら考えようかな。(^_^)
(BORGはジンバル雲台を使っています)
P.S.昨日三度ほどコメントを送信してみましたが、エキサイト側の不具合なのかコメントが送れませんでした。
一応エキサイトのほうに報告しましたが、ちゃんと直ってるかな。(^_^;)