
ふと路傍で小さな生き物や面白い野草を見つけることがあります。昨今のハイコンはマクロが弱いので、なかなか思うように撮れません。ということで強力マクロ搭載のオリンパスTG-3やTG-850をしばらく使いましたが、画質や使い勝手が100%満足できるものではありませんでした。しかしながら現行のTG-4は、かなり愛好家の期待に応える改良を積み上げ、評判も良いようなので、交換レンズ予算を流用し購入してみました。

TG-3からの改良点としては、なんといってもAFターゲットを選択できるようになったのが大きいです。マクロ域での構図の自由度が大いに向上しました。またスーパーマクロの撮影範囲が30cmまで拡大され、ちょっとした物撮りが便利に。あとRAW対応とか、モードが追加整理されたとか色々ありますが、いわゆる従来モデルを磨き上げたブラッシュアップモデルといえます。密かに喧伝されている海野モデルかも。※オリンパスお得意の別売り商法「LEDライトガイド LG-1」を取り付けた図、安くないのでムカつく。こんな必携品は標準装備でしょうが…

TG-4の売りといえば深度合成です。左が合成前、右が合成後(10カット)になります。かなりの効果があります。このカットは銀苔のクローズアップですが、昆虫のように全体にピントを合わせたい被写体なら、有り難みがあるはずです。

西陽を受ける山景、水蒸気が多く好条件ではありませんが、平凡な描写。昨今の高性能スマホのカメラ程度かな。TGシリーズは1/2.3センサーと屈折系レンズの組み合わせなので、まず画質的には期待できませんが… ▼以下作例すべてJPEG撮って出し

不思議に被写体との距離が近づくにつれ画質が向上??

TG-4は電子式に加えてセンサー式の手ブレ防止も搭載しているので、私のような下手っぴには有り難いです。

曇天の条件下ですが、中央部はまずまずの描写ですかね。

AFポイントが移動できるので、従来モデルより構図が楽になりました。

石垣に自生していたツタバウンラン。数mmの小さい花でも簡単に撮れるので、腕が上がったように錯覚してしまいます(笑) 残念ながらティルト液晶ではないので、地面近くでは老眼&腰痛でひと苦労〜次期モデルはぜひ可動液晶を!
F2.0レンズやWiFi、GPS、防水防塵など価格に相応しい装備で、まずは納得。通常撮影での画質はしょぼいですが、不思議に最短域ではきっちり写ります。マクロに最適化されたチューンでしょうね。もう海に潜る歳ではないので、全天候型マクロカメラとして連れ歩く予定です。
Last Modified : 2020-04-10
書かれているような改良が結構ツボですし、接写時の画質(は)良いんですよね。
深度合成、E-M5IIとフォトショの合わせ技を試してみていますが、小さなブツ撮りには強烈に効果的ですね。なぜボディで出来ないのか不思議、、、ちょっとE-M1が羨ましい。
良さそうです。
防水、耐衝撃機能を省いて、チルト液晶、リングライト標準増備のマクロカメラという
ジャンルに踏み出して頂きたいです。
たくさん、マクロってくださいね。
TG-5が面白くなるのではとおもってるのですが。
水中カメラ兼用でなく、マクロ専用を作ってくれれば面白いと思うのですが。
これからはとんがったカメラの時代だと思います^^