
先日、水族館の撮影で好結果をえられなかったことから、マウント追加も含む機材購入を検討していましたが、結局わたしの撮り方に一番フィットするのは使い慣れたマイクロフォーサーズ(以下MFT)だと再認識しました。MFTの弱点はボケ量、ISO耐性、動体追尾AFといわれていますが、ボケは元々APS-C比、半段〜1段の差でしかありませんので、明るいレンズの採用で充分カバーできます。ISO耐性、動体追尾AFについては、ここに2,3年でずいぶん向上しました。ISO耐性はAPS-C比、半段〜1段程度、動体追尾AFについては、某誌テストでE-M1、GH4が二強のミドル機を凌駕したというテスト結果が出ています(ホンマかいな)。
もちろん暗い場所での動体撮影に最適解と思われるフルサイズも検討しましたが、しばらく使ったD700と同じ結果(結局持ちださなくなる)になると予想されますし、人気のα7 II については、手頃なレンズが揃っていない上に、スリムなボディとのアンバランスさが目につきます。また私淑するPanoramaheadさんの水族館撮影の記事を拝見し、機材より腕とセッティングということを改めて示唆していただきました。ということで結果は現状維持、まずはめでたし(笑)

といっても振り上げた拳を下ろすわけにはいきません。そこでゲットしたのがE-M5m2(水族館に関係なし) 最新鋭PEN Fも考えましたが、オリジナルの素晴らしいデザインを覚えているだけに、大きな違和感を覚えます。値頃感もないし…まぁ安くなったら考えますが。E-M5m2はいまさらながらの古兵16メガセンサーで新鮮味はありませんが、ローパスフィルターレス採用とか。手持ちのE-M1と同様の画質、操作性なので戸惑いはありません。話題の40Mハイレゾショット、面倒なので使いません(笑)

アクセサリーポートが廃止されたため、往年のフィルム機のようにペンタ部がぐっと小さくなり、見た目がぐっと締まりました。上級機E-M1に準ずる作りこみの良さで、二強のハイクラスDSLRより質感はいいかも。昔のワインダーのようなデザインが気に入ってHLD-8Gグリップを装着しました。ぐっと持ちやすくなりましたが、必要以上の小型化の弊害が出てますねぇ。今風にいうと「なんだかなぁ」 デザインはともかくボリューム的にはGX8ぐらいが正解かもしれません。付属の小型ストロボは、壁バウンスが可能な面白いギミックで感心しました。
実は、こいつを購入した一番の理由は官能的なシャッター音なんです! 初のダンパーシャッターユニット採用の効果でしょうか、音色が「カシャッ」ではなく、小さく低いアルトで「クシュッ」。しかもボディを通してくる感触がグミの実のようなブルン。う〜ん、快感だわ~~ ▼以下作例すべてJPEG撮って出し

年々進化しているのでしょうね。階調性が改善され、AE任せでも滅多に白飛びしなくなりました。

同じMFTのパナよりメリハリのある絵作り、デジタルらしい明快な色調で好まれる方が多いと思います。

AE、AWBまずまず当たります。前後コマンドダイヤルが使いやすくて補正もテキパキ。

世界初5軸手ブレ防止、マクロ撮影にも効果があるとか。たしかに手持ちでもありがたみを感じました。

MFTは手軽な高性能レンズが揃っているので面白いですね。このところ高級化高額化が進んでますが。

4:3という比率はワイド感に欠けるためMFTの弱点ですが、ポートレイト構図では収まりがよく長所でもあります
総論的にはハイエンドE-M1の小型化ブラッシュUP版という位置付けですね。できないことは深度合成ぐらいで、わたし的には電子シフトが搭載されているのが嬉しい。ファンクションボタンがやたら多く、好みで機能割当できるのはいいのですが、追加追加でごちゃごちゃ。そのくせ親指AFを割り当てるのは大変で教えてもらわなくてはいけない(笑) やはり二強のような練り込んだ操作体系を確立させる必要があるはず。特にドライブモード、フォーカスモード、露出モードの三点セットは独立物理ダイヤル(ボタン)でワンタッチアクセスできないと、状況が刻々と変化するフィールドの動体相手ではとっさに対応できません。ここらに故米谷氏のようなカメラ哲学を持つ強力な開発リーダーの不在を感じます。泥臭くともパナのほうが実戦的でいいかな。※開発担当者に読んで欲しいなぁ(-_-)ボソ
いずれにせよスナップや観光、物撮りなら、見やすいEVFとバリアングル液晶のおかげで、ナイスなカメラです。しかし野鳥用などフィールドでシビアに使うなら、かなり設定を追い込んで(理由は上位の通り)マイセットにしておかないと、快適に使えないため手間がかかります。この際、メーカーが被写体別&用途別推奨テンプレートを作ってアプリとして公開くれないかなぁ。それならカスタマイズがラクチン、ラビリンス的操作系もまた楽しからずやなんですが。
Last Modified : 2020-04-10
あはは!なんだか痛快です。確かに面倒くさいですよね。
E-M5Ⅱの動画手ぶれ補正は異次元レベルなんですが、これもmonopodさんは使わないかも(汗)
マイセットの設定、ぜひ公開してください。とても興味があります。
おっしゃるような強いリーダーシップが育たず船頭と口出し親分が多すぎ(略
マイセットにしてもカスタマイズにしても、きちんとマッチングしていく事で凄く使いやすいボディにする事ができますけど、なくした場合(イロイロありますが)いちいちメモを片手に手作業という、、、。
本当、どうにか工夫して欲しいですね。
とりあえずアップデートで設定が消える事は(今回のアプデから)無くなったらしいです。
私もグリップは同時購入したのですが、今は専らアルカプレート付のECG-2ばかりです。
ここら辺、OM-4の頃から何も進歩しとらんですw
またまた新鋭機の導入ですか(*^.^*)
今後の素晴らしい作品を大いに期待しております。
例の変な形のスタビライザーを持ち歩かなくいいのですね(^^;)
一度挑戦してみようかな〜
今から思うとOM1(=M1)って凄いカメラでしたねぇ。
しかし最後は市場のAF化に乗り遅れたのが敗因で、それが未だに尾を引いているような(-_-
デジタル化してから毎月買っているような気がします(爆)
レンズのバリエーションも含め、今、一番使いやすいのがマイクロフォーサーズのシステムだと思います。
昔のフィルム機のようにグリップなしにして、まず美しくする。
あとはPENでやっていたみたいにネジでオプションを取り付けるようにしたらダメなんですかねぇ。