2010-05-09 (Sun)
02:57
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デジタル化に伴いカメラやレンズは息つく暇もない技術進歩ですが、三脚などの周辺機材は十年一日のごとくのんびりまったりしております。そんな中で最近面白いと思ったのはブラックラピッドのストラップです。かなり喧伝されていますのでご存じの方も多いと思います。斜めがけや小型DSLRの普及で生まれた来た商品だと思います。構造上速写性に優れますし、カメラ上部に吊り具まとわりつかないのでグリップが持ちやすく視野を塞ぎません。目の付け所はよいのですが残念なことに商品ラインナップが少なくDSLRに特化しているため、私が思うにちょっと無骨かつ高価です。実は以前家人用のコンデジを購入したときに、偶然同じアイデアで長いストラップを作ったことがあります。東西プロアマ問わず人間同じようなことを考えるものです。
価格が高いのが欠点なので、似たようなストラップを自作しておられる方の記事をちらほら目にするようになりました。たいていエツミの三脚ねじ取り付けストラップを長くしたような形ですが、これはダメだと思います。この商品のキモはストラップの上をするするカメラ取付具が滑るということなのです。これでもって速写性に優れているわけで、固定してしまうと通常の2点吊りカメラストラップと大きく変わりません。

数点試作した内から3点ばかり紹介します。参考にされて制作する方は自己責任にてお願いします。簡単な構造なのでどなたにでもすぐ作れると思います。材料は上からナイロンテープ20/25/30mmです。非常に強靱な素材です。カットした断面はライターで炙ってほつれをとります。上から二つは長さ調整にバックルを使っています。バックルのみでもしっかり固定できるのでバックルの先に着けているプラ製移動カンは不要ですが、余ったテープがぶらぶらしないよう滑り止めを兼ね取り付けています。バックルの片方にはテープを折り返しミシンで縫い付けてます。嫁はん、おおきに。
一番下はDSLR用に作った30mmテープのもので、移動カン2個で長さを調整するようにしています。長さをワンタッチ調整できない代わり、脱着バックルで簡単に切り離せます。ミシン縫いが不要なので作るのは本当に簡単、器用な人なら5分あればOKでしょう。このストラップの先には重い大型DSLR用に純正ブラックラピッドのステンレス環を購入して取り付けています。さすがに既製品だけあってひたすら頑丈で滑緩み止めのゴムも付いています。しかし回転して絡みを防止するような気の利いた仕様ではありません。米国製ですね(笑)
パーツは東急ハンズで揃えました。大型手芸店でも揃うと思います。1000円もあれば2本は作れるはず(笑)三脚座用の金具は手持ちのエツミ製ハンドストラップから外しています。私の知る限り新旧3種類ほどありますので、気に入ったものを探して下さい。個人的に使った感想では、大きめのコンデジやマイクロフォーサーズの斜めがけに一番ぴったり来ます。この場合テープ幅は軽快な20mmでOK、色も選べます。D700にも使ってみましたが、これは装着感が今ひとつよくありませんでした。大きく重いカメラにはやはり古典的な2点吊りがよいかも。

デジカメウォッチに紹介されていましたね。
Last Modified : 2017-01-17
No title * by monopod
NeoNさん、こんばんは。
これは工作と呼べるほどのものではないです。
不当に高価、あるいは使い勝手の悪いストラップが多いので
自分の技術力=小学校高学年の工作程度(笑)に応じたDIYです。
これは工作と呼べるほどのものではないです。
不当に高価、あるいは使い勝手の悪いストラップが多いので
自分の技術力=小学校高学年の工作程度(笑)に応じたDIYです。
No title * by hiro_clover
こういうストラップもあるんですね~。
リンク先の動画も見ましたが、動きもスムーズでスナップの際にはかなり便利に使えそうですね!
自作するのは凄いです。(^_^)
リンク先の動画も見ましたが、動きもスムーズでスナップの際にはかなり便利に使えそうですね!
自作するのは凄いです。(^_^)
No title * by monopod
hiroさん、こんばんは。
日本にも似たようなものが昔からあるのですよ。
僕はネジ止めのハンドストラップを普段から使っているので、違和感はありません、お勧めです。
日本にも似たようなものが昔からあるのですよ。
僕はネジ止めのハンドストラップを普段から使っているので、違和感はありません、お勧めです。
さすがですね。こういうものをササッと作れるとは。
僕は不器用なので、無理です。ミシンが使える奥さんもいないし(笑)。