
以前Nikon1 V3にオリンパスの照準器EE-1を取り付けた記事をUPしました。興味を持たれる方が多いのか、たくさんのアクセスをいただきました。今回改良型を試作しましたので、改めてUPいたします。前回は照準器の取付にミニ雲台を利用しておりましたが、オリンパスのEE-1は照準調整ダイヤルが非常によくできており、雲台を利用して調整する必要がありません。

そこで今回は雲台を外し、ブラケットに直接ボルトオンするように改良しました。これによって照準調整が簡単になると同時に、カメラへの装着、分離、運搬が便利になりました。あわせて重量の軽減も図れました。雲台は便利なようで不便というのは使っている方ならよくお分かりのはず。雲台を廃したことで使い勝手が劇的に向上しました。

雲台を利用しないので、雲台の代わりとなるL型のアングルピースが必要になります。寸法的にはシビアになりますが、ボルト穴を長穴とすることでアジャストが可能になります。ファインダー窓とほぼ同じ高さにセッティングすることで両眼視が可能になります。

パーツ表です。
1)オリンパス照準器EE-1
2)W1/4ネジ付きシューマウント
3)L型アングルピース(L38×38×25)※ホームセンターで入手可
4)照準器固定用エツミカメラネジETM-83988 ※ワッシャとW1/4ネジでも可
5)エツミ製L型ブラケットミニ改造 ※照準器との干渉を防ぐため、写真の位置でカナノコでカット(重要)。断面はヤスリがけの上タッチアップ。
6)アングルピース固定用カメラネジ+ワッシャ
7)エツミブラケット用止ネジE-530(脱着用)※固定するなら一般のカメラネジでも可
照準器EE-1の記事はアクセスが多くそれだけ皆さん興味を持たれているようです。既製パーツに少し改造するだけに使い勝手の良いブラケットができますので、参考にしていただければ幸いです。
Last Modified : 2020-04-10
フルサイズのような大きなボディでしたら、L型ブラケットのカット加工はおそらく必要ないと思います。
従来の照準器は調整がしずらいので雲台は必須ですが、EE-1は調整がしやすいだけでなく、調整幅も大きいので雲台は必要ありません。むしろ雲台より調整しやすく、動いてずれることもないので楽チンです。
各パーツが入手しやすいものになっているのもポイント高いです。
雲台を排するのは思いつきもしませんでした。そんなに使いやすいんですか!