2016-06-16 (Thu)
04:17
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最近はストロボ(元々商品名)と呼ばずフラッシュが一般的なので、以下フラッシュと表記します。僕がカメラを始めた頃はフラッシュというと、使い捨ての閃光電球のことでしたので、いまでもやや違和感を覚えます(笑) さて昨今はカメラの高感度性能が向上し、以前に比べればフラッシュの出番が非常に減りました。くわえてカメラ内蔵のフラッシュも高性能になり、単品販売のフラッシュを購入する方が少なくなったと思います。

それでも光量が足りないとか、メリハリが欲しい、被写体を止めたいなど、専門的なニーズとなると、やはり高性能外付けフラッシュが欲しいものです。私が現在マイクロフォーサーズ用にメインで使っているものは、パナソニックのDMW-FL360Lです。パナはフィルム時代からフラッシュを作ってきた老舗で、ニコンなど大手のOEM先でした。現在はオリンパスにOEM供給しており、規格的には互換性があります。
このDMW-FL360LはOLYMPUSのFL-600Rとほぼ同一仕様で、マイクロフォーサーズの筐体に合わせてコンパクトに設計されています。価格的にはパナの方が若干安価に販売されています。GNは35mm画角時に24(ISO100)、格上でサイズも大きいニコンSB700が同条件でGN28ですから悪くないと思います。ワイドパネルを使うと超広角16mm(換算)をカバー。お約束のキャッチライトプレートや、ビデオに使えるLEDライトも装備されています。
低価格ながらワイヤレス撮影に対応しており、カメラからの遠隔操作性は容易で、複数フラッシュのコントロールも簡単です。操作性については、私のように老眼が進むと、フラッシュ本体液晶の極小文字は辛いです。アナログのニッシン製品が直感的でいいですね。

DMW-FL360Lは室内で物撮りに使ってます。人物や大きい物を撮ることがないので、光量的にはクリップオンでも十分。基本的にアンブレラを使っていますが、極小2畳スタジオなんで50~70cmのアンブレラを使ってます。工夫はクリップオンの光軸とアンブレラの中心をできるだけ揃えるために、SD HOLDERと呼ばれる特殊なアンブレラホルダーを使っていること。小さい傘でも配光が綺麗になるので、なかなかの優れものです。

写真はニッシンのフラッシュと、ルーセント(透過型)アンブレラと組み合わせたもの。以前は蛍光灯やLEDの定常光を使っていましたが、セッティングの手間はかかるものの、マニュアル発光に慣れると、フラッシュのほうが好結果が得られています。まぁセンスが悪いので、たいした写真は撮れていませんが(笑)
Last Modified : 2020-04-10
それはさておき、ストロボ(すみませんが、これで)がちゃんと使えると写真の幅が広がりますよね。今のストロボは昔に比べると高性能なんで、ボディから離してもオートで使えるし、仕上がりもきれいで言うことなしです。でも持ち出すのはボリュームも重量もあって、やっぱり面倒です。