2017-03-14 (Tue)
23:55
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マイクロフォサーズレンズといえばコンパクト&リーズナブルがアドバンテージでしたが、ここ一二年はぐっと高級&高額化が進みましたね。オリのサンヨン、24-100mm、パナの24mmF1.4、42.5mm f1.2、いずれも素晴らしい性能で、私のような貧乏人は垂涎の一言。私自身はフィルム時代から大口径ハイスピードレンズが憧れで、MFTながら大きなボケが期待できる42.5mm f1.2に傾いていたのですが、私の周りにポートレートにふさわしいモデルがいないので(爆)実用性で勝る25mmF1.2を試してみることにしました。

フィルム時代は50mmF1.4がレンズキットで購入できたので、ニコン、キャノン、ミノルタ、オリンパスをそれぞれ使い込みました。そんなこともあって50mmの距離感というのは体に馴染んでいて扱いやすいです。さてこのオリンパス製25mmレンズは期待の大口径ではありますが、フルサイズF2.4相当なのでボケ量に関しては割り引く必要があります。できればF1.0にチャレンジして欲しかったですが、種々の事情で実用化を断念したとか、うむ。F1.0にはパナにチャレンジしてもらいましょう(ただし買える値段でお願いします)。

当初はより大きなボケが期待でき価格もリーズナブルなシグマ製30mmF1.4も検討していましたが、ネットでの作例からでもわかるM.ZD 25mm F1.2のボケの美しさ、開放から使える解像感とコントラスト、鏡胴の仕上がりの良さなどもあって、ついにポチッと誘惑に負けてしまいました。

まだ試写に出かけていませんが、そこそこ寄って撮ればボケ量に不足はありません。ストリートスナップで背景をぼかしたい場合は素直に大口径中望遠を使うべきでしょう。それにしても素直できれいなボケです。さすが開発陣がボケにこだわったというだけあります。パナライカ25mmf1.4も引けをとらないナイスな描写をしますが、AFは段違いにオリが早くストレスを感じません。開発時期の差でしょうか。オリ25mmF1.8もバリューなレンズですが比較するのはナンセンス。何れにせよ魅力的なハイエンドレンズが揃ってきて、マウントの格がぐっと向上しましたね。
Last Modified : 2020-04-10
ボケは量より質ですから。