2017-03-23 (Thu)
01:52
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先日NHKで「ブラタモリ」神戸編で湊川隧道が取り上げられていて興味深く視聴しました。明治34年、竣工神戸市治水と市街地改造を目的として作られた河川トンネルで、会下山を貫通しています。現在は新湊川トンネルにその役割を譲りましたが、旧トンネルの呑口、内部は近代化遺産として保存されています。見学できるのかなと思って調べてみたら、毎月第3土曜日の13時~15時に一般公開されているということなので、神戸市民の端くれとして家人と二人出かけてきました。

古い隧道へのアクセスは、新たに作られた斜路でアプローチする仕組みです。通路の左右には隧道や地区にまつわる古い資料が展示されており、なかなか興味深いものでした。当時としてはハイテクな技術を駆使して作られたトンネルだったようです。

斜路から隧道へ入ったところ。思ったより大きく立派なトンネルでした。

丁寧に積まれた煉瓦、風情があります。

歩いていくと何やら人だかりが。

ミニコンサートが開催されていました。

演目は村上和幸さんの尺八。ホール効果でなかなかの音でした。

当日はアマチュアカメラマンの姿もちらほら。なかなか絵になるところです。

Uターンして再び斜路を上がると外光が眩しいです。短い時間でしたが興味深い体験でした。運営に携われておられるボランティア有志「湊川隧道保存友の会」の方々にお礼を申し上げます。
古い神戸は清盛の時代から栄えた兵庫地区と、東部の神戸地区の2つに別れており、旧湊川によって分断されていました。この旧湊川を付け替えた事により兵庫地区と神戸地区が一体化され、その後の市の発展に寄与したそうです。行政ではなく民間資本で行われた大工事だとか。長らく神戸で人間やっていますが、知らないことがまだまだあり勉強になりました。
さて当日はE-M1markIIと24-100mmF4を持ち出しました。F4開放(ISO1600)で0.3sec~1/6程度と非常に厳しい光量でしたが、見事に被写体を捉えてくれました。かなり動体ブレしているコマが多かったので駄目かなって思ってチェックしてみたら、見事に止まってました。恐るべし6.5段補正の実力! ノイズもかなり減っていますし、ダイナミックレンジの拡大も体感できました。初代もまずまずの画質でしたが、3年分の進化は大したものです。APS-C相手なら、画質的には不満を感じることはないでしょう。ブルンとしたシャッターフィーリングは快感の一言。
相変わらずスカタンな操作系については・・設計陣の頑固さには呆れ果てるばかりです。現場で使う機械というのは、なんでもできるという高機能より、シンプルで直感的なIFが最重要だと思うのですが。かのスティーブ・ジョブスは言っています。「なにを足すかではなく、なにを捨てるかが難しいのだ」。至言であります。カメラではキャノンが一番この思想に近いですかね。
Last Modified : 2017-04-11
* by xylishcool
ここは好きで、2回ほど行きました。土木の日にはミニコンサートもなく、通り抜けができるので、その日が個人的には好きですね。
To gettengさん * by monopod
御意!タモリに教えられて出かけてきました^^
To xylishcoolさん * by monopod
そうなんですよ~通り抜け出来なくてがっかり。
でも今度は通り抜けできる土木の日に、再度出かけてみますね^^
でも今度は通り抜けできる土木の日に、再度出かけてみますね^^
* by halkyoto
E-M1markII購入されてたんですね。
うらやましい限りです。私は価格が高いのがネックでまだ古いほうのままです。(^^;)
うらやましい限りです。私は価格が高いのがネックでまだ古いほうのままです。(^^;)
To halkyotoさん * by monopod
こんにちは。
markIIは3年分以上の進化でした^^
いいカメラです(ちょっとお世辞も入ってます)。
markIIは3年分以上の進化でした^^
いいカメラです(ちょっとお世辞も入ってます)。
* by jet
歴史を感じる素晴らしいトンネルですね!
To jetさん * by monopod
ほんと歴史遺産です。
こんなところを歩くと感慨深いものがあります。
こんなところを歩くと感慨深いものがあります。
この隧道のことは、過日の「ブラタモリ」で取り上げていたような・・・。