2017-04-05 (Wed)
04:11
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Mフォーサーズを長らく使っていますが、主力はパナソニック機です。しっとりした色調と明快な操作性がその理由です。もちろんオリ機も代々購入していますが、癖のある操作性に慣れることができず常用するには至りませんでした。鳴り物入りで登場したE-M1は、期待の動体AFが野鳥撮影に使えるほどの性能レベルには至っておらず、外へ持ち出す機会は殆どありませんでした。
ところがどっこい、二代目E-M1 Mark IIの高性能AFには驚くばかり~超高速読み出しのEVFも相まって飛ぶ鳥を並のレフ機以上に追随できます。また続々と登場したプロレンズ群の高性能にも驚き桃の木~瑞光の名を辱めない仕上がりで問題は価格のみ(笑) ここに至って一眼デジに追いつき追い越すためのブレークスルーが実現、停滞感のあったMフォーサーズの立ち位置が一気に向上しました。私自身E-M1 Mark IIを使ってみて、これぞ新しい世代のミラーレスと認識を新たにしました。こうなると使いづらい操作性などと文句ばかりを言っているわけにいかず、使いこなすための算段を始めることに。

従来、私の撮影行はレンズ付きパナ機2台が基本でしたが、今後E-M1 Mark IIを主力にするのでサブ機も同様の操作性、IF、防振機構をもつオリ機のほうがマッチします。オリ独自の操作性習熟ということも課題ですので、新たなボディを新規購入することにしました。今回新調したのは、E-M1をそのまま小さくしたようなE-M10 Mark II。OM-Dシリーズの末弟で、位相差センダーこそ搭載されていませんが、一般撮影なら十分な性能を有しています。

手に持った感触はフォーサーズ時代に愛用したE400シリーズに通ずるもので、コンパクトかつ緻密な塊感を作り出す技はOM1からの伝統だとつくづく思います。同クラスの二強のそれと比較すると、同じプラスチッキーでも作り込みの上手さ、質感の演出で一枚も二枚も上。やはりイケメンは女子にもてます(笑) そうそう液晶はやはりティルトが正解。私のように液晶多用する人間には、ワンアクションで画面を引き出せ、ストラップも引っかからないティルト式のほうが、バリアングルに優ります。

フォーマットを活かしたスーパーコンパクトなボディなのでパンケーキにはジャストマッチしますが、さすがにプロレンズには小さすぎていけません。そこで後付の専用グリップECG-3を装着しました。以前E-M5Mark II専用グリップHLD-8Gの出来が今ひとつだったので多少不安感があったのですが、こいつはナイス。電池交換のため仕組みが良くできていてワンタッチかつ確実に脱着できます。シャッターの押しやすさを確保するため逆テーパーの変な形状ですが、案外しっかりグリップできます。安価なオプションではありませんがおすすめの一品。

発売後、日時が経過しておりネット上では概ね高評価。私の感性レビューではE-M5 Mark IIより上と見ました。防滴が省略されるなど作り込みではやや劣るものの、コンパクトかつ軽量な機体は気軽に持ち出せます。画質も同等なので日常使用に不満はなく、とてもバリューなモデルです。このボディにPROレンズはややミスマッチで、新たにプレミアムレンズを手配しないといけないかも(笑) さっそく使用してみましたので作例には次回にでも。
Last Modified : 2020-04-10
No titleTo small-talkさん * by monopod
M1でサードパーティ製のアルカ互換のプレート使ってましたが、重宝してました。
パナの場合、販売台数が少ないためかアクセサリー類は少ないですね。
どこかが作ってくれるといいのですがね^^
パナの場合、販売台数が少ないためかアクセサリー類は少ないですね。
どこかが作ってくれるといいのですがね^^
これは、パナソニックの責任ではありませんが、パナの機種は、アルカスイス互換のL型プレートが用意されているのが、少ないのですよね。
E-M10mkⅡは、RRSにL型プレートがあるんですよね、ちょっと意外ですが。
手振れ補正が強力とはいえ、三脚も使いたいですから。
財政難なので、中々、買えませんが、E-M10mkⅡ欲しいですね。