2017-05-08 (Mon)
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ちょっとおもしろいミニ三脚Fotopro 三脚 M-4 MINI 3段

Fotoproミニ三脚に関しては登場以来、多くのユーザーから支持されており、今回試用してみてその評価の高さを私も体感することができました。デジカメ登場以来、三脚の出番が減りつつあり、ミニ三脚もアイテムが激減したので、このように使える三脚がリリースされているのは嬉しい限りです。従来ミニ三脚には2つの流れがあり、ジッツオ等のプロ向きローレベル専用小型三脚、あるいはアマチュア向けテーブルフォトミニ三脚に大別できますが、このFotoproミニ三脚はDSLRの仕様に耐える剛性を確保しつつ、取り回しの良さとグランドレベルでのマクロ撮影にも対応できる使い勝手を狙った意欲作です。
雲台は小型ながらまずまずの剛性を持つ自由雲台がセットされていますが、残念ながら流行のアルカスイス互換ではなく昔ながらのDIN規格シューです。軽量で取り付けもしやすいシューですが、色々細工したいこともあるので、手持ちの雲台と交換しました。

センターポールを一部外すことができるため、グランドレベルまで低くすることが可能です。三脚自体はジッツオのトラベラーをお手本にしていますが精度は悪くなく、脚の昇降、ロックはスムーズです。

脚を反転させ畳むとこれだけ小さくなります。携行用のヒップケースも付属しています。

アルカスイス互換シューの良いところはスライドができるということ。このようにスライドレールを装着するとマクロ撮影では非常に勝手が良いです。小さな山野草をや昆虫を撮る時は、脚が邪魔になることが多いので助かります。もちろんマクロレールのようにピントを追い込むギアは組み込まれていませんので、あくまでもポジション調整です。
しかしある程度の重量のある機材とレールを組み合わせると重量バランスが悪くなり、写真のような小型の自由雲台では支持力が不足します。といって大きな自由雲台というのもこのミニ三脚には似合いませんし、さてどうしようかなと思案していたところ…

尼で面白そうな3way雲台を発見!何が面白いかといってクイックシューがアルカスイス互換なのです。レビューを読む限り肝心の使い勝手も悪くないようです。しっかりしたプレートが付いて、お値段は破格の2,988円(笑)
Sinvitron 三脚雲台 3Way型 クイックシュー付 アルミ製 360°回転 全景撮影

届いたものを早速、三脚に取り付けてみました。この程度の機材ならば支持力に問題はありません。お手本メーカーはベルボンのようです。価格が価格だけに仕上げは本家より落ちますが、剛性感に不足はありません。使われているグリスが吟味されており、ビデオ雲台的なねっとりとしたオイルフルード感を得られます。ここらもベルボン製雲台のそれとよく似た操作感でナイスです。

3wayといってもサイドチルトは90度片側のみですので、厳密には2way雲台になります。個人的にはワンストップ雲台が好きなのですが、これは仕方がありません。パンに引っかかりはなくスムーズ、ティルト棒をロックした場合も構図のズレは最小で問題なし。

縦撮りの状態。小型ながらしっかりとした三脚と雲台なのでミラーレスならば不安定感はありません。しかし重量級のフルサイズカメラと望遠マクロの組み合わせなら、やはりワンランクアップした機材のほうが安心かと思います。まずはこの夏使えそうな機材をリーズナブルに揃えることができました。
★Fotopro 三脚 M-4 MINI 3段 小型 自由雲台 アルミ製 79538
Last Modified : 2017-05-09
僕は、清水の舞台からパラシュート無しで飛び降りてしまい、RRSのTFA-01UltraとBC-18を個人輸入しました。
おそらく、この組み合わせよりも、ローアングルになる三脚はないかなと。
縦位置は、L型プレートが必須となりますが、RRSらしく造りはしっかりしています。
ご紹介の三脚は三段なので、高さの調整がしやすそうですね。