2017-07-10 (Mon)
15:14
✎

今年は梅雨明けが少し遅れるそうですね。蒸し暑くて参ってます。さて花鳥風月には縁のないむさい男ですが、まぜか子供の頃から雨降りと紫陽花が好きです(笑) 毎年近所の植物園に紫陽花を撮りに行きますが、今年はバタバタしているうちにとうとうシーズン終了。せっかくなのでご近所の丹精を撮らせていただいてお茶を濁しました。



マクロセッティングを大きく変えてみました。
昔からスナップはプログラム、その他もろもろは絞り優先、物撮りはマニュアルと頑なに固守しています(笑) ASA感度に制約があり、手ブレ防止もなかった時代にカメラ操作を覚えましたので、開放なら一番早いシャッターが切れる、描写がゆるければ1、2段絞るという単純なスキルの信者です。デジタル時代になってISO設定というパラメーターが増えましたが、コンデジやセンサーサーズの小さなMFTではその恩恵は少なく、せいぜいISOオート(上限800)で設定するだけでした。
しかしここにきてMFTの高感度画質向上や機能性向上を体感できるようになってきたので、マクロ撮影時(屋外)の設定を大きく変えることにしました。まず絞り優先からシャッター速度優先に変更しました。強力な手ブレ防止を搭載していますが、屋外では風や生き物の行動による動体ブレは必然です。そこで1/1000程度の高速シャッターを前提に、F8前後まで絞れるようにするためISO感度を800~1600に設定しました。
オリ機では低振動シャッター低速連写、パナ機ではLV中速連写を使っていますが、シャッターについては読み取り速度が向上しているので電子シャッターを使ったほうがよいかもしれません。AFCについては被写体によってAFSと使い分けていますが、ことコントラストAFCに関してはオリ機よりパナ機(GX7mkII)のほうが圧倒的に歩留まりがいいです。オリ製レンズでも好結果なので、例の空間認識AF「DFD」の威力かと思われます。
いずれにせよ、チェックはしているものの基本的には成り行き任せの絞り優先から、パラメーターを把握して撮るシャッター速度優先に変えて歩留まりが大きく向上しました。慣れ親しんだやり方を変えるというのは面倒で頭の切り替えが必要ですが、今回はむしろストレスが減ったということで大成功。この春、野鳥撮影用のセッティングを見直した時、いろいろ検証したことが役に立ちました。今頃何を~と笑われるかもしれませんね^^

Last Modified : 2017-07-10
* by panoramahead
Sモードで撮ったことは一度もありませんでした。
しかも1/1000秒ですか!なんかもう眼から鱗ですね…。
しかも1/1000秒ですか!なんかもう眼から鱗ですね…。
To M2pictさん * by monopod
無精者なので本当はマクロのような繊細でスキルが必要な撮影には苦手なんですが
M2pictさんのような名手の作品を目にするたび、インスパイアされてぼちぼち勉強してます。
M2pictさんのような名手の作品を目にするたび、インスパイアされてぼちぼち勉強してます。
To panoramaheadさん * by monopod
曇天下でマクロ域で撮ると1/60sec程度の事が多いので、動体ブレで悩まされてました。
IFだと露出倍数がかからないっていいますが、60mmF2.8だとかかってるみたいですし?
解決のため、わけのわからん我流でやってます、お恥ずかしい(^^;)
IFだと露出倍数がかからないっていいますが、60mmF2.8だとかかってるみたいですし?
解決のため、わけのわからん我流でやってます、お恥ずかしい(^^;)
ハラビロの幼虫が花の上にとか、もう...グッジョブです。
ともかく明るさを稼ぎたい傾向の強いマクロですが、条件さえ良ければSS優先でいきたい場面は少なくありません。
飛び物などは特に、相手に応じて変更した方が良いですね。
おっしゃるように基本設定を変更するのは大変な部分もありますが、機材の性能に合わせて撮り方を変えていくのも大事なことかと思っています。