2017-10-06 (Fri)
20:33
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以前から一度行ってみたいと思っていた国立民族学博物館で、開館40周年記念特別展「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」が開催されていることを知り、先日家人と行ってきました。シーボルトといえば日本に西洋医学を伝え、また禁制の日本地図を国外に持ち出そうとして発覚、国外追放されたという程度の知識しかなかったのですが、医者と同時に優れた博物学者でもあり、後にその罪を許され再来日、幕府の顧問として活動する傍ら、多数の博物収集に努め、帰国後は日本学の権威として欧州で活動したとか。
今回の展示会はそのシーボルト没後150年を記念して里帰りした作品群で、貴重な幕末の日本の姿を垣間見ることができて満足度は高かったです。例によって館内(特別展示館)は撮影禁止なのでその様子をお伝えできませんが、平日にも関わらずかなりの人出でした。博物館は昔から好きですが、展示物のキャプションをすべて読んだのは今回が初めて(笑) 残念だったのは照明が暗すぎて展示物をちゃんと観察できなかったこと。照度を抑えるというより単なる蛍光灯の寿命ですね。有料なのだからちゃんと気をつかっていただきたいです。

特別展示館でシーボルト展を見学したあとは本館に移動。大きい博物館だとは聞いていましたが、たしかに大きく迫力があったです。展示室はこの階段から2階へアクセスします。手入れが行き届いており、40年も経った建物には思えません。

故黒川紀章氏の設計だけあって、迫力のあるセンターコートの環境。

世界の地域別民族文化展示を見学できます。小から大まで素晴らしいコレクションの数々。

ここは音楽ゾーン、たくさんの民族楽器が展示されていました。

カナダ建国150周年記念企画展「カナダ先住民の文化の力―過去、現在、未来」。ゼミ開催中

東南アジアゾーン、古いものが多いのですが手入れが良かったです。

中国ゾーン、ここも見どころがありました。

本物のねぶたが出迎えてくれる日本ゾーン。さすが我が国の博物だけあって内容が濃く見飽きませんでした。次回来るときは日本ゾーンをゆっくりじっくり再見学したと思います。※この項続く
Last Modified : 2018-08-28