2018-02-17 (Sat)
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GX8の正統進化か、はたまたGX7MK2のブラッシュアップかと思っていましたが、やはり小型ボディ踏襲でGX8路線は見送られましたね。高性能化にともなう大型化が進むミラーレスですが、やはりレンジファインダースタイルのカメラはコンパクトな方が受け入れられるのでしょう。正直GX8はパナソニック開発陣の意欲作で、私も大阪のショールームにまで出かけたのですが、手に取った途端そのだささにため息が出ました(汗)
数年前のヒット作GX1はPENよりも使いやすく案外高級感もある作りで、私もしばらく愛用しました。その後継機GX7もツボを抑えた作りでナイスなカメラでした。その後継のGX8はパナソニック初のボディ内蔵式手振れ防止を組み込みましたが、当時の技術ではまだ小型化が難しかったのかもしれませんね。GX7MK3はGX8とGX7MK2のいいとこ取りといった按配ですが、残念ながらG9のような革新性、GM1のようなデザイン性は感じられません。

とはいうもののパナ党の私としては買う理由を探さなくてはいけません(笑) 見た目の印象は小さくなったGX8というところでしょうか。相変わらず垢抜けしませんが、使い勝手は悪くなさそうです。個人的に評価したいのはEVF窓右横にフォーカスモードレバーが新設されたこと。メニューに入らずさっと切り替えられるので、撮影シーンによっては大きな武器になります。ドライブモードの下に露出補正専用ダイヤルが設置されたのも、補正を頻繁に行う私にはありがたいです。

最近はバリアングル液晶が主流になって、「液晶はティルトじゃ!」といくら私が叫んでもメーカーに無視されて久しいです(笑) 機能的にはG8と同等以上、センサーは2000万画素になりノイズはG9並だとか。地味ですが電源ボタンはMK2より使いやすいような気がします。

大型化するライカレンズ対応のためでしょう後付グリップも用意されました。残念ながら装着するとバッテリーにもSDカードにもアクセスできなくなるという芸のないグリップです。E-M10MK2専用ECG-3のようなワンタッチで外れるという気の利いたものではありません。真面目ながらも愚直なパナソニック、ギミックにはとことん拘るオリンパスとの差でしょうね。
PENシリーズへアドバンテージはストロボ、あるとないとは大違い。PENだと日中でも補助光が欲しいときに限ってストロボを持ってくるのを忘れて凹むこともしばしばです。またGX7MK2の内蔵フラッシュにはコマンダー機能がありませんでしたが、MK3はワイヤレス対応になたので外部フラッシュとの連動が容易になりました。総論としてファッション性という点ではPENシリーズに引けを取りますが、使い勝手の良さはますます磨きがかかって来たと思います。桜の時期には購入することになりそう(笑)
Last Modified : 2020-01-09
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No title * by keizo-f
なかなか精悍な顔つきで、良さそうに見えますが。
この手のレンジファインダー系カメラはグリップがでかいのは嫌なので結構私的にはいいところ付いてきたかと。
この手のレンジファインダー系カメラはグリップがでかいのは嫌なので結構私的にはいいところ付いてきたかと。
Re:keizo-fさん * by monopod
フィルム時代からのベテランは、左手でレンズ(=ボディ)を支え右手はシャッターに専念する癖があると思うので、僕もRFスタイルのカメラにはグリップを期待しません。ただし滑らない材質を右指が当たる周りには採用して欲しいです。