2018-03-05 (Mon)
22:55
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先日家人が長らく愛蔵していたカランダッシュの色鉛筆(80色セット)を払い下げてもらいました。動機はちょっと下手な絵でも描いてみようかなという思いつきです。昨年は美術館廻りが多かったので素人ながら多少は触発されています(笑) このカランダッシュはスイスの高級筆記具メーカーで、アーティストやデザイナーに支持されてるブランドです。
カランダッシュは世界で初めて水溶性鉛筆いわゆる水彩色鉛筆を開発したメーカーです。水彩色鉛筆はとても面白い画材で手軽に水彩画を楽しめる反面、描き手の技量に応じた奥の深さも持ち合わせています。この豪華な80色セットはずいぶん古いもので、家人がデザインの仕事をしていた頃入手したものですから、もう三十年近くになるかもしれません。

いまでも国産と比べると高いですが、当時はずいぶんと高価なもので、家人が大事にしていたことを覚えています。僕は若い頃、製図をやっていたので、当時馴染んだステッドラーの水彩鉛筆を購入しようかなと思っていたのですが、ふとこの色鉛筆のことを思い出し、ねだってみたところ、あっさり供与を許され物置の奥から出してくれました。「大事にするんだよ、じじい」「ははぁ~」 あまり使い込んでいなかったのか鉛筆はちびていませんでした。子供の頃、新しいクレパスや色鉛筆を手にすると新しい冒険の世界へチャレンジするようでワクワクしたものです。毎年年賀状はCGイラストですが、来年はこれで描いてやろうと思っています。でもそれまで続くかどうか(笑)
Last Modified : 2020-04-10
カラーチャートみたいですね。