2018-05-15 (Tue)
22:17
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先日、カシオ撤退の記事をアップしました。一抹の寂しさを覚えつつコメントしたのですが、記事アップ後、思うところあってカシオ最後の超広角モデルEXILIM EX-ZR4100をポチりました。前身のモデルEX-ZR4000をしばらく使ったことがあるのですが、超広角ズーム搭載ながらも、寄りきれないマクロ性能、馴染めない操作性などで、手放してしまいました。にもかかわらず今回、後継機を購入したのは、センチメンタルな気分だけではなく、現時点で唯一無二の超広角ズーム(しかも自撮り付き)だからです。ニコンのDL18-50が発売中止になったいま、この手のコンデジはこいつで最後になるかもしれません。

早速届いたZR4100、見た目的にはボディのシルバー部分が黒一色になったぐらいで、仕様に変更はありません、内部的にも新しい美顔モードやスマホとの親和性が図られた程度で、スペック的には同等。デザイン的にはかなり古臭くて残念感が漂いますが、やや大ぶりな割には軽くて持ち重りせず扱いやすいです。カスタマイズは露出補正をカスタムリングに割り当てただけです。カシオのカメラはフルオートで撮ったほうが好結果が得られることが多いですね。

新機能として、スマホでもお馴染みになりつつある背景ぼかしが追加されています。実写テストしてみましたが、構図によっては上手く切り抜きができず不自然になることもあるので、使い所が難しいですね。
▼以下、本邦最後のZR4100レビューになるかも(笑) すべてPEG撮って出し

やはり引きのないところでは19mmワイドの有難味を感じます

インテリジェントなプレミアムオートPPOでパチリ。暗部が持ち上がリすぎず自然

使い勝手のよい5倍ズーム、95mm相当

1/1.7センサーらしい画質で私には十分

記憶色寄りでメリハリのある色目です

3cmマクロ。寄りきれない上にAFも厳しい。動く昆虫はまず無理

レンズはオリンパスのOEMかも。
マクロについては、その後弄っているうちにベストショットモードのルーペを発見!等倍以上?のマクロ撮影が可能です。トリミングズームながら、カシオ得意の超解像処理でけっこう使える画質が得られます。超解像についてはデジタルズーム(10倍)でもその恩恵が受けられます。この技術については田中希美男プロが絶賛していますね。
最新ハイエンドスマホでは、マルチレンズ搭載が当たり前で、超広角レンズや望遠レンズが搭載されており、ZR4100クラスの機能、画質に肉薄していると思いますが、私のようなロートルには、カメラはカメラらしい格好をしている方がありがたいです。スマホで構えても落としそうでどうも気持ち悪くて(笑) こいつで最後のカシオ機になります。遠足には便利な超広角ズームなので、せいぜい持ち出してやるつもりです。
Last Modified : 2020-04-10