2018-12-12 (Wed)
21:49
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家人にツァイス謹製単眼鏡を進呈したので、私も一丁奮発することに(笑) 巷で人気が高く支持者が多いのがニコン HG5X15D。元は小型双眼鏡の片側を単眼鏡に仕立て直したもののようで、小ぶりでおしゃれなデザインです。ちょっと試してみましたがフラットな見え味と操作性はナイスですが、やや暗く視野が狭いことが気になりました。ツァイスを覗いたときのような感動はありません。そこで国産としてはハイエンドになる五藤光学研究所 GT-M518をゲットしました。

五藤光学研究所は知る人ぞ知る国産プラネタリウムの専業メーカーです。以前は天体望遠鏡や赤道儀を作っていて、その確かな技術でコアなファンに支持されていたと聞きます。その五島光学がコンシュマー向けに唯一提供しているのが単眼鏡GT-M518。望遠鏡やテレスコープでなく単眼鏡というのが面白い商品企画です。この分野は本格的なものがないから腕試し的に世に問おうとしたのかも知れません。口上としては徹底的に国産に拘ったとか。尼で27,600円と国産としては結構な価格です。

早速試用してみると、マニアたちの高評価を納得できました。解像力が高くフラットな見え味で周辺の収差はよく抑えられています。対物レンズが18mmもあるため単眼鏡としては大振りですが、その分明るく(瞳径 3.6mm)視野も十分。最短合焦距離は50cmなので、ルーペ的にも使えますし、近接から無限まで、ピントリング1回転でフォーカスするので素早く観察に入れます、またアイリリーフが18mmと十分に確保されているので、ツイストアップ見口と相まって眼鏡人間には嬉しいです。
価格に見合う高性能で、さすが元望遠鏡メーカーと唸らされます。しかし残念なのは価格に見合わないしょぼすぎるケース代わりの巾着袋。笑ってしまうほどちゃちなので、メーカーの名誉のために写真には撮りません(笑) さて家人のツァイス3x12と並べてみると、全く正反対のコンセプトで面白いです、モノキュラーの歴史が長い欧州ツァイスの名品、天体望遠鏡を作ってきた専業メーカーの逸品、全く対極的なものづくりですが、どちらも本物で長く愛用できそうです。
Last Modified : 2018-12-13
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Re: 鍵コメさん * by monopod
ご指摘ありがとうございました(^^ゞ
No title * by 川越
こういうのは必需品じゃないんですけど、欲しくなりますね〜。困ったもんだ。見なけりゃ知らないですませられたのになぁ。もっとも、買えませんが。(^^;
No title * by Re: 川越さん
そうなんですよ、欲しくなるんですよ(^^;)
年中こんなもの買って貧乏してます~
年中こんなもの買って貧乏してます~