2019-01-10 (Thu)
18:37
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温泉で有名な有馬に切手文化博物館(公益法人)というユニークな博物館があることを知り、家人と連れ立って行ってきました。私自身切手にそれほど興味はありませんが、小さな美術品と言われる切手を眺めること自体は嫌いではありません。小さい頃は切手ブームでどこの家でも集めていたものです。家人も時々面白い切手を買うことがあるそうで見学を楽しみにしていました。写真の建物は、盛岡市にあった馬事文化資料館「稱徳館」を移築したものだそうで、外内観ともになかなか立派な木造建築でした。

対象物がミニマムサイズの切手というだけあって展示は恐ろしく地味でした。飽き性の子供なら1分間で反乱を起こすでしょう(笑) しかし明治黎明期から現在に至るまでの展示は大変見ごたえがあり、時間が経つのを忘れました。デザイン関連という仕事柄、時代の変遷による意匠の変化や切手文化の移ろいを興味深く思いました。※館内撮影禁止。写真は神戸市広報より

この日は観察対象が極小というのがわかっていたので、家人ともども先日購入した単眼鏡を持参しました。ガラス越しに小さな活字や意匠の細部を拾うのに大変役に立ちました。家人は3倍のツァイスですが、近接すると20cmまで寄れ5倍のルーペになるのでこの日は大活躍。私の五藤光学製GT-M518(近接50cm)なので切手相手には寄りきれませんでしたが、大口径なので暗い館内でも明るい視野を提供してくれました。

帰りは有馬の温泉街を少し散歩。前回来たのは10年前ですが、大きく様変わりしたことは外国人観光客が増えたこと。中国語がかしましく飛び交ってました。こんなマイナーな?山奥まで来るんですねぇ。どの看板類には外国語が併記されていました、うむ。

以前は懐かしい昭和のお店がそこそこ残っていたのですが、今回は殆どが近代的にリニューアルされ、町並みが垢抜けしていました。若い人には歓迎されるでしょう。ホテルや温泉旅館もモダンに改装されているようなので、一度宿泊してみようかと思っています。

有馬土産といえば炭酸煎餅。好物ですが今回はこんなレトロなものを発見しました(^^)
Last Modified : 2019-01-10