2019-02-28 (Thu)
18:39
✎

先日、ちょっとおもしろい三脚を購入したのでご紹介します。サイズ的にはコンパクト三脚に分類されるサイズで、テーブル三脚よりはやや大きいサイズにあります。スペック的には伸長1050mm、縮長295mm、重量415g、ロッドアンテナ式に伸張する脚は8段となっています。

ロッドアンテナ式といえばキングのロングラン三脚(写真左)を思い出す人も多いのではないでしょうか。現在でも時々年配の人が観光地の記念撮影で使っているのを見ることがあります。クイック伸張できる三脚といえば、最近ではベルボンのダイレクトコンパイプを採用したウルトラロックが知られていますが、ロッドアンテナ式は伸長の割には外観を細身で仕上げられるというメリットがあります(写真右側)
ところで三脚マニアの私がいまさらこんな三脚を購入したかというと、すばり雲台が交換!できるからです。この手の安価な大衆向けコンパクト三脚は、その殆どがコスト低減のため雲台が一体化されています。そのため折角三脚本体の性能がよくても、付属の雲台がプアーで使えないというケースが大変多いです。そのため使うカメラに適合した雲台に交換できるというのは大変なメリットです。実際このE-2171に装着済みの自由雲台も軽量プラ製ながら、剛性も意外とあり十分使えそうなのですが、構造的にパンができないという致命的欠陥があります。構図を変えるためには三脚ごと回さなくてはいけません(笑)

そこで交換した雲台はベルボンの小型自由雲台 QHD-33。こいつはサイズの割には剛性と固定力に優れます。130gと軽量ながらも標準ズーム付き小型ミラーレスなら支持できます。またカメラネジが独立回転する仕組みなのでカメラをすばやく装着できます。コンデジや小型カメラにクイックシューは似合いません。

脚の開閉角度をワンタッチで変えることができるので、テーブル三脚的なローポジションをとることも可能です。見た目的にはスチールパイプの一段目を黒のビニールスリーブで皮膜しているで精悍さがあります。用途としては1m以上の伸長があるので記念撮影、あるいは意外と剛性感があるのでローライト下での撮影やストロボスタンドにも使えそうです。まぁ例によってコレクションで終わってしまう可能性もありますが(爆) ありそうでなかった雲台を交換できるコンパクト三脚、いかがですか。
★エツミ 8段三脚 マックスエイト ブラック VE-2171
★Velbon 自由雲台 QHD-33 小型 底面径33mm アルミ製 472922
Last Modified : 2019-02-28
Re: 猿画堂さん * by monopod
>小型雲台のなかでは傑作だと思います。
御意!価格以上の高性能ですね。見栄えにこだわらなければ、なかなかのスグレモノだと思います。
御意!価格以上の高性能ですね。見栄えにこだわらなければ、なかなかのスグレモノだと思います。
QHD-33 * by sleepysea
ちょうど日本へ里帰りの直前にこちらの記事でQHD-33の記事を読んで、帰国の際にゲットしました。三脚などのアクセサリー類は海外では手に入らないものも多いのです。タイムリーなタイミングでいい情報を教えていただきありがとうございます!
ミラーレス機+標準ズーム程度ならちゃんと固定できますね。