2019-03-12 (Tue)
18:22
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僕は名機E410以来のフォーサーズ~マイクロフォーサーズファンであります。その機動力に加えてバリューな高性能レンズの豊富さは登場時から納得の一言。以来モデルチェンジごとに買い替えを続けてきましたが、どうしようもない問題点があります。その一つが高ISOノイズ、これに関してはセンサー性能の向上に加えて驚異的な手ブレ防止機能で、よほどの悪条件でなければ難点とは言えなくなってきました。が、どうにもならないのがボケの量。こればかりはフォーマット由来なのでどうしようもありません。
もっとキヤノンのAPS-Cと比較すれば2/3段しか違わないのですが、昨今ブームのフルサイズ機と比較すると2段の違い。これはやはり大きくてMFT最強のF1.2でもフルサイズ換算F2.4のボケ量。オリの25mmF1.4も使ってみましたが、昔使っていたニコンの8514やDC135mmF2と比較すると、やはり空気感がちがうというか、かなりの差があることは否めません。そんなこんなで最近はフルサイズミラーレスも手頃になってきたので、いよいよ一台試して見るかと思っていたら、面白いムック本「ボケ・フォト・ファン」があったので先日紹介した「小さな自然の写し方」と一緒に購入してみました、

やはりその道のプロは上手ですねぇ(当たり前やけど…)。若い頃からこの手の写真はくさるほど見てきていますが、やはり審美眼に大きな差があるということを今更ながら感じ入りました。構成を考えつつ、美しい被写体を大口径レンズで取り込めばそれなりの絵は生まれます。しかしこの本では、被写体よりボケそのものをテーマやアートにした作例が、たくさんあったことが参考になりました。いわゆるボケの量や質云々を超越したボケアートの数々、なかなか面白かったです。
Last Modified : 2019-03-12