2019-04-17 (Wed)
18:52
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最近は遅くなりがちの試写レビューです。ご近所散歩なのでGR向きの被写体ではないが、その点はご容赦。基本的にはAPS初号機GRからの色調を踏襲しているように思うが、微妙に味付けが変わったような気もする。上の写真はスタンダード(イメージコントロール)※画像はすべてJPEG撮って出しリサイズのみ

こちらはビビット設定。通常なら彩度が上がって見えるはずだが差をほとんど感じない。そこでEXIFを見て納得、彩度は変えずにコントラストを+2、シャープをハード、個別画像処理は通常、なるほど。RAW現像やカスタム編集で弄ることができるので、目に見えて変化するような味付けはやらなかったようだ。この程度の落ち着いたビビットなら常用してもよいかも。

僕が好きなポジカラーもチェックしてみた。左がビビット、右がポジカラー。通常より彩度が高いとされているが、見た目の印象ではむしろしっとりした雰囲気。1/3段ほどアンダーか。ハイライトを抑え中間調のコントラストをやや上げたような印象。他メーカーのポジカラー調エフェクトよりはシックな印象で常用OK。

イメージコントロールはビビット。大きいセンサーのおかげで背景は整理されている。なんとなく以前より解像感が低下したような印象だが、等倍ではちゃんと解像している。コンデジにありがちなシャープネスを効かせた画作りではないのだろう。

同じくビビット。マクロ域だがレンズの素晴らしさを感じる一枚。センサーサイズも相まって一般コンデジとはひと味違う描写。

ポジカラーはかなり空が落ちるので印象的な仕上がりとなる。懐かしのコダクロームを思い出すような。

昔からお気に入りのブリーチバイパスだが、かなりチューニングが変わった印象。白飛びが過ぎるので1段以上補正が必要かも。以前はもっとシネマライクなカラグレだったような気がする。カスタム編集で弄ってみたい。

6cm最短領域で奇跡的にピントがきたカット(笑) マクロ域のAFはハイコントラストのフォーカスポイントを選んでもあなた任せのウォブリング。マニュアルAFの操作性もお粗末なためストレスがたまる。もっとも通常の被写体相手ではGR IIよりAF性能が向上しているのでサクサク撮れる。

夜の街にてウィンドウ越しの一枚。ISO640 F2.8 1/30sec -0.7EV。僕はスローシャッターは苦手だが、手ブレ防止はちゃんと機能してるようだ。

ISO1600 F2.8 1/30sec。ノイズは気にならない。1インチセンサーへのアドバンテージを感じる一枚。
久しぶりに使ったAPS-C判GR。総合的にはGR IIより確実にブラッシュアップしているが、画質的には発色や抜けが良くなるとかということもなく、むしろますますGRライクになったような感がある。GRを超えるのはGRということか。ぶれないコンセプトは現在に至っても普遍的で今後もファンを惹きつける存在だと思う。
※この項モノクロ編へ続く
Last Modified : 2020-04-10
Re: panoramaheadさん * by monopod
コメントありがとうございます。最近ちょっと体の調子が上向いてきたので、写欲(射欲ではありません爆)がちょっとずつ回復してきました。飽き性ですが、ちょっと使い込んでみるつもりです。
No title * by keizo-f
いやー、こんなの魅せられたらたまりません。笑
確かにポジカラーがいいですねぇ。
確かにポジカラーがいいですねぇ。
Re: keizo-fさん * by monopod
ポジカラーいいです(^^)
高画質というよりはスナップのためのカメラですね。
高画質というよりはスナップのためのカメラですね。
長く使っておられる方ならではのお話ですね。
今回のフォトはすごく好きです。