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36mmボールは半端ない MENGS BH-36 低重心雲台

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先日、ベルボンのミニ三脚ULTRA 353 mini用に購入した小型雲台MT20Hがナイスだったという記事を書いた(写真左)。200gと小型軽量ながら非常にしっかりした作りだったし、低重心フォルムが格好いい。そこでミニ三脚から外して手持ち超短尺一脚(ベルボン ウルトラスティック スーパー8)に付け替えることにした(写真右)。ばっちりマッチングして大満足。

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そこで新たにULTRA 353用のボール雲台としてMENGS BH-36を新調してみた。一般的に大陸製の雲台は先ずアルカスイス製自由雲台のコピーから始まり、最近ではより革新的スタイルのリアリーライトスタッフを手本にしているようだ。当初は安いだけにぞんざいで、一部には噴飯ものもあったが、年月と共に品質向上や独創性も見られるようになってきた。ここらはドイツなど工業先進国製品のコピーから始まった我が国工業製品と同じ道を辿っている。

写真の雲台MENGS BH-36も、リアリーライトスタッフの低重心モデルを模しているが、軽量化と意匠を兼ねたような肉抜き加工やクイックリリースアダプターに装着されているパンが可能なレバーなど、独自の工夫も見られる。試用しただけだが質感が高く操作性も十分である。しかも尼価格が四千円程度と抜群のバリューだ。

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非常に気に入ったので、長年愛用してきたSLIK製小型自由雲台SBH-1003(写真左)と比較してみた。往年のリンホフをイメージさせるSBH-1003は、小さいながら加工精度は高く作りに妥協がない。昔の雲台なのでアルカスイス互換クランプを追加装着している。対して右のBH-36はロープロファイルながら非常にマッチョである。重量を測ってみるとSBH-1003がクランプ付きで213g、BH-36は236gと見た目ほどの大きな差はない。軽量化が十分に考慮されたデザインだとわかる。試用しても20mmボールと36mmボールの性能差は歴然で、古株のSBH-1003は引退させてライトスタンド用に転用することにした。

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この雲台の特長はなんといっても36mm系のボールを採用していること。雲台の高さが70mm、ベース径が42mmと小型に分類される雲台としては破格である。ちなみに同クラスのオリジナルリアリーライトスタッフのボール径が30mmだから大きいことがわかる。このボールの効果はてきめんで軽く締めただけで非常によく止まる。我が目的であるマクロ付きミラーレス程度なら全く問題なし。

昨今の高級雲台ではスタンダードなテンションコントロールは、残念ながら装備されていない。そのためぞんざいな操作をするとガクッとカメラがお辞儀するので注意。この点はリアリーライトスタッフの1/10以下の価格だから、贅沢は言えない。もっとも力加減を上手くしてやるとメインロックノブだけでもじんわりフレーミングすることはできるし、フレーミング後ロックしても構図はずれない。パンノブは独立しており操作感はナイス。不思議なのはシュークランプに装着されているパンレバー。どんなメリットがあるのだろう。

総合的に非常にできが良く、ブランドに拘らない人にはおすすめのバリュー雲台。この価格帯の大陸製の常として、製品の個体差が大きいということ。今回については幸いあたりがよく返品には至らなかった。大陸製雲台特有の問題点としては水準器がおよそ当てにならない(笑)。いまや日本より進んだ工作機械で作るので精度的には十分だが、組み込む作業員の質、あるいはモラルがまだ低いということかな。

MENGS BH-36 低重心雲台 パノラマ三脚ボールヘッド 三脚および一脚用 アルカスイス互換クランプ
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Last Modified : 2019-06-09

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