2020-04-11 (Sat)
17:43
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以前からQiワイヤレス充電できるイヤホンが欲しかった。過去の経験から、私に合うストレスフリーのイヤホンはAirPodsと決めているのだが、Qi対応のAirPods Proだと、品薄の上に3万円を超える高額で貧乏な私には辛い。もう少しお手軽なものを探していたら、Ankerから出ているSoundcore Liberty Air 2がワイヤレス充電対応の上に、なかなか評判が良い。そこで試してみることにした。

見た目はAirPodsタイプで、いわゆる黒うどん(笑)だが、インナーイヤー型ではなくカナル型になる。カナル型は苦手だが、これからのシーズン、自転車に乗ることが多くなるので、インナーイヤーよりはカナル型のほうが落とさないという安心感はある。さて届いたものを手に取ると、ケースも含めイヤホンの質感は悪くない。売価約1万円の価値はある。

ワイヤレス充電はやはり快適、これだけでもプチ幸せになれる。充電器は同じAnkerのPowerWave 10 Padを使っている。充電自体に問題はないが、やや充電スポットが神経質でイヤホンケースを正確にパッドの中心に置く必要がある。またケースがやや熱を持つ。熱いというほどではないが、手持ちのiPhone11Proの方が温度上昇は少ない。

さて我が家の標準原器であるAirPods(旧型)と比較してみた。使用スマホはiPhone11Pro.
- ケース:Ankerもコンパクトだが、明らかにAirPodsがひと回り小さく省スペース。
- 取り出しやすさ:Ankerは指かかりが悪い上にカチッとした脱着感がない。AirPodsの完成度は素晴らしい。
- 音質:AirPodsは私には必要にして十分。Ankerは中域が凹んだドンシャリ。ここらは個人の好みか。
- ペアリング:Ankerは左右が同時に接続できないことが多く手間がかかる。AirPodsはさすがの一言。
- 片耳使用:Ankerは左右どちらでも単独で使える仕様だが、実際はなかなかうまく接続できずリセットを要求される。この点AirPodsは自由に左右片耳↔両耳の双方向で瞬時に切替可能なため、シーンに応じた使い分けができる。
- 再生時間:スペック上はAnker優位。2年使ってきたAirPodsは電池のヘタリを感じる。
箇条書きにすると、Ankerが見劣りするが実際はそれほど大きい差はない。カナル型のファンで予算的に1万円以内というなら、悪い選択ではないと思う。ただし接続安定性という面でAirPodsは本当に強力で、これはスマホをAndroidに変えたときでも安定している。ただし音量をイヤホン側で変えられないタコ仕様。Ankerの音量調整(アプリでの事前設定が必要)は使いやすく明快でよい。
Last Modified : 2020-04-12