2020-07-14 (Tue)
16:50
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先日キヤノンのRF超望遠レンズのことを記事にしたが、今回は同時発表されたマクロレンズRF85mm F2 MACROをネタにしたい。マクロといってもハーフマクロなので本格的な等倍マクロのように昆虫や小さい花を狙うには厳しいが、一般的な撮影なら十分寄れるので便利ではある。何より開放値がF2なので大きなボケが期待できるし、IS搭載で5段分のブレ補正というのがえらい。

当初発売されたRFレンズ群はすべてブルジョア向きの高性能高額レンズだったので、やっと僕のようなプロレタリアにも購入できるレンズが出てきてホッ。直販価格82,500円と比較的購入しやすい価格だが、コントロールリングやフォーカスリミットスイッチなど手抜きは見られない。フィルター径67mm、全長90.5mm、重量500gとコンパクトなのでマクロに限らず大口径中望遠レンズとしても、手軽に持ち出せそうだ。

当初発売されたRF35mm F1.8 MACROもハーフマクロだったが、マクロというよりはぐんと寄れる明るい準広角35mmレンズというべきで、ちょっとしたテーブルフォトや花マクロに使える汎用性の高い便利レンズだ。今回の85mmレンズも同じコンセプトでエントリー層を素早く取り込みたいという戦略的な商品企画だと思う。本物の等倍マクロレンズ(おそらく100mmF2.8)は「いま作ってるのでちょっと待っててね」という感じかな。まったくもってキヤノンはしたたかである。
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Last Modified : 2020-07-14
Re:panoramaheadさん * by monopod
>100㎜は特許を見ると等倍以上の拡大に対応
それは面白いですね!ここへきてみんな頭を悩まして工夫してますね、ふふ。
それは面白いですね!ここへきてみんな頭を悩まして工夫してますね、ふふ。
かなり面白いレンズになりそうですね。
一番大きいメーカーがEFレンズのラインをなぞるのではなく
変化球をガンガン投げ込んでくるのが面白い!です。