2020-07-20 (Mon)
02:04
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夏の麺といえば、やはり素麺がいい。昼下がりの一刻、つるりとした喉越しの素麺で小腹を満たすと、かなり幸せな気持ちになれるものだ。僕は神戸育ちなので、素麺は子供の頃から「揖保乃糸」だ。揖保乃糸は古くから播州一体で生産が行われており、同地方の名産品でもある。奈良の三輪素麺と双璧をなすブランドだと思う。まぁ小豆島素麺や徳島の半田素麺も十分に美味いが。

ということで我が家では揖保乃糸が筆頭だが、家人が数年前の奈良観光で食べた三輪素麺に惚れ込んでしまって、それからはいきなり「素麺は三輪に限る!」と目黒の殿様のようになってしまった。揖保乃糸とは一味違う風味の三輪素麺は僕も嫌いではない。そして先日、家人が三輪素麺の極細バージョン「三輪山本 極細手延べそうめん 白龍」を通販で探し出してきたのだ。直径約0.6ミリという細さであり、梅雨時期を2回越した古物(ひねもの)というので大いに味が期待できる。

早速家人が作ってくれたのが上の写真。茹で時間は60秒とかなり短い。極細なので以前食べた三輪素麺とはかなり味わいが異なるが、細い分よく出汁が麺に絡んで美味い。いつも食べている揖保乃糸と比べてみれば、それほどアドバンテージがあるわけではないが、小麦粉の味わい、甘みという点でやや上か。まぁ安い素麺ではないので価格分美味しいはずというプラシーボ効果かもしれない。次回はノーマルな三輪素麺を作ってもらおう。
Last Modified : 2020-07-20
そういえばこの揖保乃糸の「柄」の浮き輪(?)みたいなのが出て話題になっていましたね。
あれはひとつ欲しいw