2020-07-30 (Thu)
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ちょっとブログネタの食べ物や酒を撮ることがよくある。元々カメラ好きなのでリビングにも一通り照明機材を置いていたりするが、セッティングが都度面倒だし、せっかくの心づくしが冷えてしまったりする。カメラの設定やライティングも気を使ってやっているのだが、腕が悪いので大した写真は撮れない。家人はというと「不味そう、ボソ」と辛辣である。そこでミラーレスをやめてスマホにアプリを仕込んで、テストしてみた。スマホはかなりいい絵を吐いてくれるiPhone11Pro、アプリは人気のFoodieだ。

まずは食材で試してみた。まずはロースハムでテスト。左はデフォルトのまま、右はFoodieである。フィルターはおすすめのYU3、食品撮影用のパラメータだ。オリジナルもそれほど悪くないが、より美味しそうに見える。全体にトーンカーブをかなり持ち上げているがハイライトの飛びはぎりぎり抑えられている。

次は調理前のスペアリブ(塩コショウで味付けした状態)だ。これはかなりの差がついた。修正前は生肉の鮮度が低く見えるが、修正後は赤味が増して鮮度感が向上している。

プレッツェルも撮ってみたが、フィルターの効果は抜群だ。Photoshopで弄るような場合は、オリジナル画像を尊重しつつ加工するから、なかなか思い切ったパラメーターを採用できないが、アプリ任せだと「どかん!」と盛ってくれるので、ある意味気楽ではある。

最後に料理の写真。効果は一目瞭然でFoodieの出来の良さが確認された。色温度とホワイトバランスをうまく設定しているようなので食材の自然感は損なわれていない。皿の色味についてはオリジナルより本物に近いぐらいだ。なお今回撮影時の露出補正は一切行っていないが、適切な露出補正をすればより良い結果がえられるはず。照明は天井のシーリングライト(昼白色LED)だけ、撮影は一切スマホ任せであることを考えれば上出来で、家人にあっさり「いつもより美味しそう」といわれてしまった(涙目)
Foodieで好結果が得られたのは、素のiPhone11Proのカメラが高性能であることも反映していると思う。またシャッター音が無音なので出先での撮影には重宝するだろう。今回は撮って出しで使わなかったが、撮影画像の編集も可能だ。露出、コントラスト、彩度など13項目のパラメーターが用意されている。料理以外のフィルターやレシピもたくさん用意されている。従来のコンデジにもいろいろなフィルターが用意されていたが、正直使う気にならなかった。しかしスマホのアプリは大画面IFと強力なCPUを生かして、いとも簡単に高度なレタッチ作業をこなしてしまう、いやはや参りました。
Last Modified : 2020-07-30