2020-10-16 (Fri)
15:10
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永遠のライバルというのはどの分野にもあって、巨人と阪神、アムロとシャア、コシヒカリとササニシキなど枚挙にいとまがない。そこでカミソリはいえばジレットとシック、いずれも世界シェア1位と2位だ。使い捨てカミソリの元祖であり国産の雄である貝印といえどもブランド力ではこの2社に到底かなわない。
実はこのところお風呂シェーバーを使っていたのだが、剃り味はともかく毎度のクリーニングとメンテが面倒になって、T字カミソリに戻すことにした。過去の経験から替刃交換式は面倒かつコストバリューが悪いということがわかっていたので、今回も使い捨てを選んでみた。同時にジレットとシックの代表的かつ一番人気を争う定番同士を比較してみた。ちなみは僕は髭が薄い方なので、カミソリとの相性はある。

こちらは先日まで使っていたジレットカスタムプラスEX。いまどき少ない2枚刃だが、刃がヒゲをよく拾うので深ゾリがきく。丁寧かつ強めに当てれば剃り残しは殆どない。しかしその分肌荒れはしやすくひりつき感は残る。首振り&スムーサー付きだが効果はそれほど感じない。Amazonで10本入り513円(51円/本)と最安クラスなので懐には優しい。当たり前だが数回使うと切れ味は確実に落ちてくるので交換となる。

今回ジレットとの比較のために購入したシックエクストリーム3。3枚刃でかつ本体もジレットよりも一回り大きいので、見た目の高級感はある。僕の大きめの手にはよくフィットする。こちらも首振り式でスムーサー付きだが、スムーサーの効きはジレットより良好で肌の滑りは大変よい。3枚刃なので肌への当たりはジレットより柔らかいが、今ひとつ剃り味に欠ける。しかし時間をかけて丁寧に剃れば剃り残しは殆どない。当たりが柔らかい分ひりつき感は少ない。Amazonで15本入り991円(@66円)とこれも安い。コストバリューよし。

人気の定番同士を比較してみたが、結果的には優劣をつけられなかった。さすが両メーカーとも長年支持されているだけのことはある。体質や髭の濃い薄いで結果は変わってくるだろう。個人的には欲をいえばシックのハンドルにジレットの刃をつけてくれればいいのだが。切れ味最優先ならジレット、肌への優しさも含めて総合性能ならシックというところか。どちらを選んでもよほどの剛毛でない限り不満はないと思う。使い捨ては清潔だし面倒くさがり屋にはもってこいだろう。ということで今回の検証終わり。
Last Modified : 2020-12-28