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ギヤマンの精緻に驚く!神戸博物館「和(なごみ)のガラス」

和のガラス展詳細ページチラシ画像
わが街に建つ神戸市立博物館(旧東京銀行神戸支店)は、その古典主義様式の素晴らしい外観で僕のお気に入りの建物の一つだ。昨年リニューアルされ一度行こうと思っているうちに、見たい展示の催しがなかったりコロナによる休館で、とうとう見学が叶わなかった。ところが先日、現在開催中の「和(なごみ)のガラス」展示会を、家人が見たいと言い出した。いちどいきたいとおもっていたし、内部がどう変わったのか興味があったので先日同行して覗いてきた。

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地味な催しなので内容的にあまり期待はしていなかったのだが、ところがどっこい、ビイドロやギアマンと呼ばれる硝子細工の精緻な造型、技術には驚くばかりだった。

「型吹き泡玉文緑色ガラス蓋物」(サントリー美術館)
現代のような工具がなかった時代にも関わらず、江戸時代の職人たちの感性、技の素晴らしさには感服した。いわゆる目の保養で時間が経つのを忘れた。

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特に面白かったのが薩摩切子。現存する数はわずか200点、現代では貴重な骨董とされ、我々が百貨店などで目にするそれは、復刻工芸品である。それら現代の品を見ていいなと思ったことは一度もないが、本物は素晴らしかった。認識を新たにした次第である。

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見学の後はアフターヌーンティー。以前は老舗高砂屋がショップを出していたのだが、リニューアルを機に退店、現在は「TOOTH TOOTH凸凹茶房」が出店している。TOOTH TOOTHは僕たち二人が好きな洋菓子店なので、どんな店を作ったのかと思っていたら、さすが博物館の雰囲気に合うロケーションカフェだった。二人がいただいたのはパティスリーらしい小粋な盛り付けられた和スイーツ5種(写真上)。僕は美味しいコーヒーを飲んで少しご機嫌になった。
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Last Modified : 2020-11-07

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