2021-01-04 (Mon)
22:25
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昨年末のことだったが、永らく包丁を研いでいないことを思い出した。いつもは流し台に台拭きを敷き、その上に砥石を置いて研いでいるのだが安定性に欠ける。そこで以前から欲しかった砥石台を購入することにした。しかし調べてみたら我が家のシンクはちょっと変形なので、寸法や形状的にぴったり設置できる砥石台がない。仕方ないのでDIYで自作してみた。

自作といっても凝ったものではない。ホームセンターで仕入れた木材をシンクの奥行きに合わせてカットしただけのものだ。奥側には滑り止めのための木片と、手前側に水が流れてこないように水返しを設けている。直接砥石に蛇口から水をかけることができるようになったので便利だ。

裏側にはシンクにきっちり嵌まり込んで固定するための木材を取り付けた。シンクの内寸と合わせているのでグラつきはまったくなく、安定して研ぐことが可能になった。また耐水性を持たせるためにクリアラッカーを厚めに塗っている。

近年は天然砥石が価格的にも入手困難になった。そこで我が家もセラミック砥石を4種ばかり揃えている。しかしステンレスやスェーデン鋼を使った超硬包丁相手だと研ぎに時間がかかる。このところ我が家の包丁も出刃も含めてほとんどがステンレスになったので、砥力が高いといわれるダイヤモンド砥石を試してみることにした。価格は3,019円、両面使えるのでいままで使っていたシャプトン砥石より割安ではある。素材は6mmの鉄板なので、研ぎ減りによる面直しは不要だ。

表面が荒砥の400番、裏面が仕上の1000番になっているので便利だ。使ってみると確かに刃がつくのが早い。ステンレスなら従来の1/3ぐらい、炭素鋼ならあっという間だ。砥石というよりはヤスリという感じで、手応えにかなり違和感がある。慣れるのに時間がかかりそう。識者によると使い込んで表面のダイヤモンドが少し落ちたぐらいがいいそうで、力を入れずにすんなり研ぐのがコツとだとか。研いだものを家人に渡して感想を聞いたら「よく切れる!」とのこと、ホッ。★SK11両面ダイヤモンド砥石
Last Modified : 2021-01-04