2021-02-18 (Thu)
18:05
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コロナや自身の病気で、鳥見に出かけることは随分減ってしまったが、やはり引きこもり過ぎると運動不足になるので、時々は外出して鳥見がてら歩くことを心がけている。ということで先日は二年ぶりに水鳥を観察しに出かけた。近場は食傷気味なので、今回は車で1時間ほどの神戸は西区にある小鳥喰池へ出かけた。初めて行くのでどう読むのか調べたら、なんと「ことりはべいけ」と読むらしい。面白い地名だ。小鳥喰池は神出野池群(かんでのいけぐん)の一つで、ここらにたくさんある溜池の一つだ。画面左手水辺先端にある建物は神納大歳神社(かんのうおおとしじんじゃ)。鳥見に気を取られて、うっかりお賽銭を上げるのを忘れた、ゴメンナサイ。

当日は素晴らしい鳥見日和で、たくさんのカモ、野鳥に出会えた。例によってカモたちのポイントは遠いので僕の10倍双眼鏡では役不足だったが、家人は30倍スコープ持参だったので、次々と同定。ミコアイサもいたのでちょっとハッピー。画質が悪いが小さいコンデジだし、これでもデジタル1000mmオーバーだからご容赦。

写真は久しぶりに出会ったツグミ。このへんは田園地帯なのでツグミやムクドリは多い。圧巻はこのあと出会えた猛禽類。ぼっと空を見上げていたら、チョウゲンポウが風上に向かって飛翔している。向かい風が強いのか、かなり羽ばたいているのだが殆ど進まない。タカ類の飛翔能力は折り紙つきのはずなのだが? 帰ってから調べたらチョウゲンポウはホバリングが得意だとか。進まないのではなく駆虫停止で獲物を探していたのだ。勉強になった。コンデジを持っていたのでこの様子を撮ったのだが、焦ったため初歩的な操作ミスでピントが全く合わず、残念。がっくりしていたら今度は家人がノスリ、僕がミサゴを発見、チョウゲンポウ共々長い滞空時間だったので、十分観察することができた~バンザイ。

ここは小鳥喰池(ことりはべいけ)の700m東に位置する大鳥喰池(おおとりはべいけ)。面白くも対になった名前の池だから、ここにも立ち寄ってみた。小鳥喰池とほぼ同じ水鳥たちがいたが、ここは田んぼ傍なのでちょっと足場が悪い上に、農作業をするお百姓さんがいるときは気を遣う。観察地点の立ち入りには配慮が必要と思った。
さて当日出会えた鳥たちは、ノスリ、チョウゲンポウ、ミサゴ、モズ、セキレイ、ツグミなど、加えて水鳥はカイツブリ、オオバン、カルガモ、スズガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、ミコアイサ、マガモ、キンクロハジロ、ダイサギ、コサギなど全24種。大漁で家人ともども納得。
Last Modified : 2021-02-24