2021-03-02 (Tue)
18:13
✎

朝から快晴だったので近所にある「あいな里山公園」へ散歩がてらの探鳥に出かけた。このところタカに遭遇しているので、この日も出会えないという期待がある。あいな里山公園は正式には国営明石海峡公園神戸地区といって、コンセプトは『里地里山文化公園』。神戸市北区愛な地区に里山と農村の暮らしを再現した自然公園だ。
四季折々の里山風景は気持ちいいし、もちろん多様な生き物たちにも会える。面白いのはレストランやカフェ、売店がなく、自販機の数も非常に少ないこと。レジャー目的には不便だが、これはこれで悪くないと思う。写真に写っている農家は白拍子(しらべし)の家、茅葺き民家を移築したものだ。画面右手奥に小さく見える二つの山は神出町にある雌岡山(左・めっこさん/249m)雄岡山(右・おっこさん/241m)。いずれも低い山だがハイカーには人気がある。

着いたのが正午過ぎと中途半端な時間だったので、鳥たちにはあまり出会えなかった。それでも陽光を浴びた里山の空気は気持ちがよかった。地元の農家が管理している田んぼや畑が多いからだろう、ツグミやホオジロが目立った。

少し風があったが、梅林は盛りで美しく咲き誇っていた。道端の足元にはオオイヌノフグリがもう顔を出していた。笑える名前の雑草だが、僕はこいつの可憐な花が好きだ。

期待のタカには遭遇しなかったが、気分良く歩けたので良しとしよう。この日出会えた鳥たちは、ジョウビタキ、ハクセキレイ、ツグミ、ホオジロ、エナガ、ハシビロガモなど8種類、久しぶりの貧果だった(笑)
Last Modified : 2021-03-02