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大人の遠足 史跡今城塚古墳

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先日高槻の病院で受診した帰り道に、高槻市内にある史跡今城塚古墳に立ち寄ってみた。ここは以前「武士の家計簿」を執筆した磯田道史氏が必見!とNHKの歴史番組で力説されていた古墳で、以前から気になっていたスポットだ。今城塚古墳は、531年に没した第26代継体天皇の真の陵墓と考えられ、古墳時代の大王陵としては唯一、淀川流域に築かれた古墳だ。

天皇陵に一般人の立ち入りは考えられないが、宮内庁は茨木市の太田茶臼山古墳(5C半ばの築造)を継体天皇陵として指定しているため、ここは宮内庁の管轄下にはなく高槻市により史跡公園化されたというわけだ。宮内庁による天皇陵古墳の指定間違いはたくさんあるとされ、ここもその典型的な例だとか。いずれにせよその御蔭でわれわれも見学できる恩恵にあずかれるわけだ。ここの堀ではトモエガモの観察報告があったので、双眼鏡を持参した。

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アプローチから見た景観で奥の丘が古墳になる。その手前に埴輪がたくさん並べられた祭祈場(復元)が見えている。とても天気が良かったので市民がくつろぐ姿が多く見られた。

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北側広場、満開の桜の下でお弁当を広げる家族連れが目立った。

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古墳の周囲は芝生広場になっていて、子どもたちの良い遊び場だ。

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きれいに整備された堀。残念ながらトモエガモの姿は見られず。

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墳丘に登ってみた。特に古墳見学を意識したような復元はされていなかったが、継体天皇の御陵と思えば感慨深い。

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西側からの景観。壕の周囲には埴輪がずらりと並べられていた。ここは周辺施設も含めて「いましろ大王の杜」と呼ばれる古墳公園で、そこかしこに行政のきめ細かい市民サービスが感じられた。周囲は閑静な住宅地で、とても環境の良いところだ。この日出会えた鳥たちは、ヒドリガモ、スズガモ、カルガモ、オオバン、カワウ、シメなど10種。 ※次回/今城塚古代歴史館編に続く
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Last Modified : 2021-11-08

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