2021-05-26 (Wed)
23:14
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ちょっと前の話だが、赤ワインをきらしたと家人がいうので近所のローソンへ仕入れに出かけた。定番アルパカを買おうと棚を見ていたら、見慣れないラベルがある。老眼を凝らしてみたらPinot Noirとあるではないか。僕がワイン好きになったきっかけの品種である。稼ぎが悪いので本家ブルゴーニュのプレミアムものは滅多に飲めないが、チリなど手軽なものならよく試している。今回も迷わずポチッ、お代は格安517円也。

早速、家人が焼いたミニッツステーキでマリアージュ(笑)。過去の経験からして格安ワインで美味いと思ったピノ・ノワールはない。やはり木樽で熟成させないとあの風味は出ないのだと思っていた.。しかしこのピノ・ノワールはかなかなかいける。もちろんブルゴーニュのような重厚かつ複雑な味わいはないけれど、軽やかなフローラルの香り、適度な酸味、ライトながら適度なボリューム感もある。ワンコインで買えることを思えば素晴らしい。ローソン取り扱いなので入手も楽だ。

製造元はLFE(Luis Felipe Edwards ルイスフェリペエドワーズ)、ちょっと調べてみたら、1976年創設の家族経営ワイナリーという。欧州市場で成功を収め、100%家族経営のワイナリーとしてはチリ国内最大、国際的ワインコンクールで受賞常連だとか。ホームページを見てみたが、素晴らしいワイン畑の景観に舌を巻いた。なかなか行ける身分ではないが、写真を見ただけでも美味いワインができるはずだと妙に納得してしまった。なにはともあれいいワインに出会えた。
Last Modified : 2021-05-27